希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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交霊会の余話として【1】無限の霊的知識を学び続ける霊能者*人は低く沈んだ分、高く上がれる

 前回まで全15回に渡り、霊能者のジェームズ ヴァン プラグ氏とジョン ホランド氏の交霊会の様子をお伝えしました。16回目もお伝えする予定ですが、今回は霊能力という特殊な才能を持つ霊能者に注目し、これまで交霊会関連の記事内でお伝えしきれなかった霊的知識をお伝えします。

霊能者は霊的進化の先駆者

 当ブログでは、モーリス バーバネルヘレン ヒューズエステル ロバーツフランク リーア等、20世紀に活躍したイギリス人霊能者について、お伝えしたことがあります。
 いずれも自身の類まれな能力を、最愛の人を亡くした人のために役立てるべく、生涯の全てを捧げた方です。半世紀以上の活動期間を持つ人も少なくありません。
 霊能力とは、魂が霊的に進化した特徴の一つとして霊体に顕現します。肉体的な特徴とは一切関係がありません。画家は視覚的に、音楽家は聴覚的にインスピレーションを受け取るように、霊能者は芸術分野ではなく霊的分野で視覚や聴覚などを用いて霊的情報を受け取ることができます。彼らは霊の世界の住人とコミュニケーションをとることで、他の魂の霊的成長を促す使命を持つ霊的進化の先駆者なのです。
 中にはせっかくの能力を悪用したり、高圧的な言動で人心をコントールしようとする人もいますが、霊能者が地上の俗世的な欲望に惑わされることはあってはならず、真の霊能者は、霊能力や霊的知識の悪用ほど霊的に重い罪はないということを肝に銘じています。
 霊的に優れた人とは本来、心優しい人のことをいい、霊能者の言動は優しさと謙虚さに満ちたものでなくてはなりません。
 霊能者のプラグ氏はよく「私は霊的知識を皆さんにお伝えする時、一時的に先生のような立場になりますが、それ以外は常に霊的知識を学ぶ生徒です」と述べています。
 この言葉は、どれほど有能な霊能者でも、地上にいながら得られる霊的知識はごく基本的なことのみということを表しています。霊の世界はそれほど広大で、霊的知識が無限に存在するため、その実像に触れた人は自然に謙虚になります。

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より多くの霊的知識を求めて

 天国には無数の界層(暮らす境涯)があり、死後、人は自分の霊的成長度に適合したところに導かれます。さらにより快適な上の界層には、それ相応の霊的成長と霊的知識を得るまでは行けないため、人は他界しても、自分の霊的理解力をこえたことは、何一つわかりません。
 一つ例をあげると、天国には太陽とは別の光源があり、昼夜も時間もなく、輝かしい光に絶えず照らされています。しかし一生の間に、死後の世界についてほとんど意識にのぼらなかった方は、地上世界の環境とほとんど変わらない低い界層に死後導かれます。ここには霊的なことに感応できず、初歩的な霊的教育を必要とする方が集まります。
  交霊会にそうした方が現れ、仮に地上の家族が「天国では何をしているの?」と尋ねると、「朝は○○をして、昼は○○をして、夜は・・・」という答えが返ってきます。天国で本来存在しないはずの昼夜のある生活をしているのは、天国でも昼夜があると思い込んでいるためです。
 20世紀の英国で、最高の霊能者といわれたグラディス レナードは「死後の世界は思念が全てです」と言っていますが、まさにその人の"思い込み”が現実世界となることを表しています。死後の世界を完全否定したり、宗教的な死後の世界観を頑なに信じてしまうことの危うさはここにあります。その人の思考のスキを見て、霊的ガイドや親族・友人が真実を伝えようとするのですが、心の鎖をほどくのは容易ではありません。
 もう一つ例をあげると、霊体は栄養を摂取する必要がなく、天国では一切の飲食が不要です。しかし、必要だと思っている方の霊体には、肉体と全く同じ臓器がそっくりそのまま存在します。
 何かを食べたり飲みたい時には、その対象をはっきりイメージするだけで、何でも自分の思念で創造することができます。実際に交霊会でも、生前たしなんでいたタバコやお酒を手にして現れる霊も少なからずいます。
 次第に霊的意識の覚醒と共に、お腹がすかないことに気づき「ここでは飲食は不要なんだ」と悟ると、霊体内にある臓器は消えていきます。また、タバコやお酒は自身の霊的成長に全く不要だと気づくと、一切興味を示さなくなります。
 このように、目に見える風景から生活習慣まで、その人が霊的に啓発されたレベルによって、天国での体験や環境が異なります。
 交霊会には他界して間もない方など、比較的低い界層にいる霊が現れることが多いため、霊能者は天国の全体像や高い界層の実像をできるだけ多く知るべく、自分の経験だけに頼らず、積極的に霊的知識を求めます。次はその一例をご紹介します。
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霊能者を支えるアメリカインディアンの賢者

 ある時、プラグ氏がおすすめの著書を紹介していて、その中で「この本から多くを学びました」と言って、最も強調している本がありました。タイトルは‟White Eagle”となっていました。
 ホワイトイーグルとは、20世紀初頭からイギリス人霊能者のグレイス クック(Grace Cooke/1892-1979)を通して霊的知識を伝えた霊の名前です。プラグ氏が勧めていた著書は、グレイス クックがホワイトイーグルの霊言をまとめたものです。
 当ブログでは高級霊シルバーバーチが霊能者モーリス バーバーネルを通して半世紀以上に渡り伝えた霊的知識を、記事内で何度かお伝えしてきました。特集記事以外にもあらゆる記事内に、シルバーバーチなどの高級霊の発した霊言をたくさん散りばめています。
 ホワイトイーグルは、シルバーバーチ同志と呼んでいる高級霊です。両者はほぼ同時期に地上で霊的知識を伝える活動を始めました。他にもほぼ同じ時期に、レッド クラウドという高級霊が、霊能者エステル ロバーツを通して霊的知識を伝えました。
 彼らの活動は自発的なものではなく、スピリチュアリズム(1848~)と呼ばれる、霊界における地上社会への霊的知識普及を目的とした、空前絶後の組織的な計画によるものです。
 霊的知識は各高級霊が考え出したものではなく、さらにとてつもなく高い界層にいる最高級霊から直々に依頼を受けたホワイトイーグルのような高級霊が快諾し、地上の霊能者と協調関係を築いた上で、その崇高な使命を全うしました。
 なお、ホワイトイーグルとかレッドクラウドという名前からもお察しいただけると思いますが、彼らはかつて地上でアメリカインディアンとして生きた霊です。
 アメリカインディアンは歴史的に、霊的知識にのっとった生き方を実践し、霊能力を有する人も多くいました。彼らの気高い文明は、西洋人の武力と共に悲劇と衰退の一途をたどりましたが、他界後、霊的ガイドとして高い志を持つ霊能者の人生を導く重要な役割を担っているのです。
 霊能者(アメリカインディアンの霊的ガイド)という形で少し例にあげると、キャサリン バーケル(ホワイトホーク)、エセル ポストパリッシュ(シルバーベル)、エステル ロバーツ(レッド クラウド)、ヘレン ヒューズ(ホワイトフェザー)という関係がよく知られています。
 ちなみにプラグ氏にも複数の霊的ガイドがいて、その中の一人がゴールデンフェザーという名のアメリカインディアンの霊です。前回までにお伝えしたような交霊会は、ゴールデンフェザーらの厚い支援があってこそ成功します。
 天国には無限の界層があるのと比例して霊的知識も無限にあるため、プラグ氏のような天才型の霊能者も、霊界の高界層から派遣された使者の言葉からひたすら学んでいるというわけです。
  記事の冒頭にあげたイギリス人霊能者たちも、お互いに交流を深めて霊的知識を学び合い、多くの霊的書物を精読するなど、生涯自己研鑽に努めていました。
 私たちは永遠に霊的成長を求め続ける霊的存在です。一つの山を登り終えると、さらに高い山があることを知り、また歩み始めます。その連続です。霊的知識も「ここまで知っておけば、あとは知らなくても大丈夫」ということはありません。

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「あなたならできる」本当の自分を信じて

 霊的知識は、人生は死をこえて確実に続くという、人類の普遍的な真実を伝えています。私たちが死者と考えている人たちは、この世で生きている人たち同様に、とても現実的な存在であり、生前同様の個性を携えています。
 また、天国は多くの人にとって地上世界とは比べようもないほど自由で、快適で、安全で、光輝あふれる美しい世界です。ただし地上人生の物的財産や地位・肩書が何の価値もなく、唯一の富が人生で培った心の優しさであり、その優しさの量によって生活の場が変わるという事実を知っておくことが大切です。
 そのため、人生で物的なことのみを求める人は、幻影を追い求め永遠を忘れているために大きな過ちを犯すと、高級霊が口をそろえて強調します。
 永遠なるものは心の豊かさ、日常生活における愛ある言動です。善意をもって人に接することで、魂の内部の霊性が発揮され、消えることのない霊的成長として刻まれます。
 今回の記事では高級霊の存在をお伝えしましたが、その言葉はいつも励まし思いやりに満ちています。自らがかつて地上人生で数々の艱難辛苦を経験したことがあるので、人々に大変深い理解力と寛容心を持っているのです。高級霊は、人は低く沈んだ分、高く上がれるという人生の真実の体現者です。
 彼らは「君たちも頑張れば私たちのようになれるよ」と、地上の人間を見下ろすようにして霊的知識を伝えに来たのではありません。
 自ら膝をついて優しく手をとるような姿勢で、「あなた方一人一人が特別な存在です。対人関係で弱気になったり、人生を恐れてはいけません。心配は何の役にも立ちません。どんなことも自分ならできる、やれると強く信じて生きれば、あなたはいかなる試練も乗り越えられます。必ず道は開けます」と人間の持つ真の力を伝えにきたのです。
 高級霊や霊能者だけが特別なのではありません。あなたは霊的存在であり、神の分霊であり、特別でかけがえのない存在です。
 個人的な打算ではなく、愛に基づいた動機から誰かの幸せを思ったり、世の中を少しでも明るくしようと決意した人には、霊的親和力により同じ思いを抱く高級霊を引き寄せます。そして、人生全般を最善へと導いてくれます。つい弱気になった時でも、真心からこんな思念を送り勇気づけてくれます。
「私たちができなかったことでさえ、あなたならできる」

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani
参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)、天国との対話(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、霊性進化の道(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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