希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。◎当ブログの記事内容の一部及び全てについて、無断で勝手に引用、転載、複製し二次利用することは、固くお断りいたします。

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交霊会に学ぶ霊的知識【15】一人の男性の前に、次々と霊がメッセージを伝えに現れる

 交霊会のお話も15回目になりました。記事を読み続けて下さっている皆様に、心から感謝しています。今回は、霊能者・ジェームズ ヴァン プラグ氏の交霊会で、過酷な人生を送ってきた同性愛者の男性(ピーター)の前に次々と霊が現れ、メッセージを伝える様子をお伝えします。

夢の中ではいつも一緒*恋人からのメッセージ

 ピーターは、エイズで亡くなった恋人の声を聴きたくて、プラグ氏の交霊会に参加しました。

ジェームズ:こちらに男性の霊がいます。明るい笑顔をお持ちで、何としてもあなたと話がしたいそうです。ブロンドの髪でとてもハンサムな方です。ノリスという名前をご存じですか?
ピーター:ええ、ノリスです。彼の名前です。
ジェームズノリ―と呼んでほしいんだと言っています。
ピーター:そうなんです。それが彼のニックネームです。僕はいつも彼をノリ―と呼んでいたんです。
ジェームズ:彼はナンシーによろしく伝えてほしいそうです。どうか僕の愛と感謝の念を伝えてほしいと。
ピーター:ええ、必ず伝えます。彼女は親友でノリ―の死を看取ってくれました。
ジェームズ:ノリ―はベッドサイドの金色のランプがとても気に入ってる、と言っています。彼がその一つに昨日イタズラしたようですよ。
ピーター:実は昨日、ベッドの右側のランプの電球が切れたんです。ノリ―の仕業に違いないと思いました。彼が寝ていた側のランプですから。あの電球は一週間前に取り換えたばかりだったんです。
*ノリスはピーターにまた話そう。夢の中ではいつも一緒だよと言って姿を消しました。するとすぐに、女性の霊が現れました。

◎霊体はエネルギー体で、天国にいる方は電気系統に影響を与えることができます。ノリスは元々イタズラ好きだったのでしょう。明るい性格は、天国に行っても何ら変わることありません。 
 また、天国の住人と地上の人間が、最も確実にコミュニケーションをとることができる方法が、睡眠中の夢です。睡眠中は、肉体と霊体をつなげているシルバーコードが伸び、私たちは霊体で天国を旅します。
 この天国の旅は愛する人に会うだけでなく、いつか訪れる死後の世界の環境に、慣れる目的があります。実際に死後、霊体に刻まれた睡眠中の記憶を徐々に思い出し、慣れ親しんだ環境にいることに安堵を覚えます。
 夢で大切な人に会っても、その記憶を全部覚えていることは、ほとんどありません。覚えていたとしても記憶が歪んだり、断片的であったりします。通常、高次元の世界の出来事を、人間の脳では処理しきれないのです。
 しかし、毎朝起床後すぐに夢日記をつけたり、普段から瞑想を習慣にすると、夢の内容を少しずつ覚えていられるようになります。すぐに結果が出なくても、霊的なことはとにかく根気よく続け、焦らないことが大切です。

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息子は優しい子*母からのメッセージ

 プラグ氏は、次に現れた女性の霊から大変重たいエネルギーを感じました。この女性が深い罪悪感と後悔を抱えていたためです。

ジェームズ:こちらにイギリス訛りのジュリーという名の女性の霊がいます。母親のエネルギーです。あなたのお母さんは他界されていますか?
ピーター:はい。お母さん、来てくれてありがとう。
ジェームズ:この方はとても動揺しています。あなたに心から申し訳なく思っています。彼女はあなたのそばにいてあげられなかったことを後悔し、どうしてもあなたに許してほしいと言っています。
ピーター:(目に涙をあふれさせ)母を許します。僕もよくわかっていますから。
ジェームズ:あなたに対して、ろくに母親らしいこともしてやれなかった。特に幼い頃のあなたに、いろんなことを教えてあげられたら、どんなによかったかとひどく後悔しています。そのせいであなたに大きな苦しみを与えてしまったけれど、ある意味ではかえってあなたは強くなったのではないかと思うとおっしゃっています。
ピーター:その通りだと思います。確かに厳しい道のりでしたが、人間としてたくましくなり、自信も身につきました。
ジェームズ:お母さんは、あなたのことをとても誇りに思っていますよ。息子は思いやり深い心の持ち主だと。いずれあなたが他界した時、自分のことをもっとよく理解してもらえるだろうと言っています。
*ピーターは笑顔をみせ、母親との会話はここで終わりました。

◎実はピーターは、5歳から15歳の間、孤児院に預けられていました。子供にとって親はとても大きな存在ですが、親もまた、霊的な学びの途中である一つの魂です。親になるということは、カルマ的にも子育てを通して何か学ぶ必要があることを意味します。
 魂は誕生前に、今回の人生で自分の霊的成長に最適な国、家庭・両親を選びます。命に関することは霊的なことですので、地上的な物差しで魂と家庭の関係を考えてはいけません。
 たとえば前世で良いことをしたから、優しい両親の元や裕福な家庭に生まれるわけではなく、悪いことをしたから過酷な環境の家庭に生まれるわけではありません。中にはあえて過酷な環境に飛び込み、一層の霊的成長を求める魂もいます。
 進化を遂げた魂は、ぜいたくや名声、家柄を望まないものです。たとえそのような立場に置かれても、それを自分より困っている人ために役立てようとします。
 病弱な身体や障害を背負って生まれてくる子供もいます。だからといって魂そのものに何か異常があるわけではなく、完璧な霊体を備えており、大変高い霊性を持つ魂の場合もあります。今回の人生では多くの試練を通して、より豊かな霊的資質を得る目的があります。
 一生を終えた後は、天国で霊体のみで生きるので、あらゆる病気や障害はなくなります。

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本当に申し訳ない*修道女からのメッセージ

 最後にもう一人、ピーターの許しを必要としている女性の霊が現れました。女性はシスター イーディスと名乗り、生前、孤児院でピーターの世話をしていた修道女でした。

ジェームズ:彼女は本当に申し訳なかったと言い、あなたの許しを懇願しています。私はとても意地悪で残酷だったと言っています。
ピーター:はい、怖かったです。
ジェームズ:彼女は地上にいた頃よりも、現在のほうが深く後悔しているそうです。自分には忍耐力がなく、欲求不満がたまっていたのだと言っています。ああいう環境に身を置きたくなく、彼女はその怒りを子供たちにぶつけました。
ピーター:その通りです。彼女は恐ろしい人だった。あんなひどいことをした女性をそうそう許せるものではありません。あの人は全く場違いなところにいたというべきです。
ジェームズ:彼女はそこにいるよう、家族に強制されたそうです。
ピーター:(一分ほど黙り込んだ後)もちろん、僕は彼女を許します。でも忘れるのは無理です。
ジェームズ:許しという形で、あなたの愛を示してもらって感謝していると彼女が言っています。

◎本来「自分がされて嫌なことは人にしてはダメだよ、自分がしてもらいたいことを人にしなさい」と、お互いを思いやることの大切さを教える立場にある宗教者が、子供に恐怖心を植えつけるような態度をとっていたため、死後、深い後悔にさいなまれています。
 地上の既存宗教は、教義や儀式ばかりに比重を置きがちですが、宗教とは本来「神=無条件の愛」に近づくための心がけのことであり、その行為の結果が、心に内なる静粛や安らぎをもたらします。宗教者は愛と慈しみの行為を実践し、人々の模範となるべき人たちなのです。
 前回の記事でもお伝えした通り、人間は皆、霊的一大家族です。誰かを意図的に傷つけることは、結局は自分自身を叩きのめしているのと同じです。そして、たとえ見知らぬ人でも誰かに優しくできたのなら、自分を幸せにしているのと同じことです。
 実際に、霊的法則により人は自分がしたことを必ず受け取るようになっています。どんな善意も、決して無駄になることはありません。

"Love yourself”*自分が自分のベストフレンドに

 社会問題となることの多くは、誰かが自分の内部の怒りをコントロールできず、周囲の人に攻撃的になってしまうことで起こります。
 やめておけばよかった、何であんなことをしてしまったんだろう、自分と同じ過ちは犯してほしくない。先に他界した方々は、深い後悔の中から人生を見つめなおし、自身が学んだ教訓を交霊会で伝えてきます。その最たるものが"Love yourself 自分を愛しなさいというメッセージです。
 人生がうまくいっていると感じられる時に、自分を好きになることは難しくありませんが、心に強烈な痛みを覚えるような失敗や挫折、不安、もうこれ以上前へ進めないと思うほどの失意の時に、無条件に自分に優しくすることは容易ではありません。
 受け入れがたい過去や現実、自分の弱いところなども全部受け入れた上で、心身を大切にしていくことは容易ではないからこそ、"Love yourself”は大事な人生の教訓なのです。
 自分に思いやりを持つと、自分という人間に対して心地よく感じられるようになります。そして、日常生活の中で自分の中に内在する神性(愛)に触れていくことで、心の中の不純物が払い落とされていきます。すると周囲の人に対しても、より愛に生きる大切さを自覚するようになります。
  私たちは自分に優しく接していくことで、心の美しさが増し、周囲の人も心も輝かせ、多くの生命活動が営まれる地球を、より美しい場所へと変えていくことができるのです。それが、霊的存在である私たちが「人」としてこの世で暮らす、究極の霊的使命です。
  人は死後も、自分の霊性の低い部分を克服し、霊性の高い部分である愛を発揮すべく、絶え間なく努力していきます。自分という存在とは、死をこえて永遠に付き合っていくのです。自分が自分にとってベストフレンドでいられるよう、常に自分に優しい言葉をかけ、温かく励ましていきたいですね。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)、天国との対話(光文社)=本文交霊会の様子を引用、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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