希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。◎当ブログの記事内容の一部及び全てについて、無断で勝手に引用、転載、複製し二次利用することは、固くお断りいたします。

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霊的知識があなたを助ける【2】死後の悲劇をなくし、みんなが幸せであるために

地上生活においては、精神を整え、悪感情を整理して下さい。それが最も肝要であり、意義ある人生を送るための最高の叡智なのです。他人にかける迷惑、善意の行為など、一つ一つの行為と思念が全て総合されて、死後に導かれる環境をつくっていきます。
ウィリアム ステッド

運命の分かれ道に必要なもの

 前回の記事では、霊的無知が原因で死後もあてもなく地上世界を徘徊する地縛霊についてお伝えしました。死後の世界の実在を受容できる柔軟性が心にあれば、何一つ問題ありませんが、そうでない場合、本人だけでなく地上に暮らす人にも悪影響をもたらすことがあります。
 以前、霊能者・ジェームズ ヴァン プラグ氏の交霊で以下のようなケースがありました。ある20代の女性が、交通事故でこの世を去りました。女性はのちに死の瞬間を振り返り、最初は何が起こったかわからず、痛みも何も感じなかったと言います。
 女性が周囲を見渡すと、道路に横たわっている人の姿が視界に入りました。(気の毒に、いったいこんなところでケガをしているのは誰だろう)と近づいてみると、それは他でもない自分でした。
 誰だってこんなことがあれば、気が激しく動転し頭が混乱します。この女性も例外ではなく、(まさか、自分は死んでしまったのだろうか)とパニックになりかけたところ、すぐそばに何年も前に他界した祖母が立っていて、自分の身に何が起こったのか、これからどうなるのか、丁寧に事情を説明してくれました。
 このように、一見突発的に見える死の場合でも、必ず天国から愛ある関係の人がお迎えにきます。 女性の心には死後の世界を受け入れる許容力があったため、地縛霊になることなく、祖母と共に天国へ旅立ちました。
 前回ご紹介したリリアンという女性は、死後の世界を否定し、お迎えに来てくれた友人たちの言葉さえ拒否したために地縛霊になり、地上世界で路頭に迷うことになりました。死後の世界を受け入れられる柔軟性が心にあるかどうか、ここが運命の分かれ道とも言えます。
 この分かれ道で、自信を持って正しい方向に進むには霊的知識が何よりも頼りになり、いついかなる形で死を迎えたとしても、進むべき道を明確に指し示し、辺り一面を明るく照らす道しるべとなります。

誤った固定観念が大切な人をも傷つける

  次にご紹介するのは、死後の世界への極端な思い込みが原因で地縛霊になっただけでなく、友人にまで迷惑をかけてしまった女性の例です。女性(サイモンズ)は腰痛に苦しみながら他界したのですが、「人は死んだらみんな木や花、小鳥になる」と心底信じていて、霊的知識は全て嘘だと決めつけていました。
 その結果、死後無意識のうちに友人のオーラに入り込んでしまい、「腰が痛い」という思念を送り続けたために、その友人が歩けなくなるほどの腰の痛みを訴えるようになりました。
 その後、前回の記事でもご紹介したウィックランド夫妻(夫カールが精神科医、妻アンナが霊能者)により、女性の霊(サイモンズ)を諭して友人のオーラから脱却させることに成功すると、友人の腰痛もすっかりなくなりました。以下、その様子をお伝えします。

カール:肉体を失っていることに気づいていないようですね。お名前は?
サイモンズ:名前も、死んだかどうかもよくわかりません。
カール:どこに住んでいましたか?
サイモンズ:シカゴです。
カール:ご自分が他人に迷惑をかけていることに気づいていますか?
サイモンズ:身体が小さくなった感じで、居心地が悪いです。ぼうっとします。
カール:霊の世界を信じていなかったのでしょうか?
サイモンズ:今も信じていません。
カール:それでは、自分自身も信じないのですか?霊の世界を信じる者は愚か者と思っておられたのでしょうけど、地縛霊になるのはもっと愚かなことです。別に難しい話ではありません。あなたは今、霊になっていて、生前あなたの面倒を見てくれていた友人に付きまとっていたんです。
サイモンズ:私は付きまとったりしません。霊の世界に首を突っ込むのだけはご免です。何の役にも立たないんだから。
カール:あなたは死んでから随分と時間がたっているのです。あなたが今いるところもシカゴではなく、カリフォルニアです。あなたの遺体は何年も前に、ワルトハイム共同墓地に埋葬されたんです。
サイモンズ:何を言っているんですか?ここはシカゴです。私はずっと眠っていて、そのうち激痛がして目が覚めたまま動けなくなったんです。とても窮屈な感じがして、辺り一面真っ暗です。
カール:それはあなたが、人のオーラに入り込んでいたからです。生命の真実について認めないその頑固さが、あなたを暗闇に閉じ込めているのです。地縛霊は人間のオーラに侵入すると、死の際の痛みを覚えます。
サイモンズ:(少しずつ霊的に覚醒していき、霊体の目が開き興奮し始める)どうしよう、どうしよう!母の姿が見えます!お墓の中にいるはずなのに!幽霊だわ!でもとってもきれい!お母さん、本当にお母さん?まあ、見て!あの美しい道!きれいな木や花が咲き乱れて。あの庭、あの家、何て美しいんでしょう!そこを母が歩いています!
カール:お母さんは木になっていないでしょう。
サイモンズ:母が言っています。さあ、いらっしゃい。私の家ですよと。母と一緒に行けないのでしょうか?
カール:霊的無知のままでは行けません。
サイモンズ:母が言っています。自分中心に生きてきたこれまでの生活はもう忘れなさいと。そして、これからは人のために役立つことをするのですと。わかったわ、お母さん。たしかに私は独りよがりでした(泣き出す)。もうこれ以上、こんなみじめな状態のままでいるのは嫌です。連れて行ってください、お母さん。母が利己心、嫉妬心、恨みの念を捨てなさいと言っています。たとえあなたの母親でも、あなたが迷惑をかけた友人に許してもらわないといけないと言っています。(そばにいる友人にむかって)ごめんなさい。私は随分あなたに迷惑をかけたそうですね。これからは必ずあなたのためになることをします。
カール:相談相手になってくれる人がたくさんいますよ。高級霊の方に何でも聞くんですよ。もう霊の世界を信じますね?
サイモンズ:信じないといけませんね。私のようなわがままを言っていると、ひどい目にあうことになりますね。自分を救うのは自分でしかないと皆さんが言っています。ではまいります。さようなら。

◎地縛状態だった我が子にようやく会えた親が、「迷惑をかけた人にまず謝りなさい」と声をかけることは、よくあることです。天国はあらゆる感情が何倍にも膨らむ精神を基調とした世界であり、傷つけた人から許してもらわないことには、先へ進めないことをよく理解しているからです。
 サイモンズの母親は、長い間娘を助けたくてもそれが叶わず、本来、歓喜に湧くはずの娘との死後の再会までもこのような形になり、天国にいながら相当心苦しかったはずです。娘の偏屈な思い込みは地上にいる友人だけでなく、天国にいる母にも多大な苦痛を与えてしまいました。
 サイモンズに霊的自覚が芽生えた後、ウィックランド博士が「相談相手になってくれる人がたくさんいますよ」と声をかけていました。天国ではどんな霊的レベルにある人でも、真摯に自分の行いを反省し心から向上を望めば、すぐに助けてくれる人(霊格の高い霊)が現れます。(天国では個々の思念が可視化されるため、偽りの反省は通用しない)。そして、よりいっそう幸せな境涯へ進むことができるよう、大変親切に手助けしてくれます。
 特に地上人生で愛に触れる機会にあまり恵まれなかった人は、援助してくれる人の愛に感動し、霊的成長へ強く意気込みます。地上でも天国でも、人は愛の力によって向上し、幸せになれるのです。

霊的無知により、妻に恐怖を与えた男性の後悔 

 次にご紹介するのは、極端な思い込みにより死後地縛霊になった男性の反省の言葉です。彼は両親が非常に熱心なキリスト教徒で、自分たちと同じ信仰を持たない人には、誰彼構わず厳しい非難を向けていました。
 男性は、両親のそんな生き方に嫌悪感を覚え、「人間死んだら全て終わり、何もかもが無になる」と宗教のみならず、霊的なことを完全に否定するようになりました。
 彼には愛する妻がいましたが、「お前が死んだら俺は自殺する」「俺が死んだらお前も自殺してくれ」と利己的な言葉を度々投げかけていました。その男性がある日突然、病により死を迎えます。
 男性は死後妻にまとわりついて、「自殺しろ」と日夜言い続けました。そのうちに、疲労困憊していた妻のオーラに入り込んでしまい、出られなくなりました。男性は(閉じ込められた)という感覚はあるものの、自分の身に何が起こったか全く理解できません。
 妻は霊的感性が豊かなこともあり、このままでは自分で自分の命を絶ってしまいそうで怖くなり、ウィックランド夫妻に助けを求めました。
 男性はウィックランド博士に諭されると、意外にも霊的事実をすぐに理解し、以後は地縛霊救済霊団のマーシーバンドに加わって、高級霊の指示の元、自分と同じような境涯に陥った地縛霊の救済活動を続けています。男性の言葉です。

まず、私を救って下さったことにお礼を述べたいと思います。あのままでしたら、私の愚かさから、妻と共に大変なことになっていたことでしょう。私が死後のことについて何の知識もなく、また知る気もなかったことが、そもそもの不幸のもとでした。
 皆さんに申し上げます。死後の生命の存在を絶対に疑ってはいけません。私と同じような状態で霊界入りする人が大勢います。死後についての基本的な知識があれば、そういう事態にならずに済みます。地上人生で学ばないでいると、死後の世界へきて学ぶことになります。その時になって後悔することが実に多いのです。
 霊的知識を身に着ければ、霊力が強化されることになり、地縛霊にオーラ内に侵入されることがなくなります。死後の世界についての知識の普及が必要です。

◎この男性はある意味、両親の信仰心の犠牲者ですが、男性のように宗教と霊の世界を同列に考えてはいけません。あらゆる宗教は、霊的世界からのメッセージを授受する啓示から始まっているとわかっていても、宗教組織はその啓示を受け取る霊能力については、ほとんど触れたがりません。
 キリスト教にいたっては歴史上、イエスと同じ霊能力を持つ多くの霊能者を迫害し、命を奪い、信者には霊の世界とかかわることを固く禁じてきました。組織的な利益、立場を優先させるためです。
 どれほど高尚な人格を持つ人物でも、確かな霊能力なしに啓示を受けることは絶対に不可能にも関わらず、宗教は真正面から霊の世界の実像や霊能力のメカニズムを理解しようともせず、自分たちに都合の良い独自の死後の世界観と天国への道を勝手に作り出しました。
 そのため地上世界には、霊的なこととは実は全く無関係の宗教的建造物、儀式、伝統的慣習、書物があふれ、世界中の人々を死後の世界でも大混乱に陥らせ、信者が多い宗教ほど多くの地縛霊を生み出しています。
 生まれ育った環境から、親しみを感じる宗教もあるかと思いますが、いかなる宗教的教義も必ず人間の精神を束縛し、霊的成長を著しく遅らせます。特に各宗教が伝える独自の死後の世界観は、信じてしまうと大変大きな危険が伴うことを知った上で、どうか深入りしないよう注意して下さい。www.spiritualfriends.work

私たちは皆、愛の世界からやってきた

 天国には界層と呼ばれる個々の霊的成長度に適合した人々が暮らす境涯が無数にあり、地縛霊救済のため30年に渡りウィックランド夫妻に霊界側から協力してきた高級霊団・マーシーバンドの多くのメンバーが暮らす高い界層は、神々しい光が降り注ぐ至福と安らぎの境涯です。
 そんな高い界層に暮らす霊にとって、地上世界はエネルギーレベルの大変低い物質の世界で、多くの人々の不安、悲しみ、恐怖の念などがひっきりなしに飛び交い、大気が非常に重苦しく息もつまるようなところです。
 霊の世界で使用する霊体は、本来いかなる疲労も感じませんが、高級霊が地上を訪れる際、自身のエネルギーレベルを最大限に落とさざるを得ず、大変な疲労とある種の緊張を覚えます。
 自分が暮らす光あふれる界層にいれば、そんなつらい思いはしなくてもいいものの、それでも高級霊が地縛霊の救済活動を積極的にするのは、地上人類への深いに他なりません。こうした高級霊団は天国にたくさん存在します。
 霊的に高い進化を遂げた高級霊は、かつて地上人生を過ごした時に人が羨むような順風満帆な生活をしていたわけではありません。人生のあらゆる艱難辛苦、不幸や不運、理不尽と思えるような経験をたくさん乗り越えてきたからこそ、人の失敗や挫折、苦しみへの深い理解と思いやりがあり、困っている人に自らすすんで膝をついて惜しみなく愛を与えられる人です。霊の世界では、思いやり深い人ほど偉い人なのです。
 今現在とてもつらい状況にある方は、それも高級霊もたどった真の霊的成功者への避けがたい道です。いつかその困難に感謝したくなるほどの安らぎと喜びを手に入れる日が必ずきます。低く沈んだ経験のある人だけが、その分高くあがれるのです。
 地縛霊となっている人は、そんな道をたどってきた高級霊から見れば自分より遥かに霊的成長が遅れている、霊性が未発達のわがままな幼児のような存在です。そのため、地縛霊には怒りではなく深い憐れみを感じています。
 だからこそ自己犠牲を厭わず、手を差し伸べることによって霊的成長を促し、同時に地上に暮らす人々に害が及ばないよう、賢明に活動を続けているのです。
 私たちの故郷・天国では、自分や自分の大切な人だけが霊的知識を身に着け、さっさと上の美しい界層に進み、幸せに暮らしていければいいというわけではありません。一定程度霊的に成長した人は、私たち人類が国籍や人種、社会的地位、性別、年齢、血縁に一切関係なく、皆が霊的に一大家族だという認識を持ちます。そのため、霊の世界では誰一人見捨てられたり、見過ごされることは決してありません。一人一人がとても尊くてかけがえのない存在なのです。
 私たちは皆、霊の世界の出身です。そこは思いやりの心が隅々まで行き渡るどこまでも人に優しい世界です。「人は死後、霊的無知が原因で地縛霊になり、地上の人間に悪影響を与えることがある」その部分だけを切り取ってしまうと、霊の世界に恐怖を感じる方もいるかもしれませんが、実際はそんな人たちにも、絶えず無償の愛の手が差し伸べられています。愛に満ちた世界から来た霊的存在の私たち人間は、この地上でも、常にに生きることこそ、自分らしい生き方です。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献等:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インぺレーターの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、こころが安らぐ本(大和書房)、こころが満たされる本(大和書房)、私はできる!(サンマーク出版)、すべてうまくいく(角川書店)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新社)、パワーオブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、迷える霊との対話(ハート出版・本文中の交霊の様子を引用)、ブルーアイランド(ハート出版)

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