希望発見ブログLooking for HOPE

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亡き息子を想う物理学者オリバー ロッジと英国最高の霊能者グラディス レナードの物語

親にも変人扱いされて*グラディスの苦悩

 1882年5月28日、イギリス・ロンドンの南東にあるタンカートン(ケント州)という海沿いの小さな街に、のちに「イギリス女性霊能者の女王」と呼ばれる女児グラディス オズボーン(Gladys Osborne /1882-1968)が産声をあげました。
 グラディスは幼い頃から霊視力(クレヤボイヤンス)を持ち、自分の部屋の壁やドアを見ると、色鮮やかな花々が咲き誇る大変美しい渓谷の景色が毎朝見えていました。
 グラディスはその場所を「幸せの谷(happy valley)」と呼び、実際そこにいる人の姿は、皆とても幸せそうでした。グラディスは幼心にそれが天国の風景だと理解していましたが、両親にはその話をしたことがありませんでした。
 ある朝のことです。普段子供部屋で朝食をとっていたグラディスは、その朝だけリビングで家族と朝食をとっていました。ふと顔を上げると、突然視界に「幸せの谷」が広がっていきました。
「今朝の景色は特に美しい」グラディスが思わず口づさみます。
「どこのことだ?」父親が戸惑いながら尋ねると、グラディスが壁を指さし「幸せの谷」のことを話しだしたので、家族は全員気味悪く感じ困惑しました。その結果、「もう二度とそんな作り話をしてはだめだ」とグラディスは父親に念を押されてしまいました。  
 未就学児の子供は、霊能力を携えていることがよくあります。つい最近まで天国にいたため、オーラが見えたり大人には見えない「お友達」とおしゃべりしながら遊んでいることがあります。
 幼い頃両親に霊的なことを否定されると、通常急速に霊能力が衰えていきますが、グラディスの場合、衰えるどころか強くなっていきました。
 1906年12月6日のことです。24歳になったグラディスは深夜友人の家にいました。午前2時頃、グラディスの目の前が突然眩い光に照らされ、そこに母親のイサベルが現れました。家を出る前に見た時の母は体調がすぐれず暗い表情をしていましたが、目の前にいる母は何歳も若返ったかのように生き生きとし、心底安らいだ表情をしていました。
  次の朝、帰宅したグラディスは、母が亡くなっていたことを知りました。その時刻は午前2時でした。
 グラディスは両親から一度も自分の霊能力を認めてもらったことがなく、大人になっても霊的なことに近寄らないよう忠告を受けていました。しかし思わぬ形で、自分の全てを受け入れてくれる人生の伴侶に出会います。

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つまづきの恋で出会った運命の人

 大人になったグラディスは、子供の頃から大好きだった歌の才能を発揮し、劇団に入って数々の公演で主演を務めることもありました。グラディスが役者としてイギリス各地を公演で周っていた時、ある霊能者による交霊会の広告を見つけ参加しました。その交霊会で霊能者から直々に使命され見てもらうと、天国にいるいとこの霊が来ていると知らされました。
 霊能者にいとこの霊の容姿を描写してもらうと完全に一致していた為、グラディスはいとこがいることに確信を持ちます。その際、いとこはグラディスが近々結婚することや、夫になる人の容姿を説明しました。しかしその描写があまりにも気色悪かったため、グラディスは信じられず落胆しました。
 それからしばらく経ち、ある公演の舞台裏で自分の出番が迫っていたグラディスは、階段を駆け上がってる時につまづいて態勢を大きく崩しました。その時階段でちょうどすれ違った男性の役者に向かって倒れこむ形になり、グラディスはその男性に抱きかかえられます。
 ふと見ると、自分を受け止めてくれた男性の奇抜なメイクと天国のいとこが描写した内容がぴったり一致していることに気づきました。その男性、名前をフレデリック レナード(Frederick Leonard)といいます。
 フレデリックは自分の両腕の中に飛び込んできたグラディスに優しくキスしました。グラディスもフレデリックに唇を重ねます。二人はこの後結婚し、お互いを想い合う気持ちは、生涯変わりませんでした。
 フレデリックは霊能力に深い理解を示し、グラディスはついにありのままの自分を愛してくれる人と出逢ったのです。

写真:グラディス オズボーン レナード(出典:Leonard, Gladys Osborne | Article about Leonard, Gladys Osborne by The Free Dictionary

亡き息子は天国で生きている!世界的物理学者オリバー ロッジの涙

 レナード姓(レオナルドとも表記される)になったグラディスは、霊能者として、愛する人を失い悲しみのどん底にいる人の力になることを決心します。どの霊能者にも必ず霊的な活動を導き見守る霊がいるのですが、グラディスの場合は、その霊をフィーダ(Feda)と言います。
 フィーダは1800年頃に地上で人生を送ったインド人の霊です。彼女はグラディスのガイド(守護霊)となり、「愛する人との死別で苦しんでいる人を救いたい」とある日グラディスに申し出て、グラディスは快諾しました。それ以来この世とあの世、二つの世界をまたいだ2人の女性による二人三脚の霊的活動が半世紀以上続きます。
 グラディスは週に二回ほど交霊会を開き、霊能者として他界した人からのメッセージを遺族に伝える活動を精力的に行いました。霊的な活動は体力を消耗するので休むことも大事なのですが、グラディスは占い目的や商用目的の依頼は断ることがあっても、第一次世界大戦(1914-1918)で最愛の人を失った人からの依頼は断りませんでした。
 そんなある日、第一次世界大戦中(1914年9月14日)に陸軍少尉として戦死した息子からのメッセージを望んだある夫婦が、グラディスの元を訪れました。 
 グラディスは夫婦が実名を伏せて自宅に来たため、本当の名前を知らないまま、一週間前に亡くなったばかりの息子(レイモンド)の霊を取り次ぎ、23~25歳の青年がいることを伝えました。レイモンドは実際に25歳で他界しました。グラディスはレイモンドの容姿もはっきりと伝えました。
 夫婦は何度もグラディスの元に足を運び、レイモンドが天国では祖父(父方の父)と一緒にいて、祖父にいろいろ助けてもらっていたり、父親の友人であるマイヤーズ氏にも会ったことを伝えてきました。
 生前心優しかったレイモンドは落胆している母親に「そんなにため息ばかりつかないで。僕はこちらでとても幸せだから」と声をかけたり、祖父の容姿をはっきり描写するなど、絶対に本人しかわからないことを次々と伝えてきたので、両親は息子が生前の個性そのままに天国で元気に生きていることを心から確信します。
 レイモンドはまた、天国で使う体は地上人生で使用していた体とそっくりなことや歯の一本一本まで悪かったところはすっかり治っていること、戦争で手足を失った人も完全な体を手に入れていることなど、天国での生活の様子を事細かに伝えてきました。
 父親は複数回にわたる息子との通信内容を、息子の名をとって「レイモンド」というタイトルで書籍化しました。すると西洋諸国でたちまち大反響となりました。同時にグラディスの名も一気に広まりました。
 なぜならこの父親は、イギリスの名門バーミンガム大学の総長であり、「サー」の称号を持つ世界的物理学者のオリバー ロッジ(Sir Oliver Lodge/1851-1940)だったからです。
 「レイモンド」は日本でも大正13年に邦訳版が刊行されました。 戦争, 兵士, パラシュート, 空挺部隊, 戦士, 軍事, 軍, 火器, 爆発

 霊的知識のバトンを次世代に

     長年、多くの人々の死別の悲しみに寄り添ってきたグラディスですが、彼女自身もその悲しみに向き合う時がきました。最愛の夫のフレデリックが病に伏してしまったのです。
 グラディスは日夜夫に付き添い看病しましたが、フレデリックは痛みに身を悶えながら、愛する妻の元を旅立ちました。
 グラディスの心は、夫が死によって痛みから完全に解放され、以後二度と病気や怪我をしない体を手に入れたことを理解しているため、悲しみよりも安堵の気持ちが勝りました。
 しばらくしてグラディスは天国へたどり着いたフレデリックからも数々の愛に満ちたメッセージをもらいます。
「私が長年にわたって天国から得たメッセージは、必ずそれを聞いた人の霊性を高め、心を豊かにしました。」
 そんな言葉をのこし、グラディスは1968年3月10日、85歳で睡眠中にこの世を旅立ちました。幼い頃から天国の光景を見てきたグラディスは、「幸せの谷」でフレデリックと歓喜の再会をしたことでしょう。
 物理学の世界で名声も実績もあるオリバー ロッジが、息子レイモンドとの霊的交流の様子を世に公表したことは、大変画期的なことでした。霊的知識を共有したことで、同じように死別の悲しみに苦しむ多くの人々の心を温めることにつながりました。
 オリバー ロッジがある霊現象の重要参考人として法廷に出席した時、「この世は幻影であり、霊界こそ実在の世界である」と答弁し、嘲笑を浴びたことがあります。
 しかしその後、グラディス レナードのような一流の霊能者とオリバー ロッジのような科学知識を持つ人達が一致団結し、霊能力や霊現象の科学的実験を繰り返し、多くの確証を積み上げてきたことで、彼を嘲笑する人こそ無知だとわかり、その声は次第に小さくなってきました。
 オリバー ロッジは死別の悲しみを乗り越え、その経験で得た貴重な知識を一人でも多くの人に伝えることに、情熱を傾けました。グラディス レナードは50年以上の長きにわたり、人々の悲しみにひたすら寄り添い続けました。著書も5冊あります。それは後世を生きる人々のためでもありました。
 天国は愛する人同士が再会し、経済問題や健康問題の全く存在しない、完全に安全な世界であり、恐れも不安も競争もなく、本来持っている才能を存分に発揮できる場所です。レイモンドは天国での生活を「地上の50倍楽しい世界」と表現しています。
 私達はいつか必ずこの世を旅立ちます。この重大な事実に目を背けることなく直視すると、死はより明るい人生の始まりを意味し、この世の人生は死後の人生のための大切な準備期間であり、毎日が自分を高めるための大きなチャンスの連続です。
 現代を生きる私達が、先人が生涯をかけて伝えてきた霊的知識を受け継ぎ、死をむやみに恐れず人生を前向きに力強く前進できたなら、霊的知識は希望の光となって次世代の人達に受け継がれていくことでしょう。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani 

参考文献:レイモンド、死者は生きている(共にオリバー ロッジ著)、これが心霊の世界だ(モーリス バーバネル)

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