希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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交霊会に学ぶ霊的知識【20】若くして他界した息子から、大好きな両親へのメッセージ

 他界した人たちは、あなたの元から去ってしまうのではありません。死という名のドアを通り抜けて、新しい生活へ入っていくだけです。その人たちにとって死は大きな解放です。決して苦しいものではありません。彼らにとって唯一のつらさは、地上に残した人々が自分のことで嘆き悲しんでいることです。
シルバーバーチの霊訓より

最愛の息子との再会

 ラスキン夫妻(ドンスー)は、天国へ旅立った最愛の息子の声を聞くべく、霊能者ジェームズ ヴァン プラグ氏を訪ねました。二人が室内に入ってきた時、プラグ氏は数人の霊も一緒に入ってきたことに気づきました。
   それは夫妻の息子のダグだけでなく、ドンの両親とスーの姉でした。すぐにダグが「今日の主賓は僕だ」と自分の存在を証明し始めました。

ジェームズ:若い男性の霊がそこに立っています。若くして亡くなった息子さんのようです。
ドン:(驚いて妻のスーと顔を見合わせ)はい。
ジェームズ:息子さんが話したがっています。彼は病院にいたんですか?
スー:はい。
ジェームズ:とてもつらかったそうです。死は思いがけない出来事で、みんながショックで啞然となったと話しています。事故で頭をケガしたんですか?
スー:(ドンと手を握り合い)その通りです。
ジェームズ:ダグはヘリコプターに乗っていたんですか?
スー:ええ、ヘリコプターで病院に運ばれました。
ジェームズ:彼は山のイメージを見せてくれています。登山で足を滑らせ転落した感じが伝わってきます。
*二人はそろって泣き出し、これらの情報が正しいことを認めました。

◎自然災害や事故、事件、病気など、死は様々な形でやってきますが、当たり前に過ごしていた日常がある日突然終焉を迎えると、誰しも少なからずショックを受けます。
 そこで、霊的ガイドや先に他界した親族や友人が目の前に現れ、詳しく事情を説明してくれます。霊の世界では、愛ある関係の人が必ず死を察知して迎えにくるため、死後その場に取り残される人はいません。
 例外的に、本人の意思でお迎えから逃げ出したり死の事実を拒否して地上世界に残るケースもありますが、地上の家族や友人に話しかけても返事がなく、物に触れても全く感触がないため、混乱しつつも次第に霊的な自覚が芽生えていきます。
 死は地上人生からの卒業を意味するだけでなく、天国で新たな人生がすぐに始まるという霊的知識がある方は、いつどんな形でその時が来ても、自ら命を絶たない限り、混乱することなくスムーズに死後の世界に順応できます。何一つ恐れることはありません。
冒険, 高度, バックパック, 登る, 探検, 自由, 高い, ハイキング

あなたの悲しみは、全て私の悲しみ

ジェームズ:ダグは、いつかこういうことが自分の身に降りかかるのではないかと、日ごろから思っていたそうです。あなた方はどうにもできなかったから、自分を責めるのはやめてほしいと言っています。
ドン:ダグは昔から冒険好きでした。次から次へといろんなことをやっていました。
ジェームズ:写真も好きだったんですか?世界中のあちこちで写真を撮ったと言っています。僕のことを心配しないでと言っています。タミーとは誰のことですか?
ドン:ダグの妹です。
ジェームズ:息子さんからの愛を伝えてあげて下さい。タミーの好意、温かい思い、心からの祈り、全てに感謝しているそうです。
ドン:必ず伝えます。
ジェームズ:マークという人についても語っています。
ドン:息子の親友です。
ジェームズ:いつもそばにいる、これからもずっと親友だと伝えてほしいそうです。それからドン、あなたには潰瘍に気を付けてほしいとダグが言っていますよ。なかなか眠れないそうですね。
ドン:つい先日、睡眠薬を処方してもらいました。

◎天国へ旅立ったダグは、肉体よりもさらに精妙な構造をした霊体で生きています。霊体の特徴の一つは、言語ではなく思念でコミュニケーションをとることです。そのため、両親の様々な想いを受け取り、自分の死によってどれほどつらい思いをしているのかよく理解しています。
 また、ダグが父親のドンの身体を取り巻くオーラを見ると、そこには心身の健康状態が全て反映されているため、身体のどの部分が不健康なのか一目瞭然です。両親が自分のことで体調を崩したり、ふさぎこんでいるのは、ダグにとってとてもつらいことです。

最高のお父さんとお母さん 

ジェームズ:ダグはあなた方のおかげで、最高に充実した人生を送ることができた、いつも支えてくれて信じてくれた、最高の両親だと繰り返し言っています。葬儀では彼の写真を飾りましたか?たくさんの写真を貼ったボードを彼が見せてくれています。真ん中に大きな写真が一枚あって、その写真を選ぶのに苦労なさったそうですね。
*ここでドンとスーは初めて笑い声を立てました。
ジェームズ:息子さんの写真を持っていますか?まるで秘密のジョークか何かのように彼がその写真のことで笑っています。
ドン:それは一緒に旅行した時の写真です。娘が気づいたんですが、写真の中央部に閃光のようなものがうつっていて、それがハートの形の煙みたいなんです。そのハートの中にLOVEという文字が見えたんです。
ジェームズ:僕がやったんだとダグが大笑いしています。天国からの絵葉書だと思ってほしいと。それと、新聞記事をハサミで切り抜いていましたか?
スー:はい。先週、ダグの死亡記事が新聞に大きく載ったものですから。単なる死亡記事ではなく、富士山についての記事でした。
ジェームズ:あなた方がいろいろな記事を集めているけど、まだしっかりと貼り付けていないと彼が言っています。僕はちゃんと知っていると。彼は富士山の麓でとった写真がとても気に入っているそうです。それをお持ちですか?
スー:いえ、登山隊の仲間が写真の現像をしてくれているんですが、まだ届いていません。
*二か月後、富士山の麓で嬉しそうに笑っているダグの写真が届いたと、スーからプラグ氏に連絡がありました。

◎交霊を終えると、ドンスーは来た時とは別人のように明るい表情で帰っていきました。二人は最高の両親と言ってもらえるほど、深い愛を息子に与えました。その愛の力は死を超越し、天国で新たな人生を送るダグの大変大きな力になります。そして、いつかドンとスーが地上人生を終えた後は、愛の力がダグと再会する力になります。これはペットにも同じことが言えます。動物たちは、人間に与えられた愛を死後も決して忘れることはありません。
 冒険や登山を愛したダグでしたが、人は死後、やりたいことを心ゆくまで楽しむことができるため、彼は引き続き登山を含めたあらゆる冒険ができます。「天国にも山があるの?」と思った方は、地上人生の延長が天国だという認識があるのかもしれません。
 実際は、天国こそ実在の世界で私たちの本当の故郷であり、地上世界は魂を一層霊的に成長させるための留学先の一つです。天国は光の世界であるのに対し、地上は影の世界で天国を模倣した世界なのです。
 心優しい一般的な男女が死後導かれる界層(暮らす境涯)には、地上のどんな場所よりも美しい山河があり、森があり、地上にはない植物も存在します。人間の手入れは一切不要で、完璧な調和と美をなし、環境の全てがそこに暮らす人々の心の安らぎのために存在します。そして、霊的親和力の法則により、全ての人が自分と霊的に同等、同質の人と生活範囲を共にします。
 ここに、生命の霊的真実があります。つまり、私たちの身体に備わる五感では感知できない無数の生命活動の場が、私たちの周囲に広がっているのです。
 深海で一生を過ごす魚にとって、暗闇の世界こそ全てであり、実はその遥か頭上には温かい陽光が広大な世界を照らし、多くの動植物が生命活動を営んでいることなど、知る由もありません。
 人間にとっても同じことが言えます。ほとんどの人が物的な波長しか感知できず、今生きている世界だけが全てのように思い込んでしまいます。しかし実際は地上世界とは比べようもないほど、途方もなく壮大で光輝あふれる生命活動の場が、幾重にも融合し合い存在しています。

あなたが暮らす世界を明るい場所へ

 実は、ダグはただの冒険好きの青年ではなく、海外を旅しながら貧しい人に食糧を届ける支援活動をしていました。自分より困っている人のために何かしらの行動にうつせる方は、それだけ高い霊性(精神性)を持っていることを意味します。
 なぜなら魂が一定程度成長した人は、他者の精神的、肉体的苦痛に無関心ではいられないためです。
   魂の偉大さは、この世における名声や社会的地位、財産、家柄、肩書とは一切無関係で、ましてや容姿や年齢、寿命の長短とも関係がなく、自分以外の誰かと共有する愛の量にあります。
 を動機とした善い行いは自動的にその人の霊性を高め、利己的で横暴な行いは自動的に霊性を低めます。実際に、人の言動は全てその人の霊体に記録された上で完璧に反映され、それが死後の生活の場に直接関係します。
  天国では自分という人間をごまかすことは誰もできません。暴力、暴言、不正、誹謗中傷など、あらゆる犯罪・迷惑行為は誰かを傷つけるだけでなく、結局は自分自身を深く傷つけることなるので、本当にやめておいたほうが良いのです。地上の人間が平気でそういうことができるのは、自分の言動がどう霊的に作用するのか知らないためです。
 ダグは短い人生の中で、善意の炎が灯る松明をかかげて、貧困という絶望的な暗闇の中で暮らす人々の心を明るく照らしました。霊的には真の成功者とは、ダグのような人のことを言います。
 私たち一人一人にもまた、いつ終えるかわからない地上人生において、遂行すべき神聖な使命があります。それはダグのように善意の炎を灯した松明で、一人でも多くの人の心を明るく照らしていくことです。
 そう努力することで、自身の霊性を高めていくのと同時に、利己主義や愚行、争いや悲劇が横行するこの地上世界において、自分の周りから世界をより良い場所へ変えていくことができます。
 失敗して落ち込んでいる人を励ましたり、いじめられてつらい思いをしている人に援助の手を差し伸べたり、傷ついた動物を保護したり、どんなことでもいいのです。相手がたとえ一人あっても一匹の動物であっても、誰かのことを真剣に気にかけ、ひとかけらの利己性もない真実の愛を手渡すことができたのなら、その人の人生は大成功です。
 霊的知識が一人でも多くの方の心に届き、どうかもっと明るい世の中になりますように。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)=本文交霊会の様子を引用、天国との対話(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、霊性進化の道(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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