希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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交霊会に学ぶ霊的知識【19】罪の意識を手放して幸せになって*天国の友人からのメッセージ

 「あんなことはでっちあげだ、誰だってできる」
 霊能者のジェームズ ヴァン プラグ氏の交霊会が始まる直前、挑むように言ったのは外科医のロブでした。プラグ氏にはロブの声が聞こえていました。
 霊能力は多くの人にとって馴染みがないだけに、疑う気持ちもわかりますが、画家やイラストレーターが視覚的に、音楽家が聴覚的に霊的インスピレーションを受け取ってその才能を発揮しているように、直感力がさらに発展した霊能力を人々の心を癒すため、また霊的知識を普及するために真摯に使用している人が世の中にはいるのです。
 霊的知識はあくまでも魂に受け入れ準備が整った人から順に、少しずつ広まっていくもので、拒否するのも自由、疑うのも自由です。準備が整った人とは、多くの人が死後にようやく気づく霊的知識の価値の大きさを、地上人生においてすでに気づいていらっしゃる方です。
 魂が物的感覚を超えて霊的に覚醒するには、人は何らかの試練に直面します。ロブもまた、人知れず試練に立ち向かってきた人でした。
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触れられたくなかった秘密

 ロブの背後には、緑色の目をした男性の霊(ダニー)が立っていました。彼は両手をロブの肩においていました。

ジェームズ:あなたは、オハイオ州のアクロンに馴染みがありますか?
ロブ:(顔面が蒼白になって驚愕の表情を浮かべながら)父が転勤するまでそこで育ちました。
ジェームズ:聖ルチア教会、あるいは同じ名前の学校を覚えていますか?
ロブ:ええ、いったい・・誰がいったいあなたに話しているんですか?
ジェームズ:かつてアクロンに住んでいて、あなたを知っているという男性の霊がいます。
ロブ:祖父かな。彼は生まれも育ちもアクロンです。
ジェームズ:この男性は、銃の話をしています。
ロブ:祖父は銃を持っていました。よく撃ち方を教えてくれました。
ジェームズ:スパイクという名前を思い出してくれれば、彼のことがわかるそうです。
ロブ:(全身を震わせて)信じられない・・、まさか、こんなことが。ダニー、ダニーなのか?彼は自分の自転車をスパイクと呼んでいたんです。私たちだけのジョークでした。
*ここでロブはショックのあまり、突然立ち上がってプラグ氏を指さし、いら立ちを隠さず声を荒げました。
ロブ:何なんだおまえは!これはたちの悪い冗談なのか?誰に聞いたんだ!

◎天国の住人と地上の人、当人同士しか知らないことを霊から聞き出して、霊的証拠を正確に伝えること。それが真の霊能力を持つ人のなせるわざです。これができなければ、信頼しうる交霊は成り立ちません。
 もし霊能者と自称する人にみてもらう機会があれば、自分のほうから天国にいる方の情報や思い出をペラペラ話さないことです。そういうことは、できるだけ霊能者が霊から情報を受け取って伝えてもらう必要があります。
 突然立ち上がって声を荒げたロブでしたが、やがて座り込み、不意に両手で顔を覆って泣き出しました。プラグ氏は、ロブが落ち着くまで数分待ちました。

罪悪感を捨て、幸せになってほしい

ジェームズ:ダニーが私に銃を見せています。これが理解できますか?
ロブ:はい・・わかります。ダニーに本当に申し訳なかったと伝えて下さい。私は、君に償いをするためにずっと生きてきた。ダニー、どうか許してほしい。帰郷する度に必ず墓参りもしている。あのことをなかったことにできれば、どれほどいいか。あのことで、毎日が苦しくてたまらないんです。
ジェームズ:ダニーはあなたがわざとやったわけではないことを、よくわかっています。あなたがいつも彼のことを考えていることに、感謝しているそうです。でもそろそろ罪の意識を捨てる時だとダニーが言っています。あなたが心から望む人生を生きて、幸せになってほしいと彼は言っています。

◎ことの発端は、ダニーロブが8歳の時でした。二人は近所の友達同士で、ロブがカウボーイごっこをしようと提案し、祖父のショットガンを持ってきました。二人が遊んでいた時、突然銃が爆発し銃弾がダニーの胸を直撃して、ダニーは即死しました。
 この痛ましい出来事は、8歳のロブにあまりにも強烈な罪悪感を植え付けました。成長と共に消えるような感情ではなく、ロブは外科医になって、一人でも多くの命を救う道を選びました。しかし罪悪感が彼を苦しめ続け、ロブは決して幸せではありませんでした。
 心に罪悪感を持ち続けることは、剪定を怠った草花や樹木に似ています。心に影がたくさんできて内部に光があたらず、病気になったり弱ってしまうのです。
 ロブのように極端な例でなくても、人は過去の出来事や自分の言動によって、自分を責め続けて心を絶望で満たしてしまうことがあります。元気のない植物を見ても誰一人幸せな気持ちならないように、あなたという人が罪悪感を持ち続けても、誰にとっても良いことはありません。
 自然の摂理に目を向けてみれば、植物は愛情をこめて育てるとよく成長します。怒ったり罰を与えても育ちません。重苦しい心の状態を打開するにはが鍵であり、決して自分を責めたり卑下したりせず、自分を許すこと、励ますこと、優しい言葉をかけることは、影を取り除き心に光を当てる最良の方法です。
 ダニーがロブの幸せを願っていたように、先に一生を終えた人は、この世で生きている間に精一杯自分自身を愛してほしいと言います。すでに閉じられた過去のページをむやみやたらと開くのはやめて、もう誰のせいにもしない生き方は、という人生のかけがえのない瞬間を輝かせることにつながります。

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霊的知識の理解が、天国にいる人を安心させる

 ロブのように他界した方に対して何らかの罪悪感を抱いた場合、多くの人が「謝りたくても謝れない」と思ってしまいます。しかし霊能力の有無に関係なく、私たちの想いは祈りによって確実に天国にいる方に伝えることができ、何かを伝えるのに遅すぎることはありません。
 祈りの際、他界時の出来事やイメージで、かわいそうな人として思い出されて嬉しい人は一人もいないので、天国にいる方が元気だった頃の写真を目の前において祈るのが、とても良い方法です。心の中で語りかけてもよいですし、目の前にいるかのように声に出すと、よりはっきり伝わります。
 天国にいる方も、ありとあらゆる方法で、地上の人に自分の想いや存在を知らせようとします。なんかそばにいる気がする、温かさを感じた、寝起きにそっと触れられた気がした、一瞬声が聴こえた、間違いなくあの人の香りがした、夢ではっきり見た、起床時とても幸せな気持ちに満たされていた、ふと入ったお店で大切な人のことを考えていたら、その人との思い出の曲が流れた、など霊的体験は多岐にわたります。
  私たち地上の人間が、死後の世界について理解を深めることは、そこで暮らす人の心の安らぎに直結します。死後何十年たっても地上の家族のもとに戻って叫ぶようにして「自分は元気で生きている!消えてなんかない!」と存在を訴え、それでもわかってもらえずひどく落胆して天国へ戻っていく方もたくさんいるのです。
 死が愛する人同士をわかつのは、あくまでも肉体上のことでしかも一時的です。死はどんな形でやってきても一瞬ですが、愛は永遠です。最後にそのことを決定づける別の交霊の様子を簡潔にお伝えします。
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死は一瞬、愛は永遠

 シングルマザーのキャシーは、不慮の事故で亡くなった夫・ポールの写真に向かってお願いごとをしました。「もしあなたが今も天国で元気でいるなら、その証拠を示してほしい」と。
 そのことは一切知る由もないカーラという女性が、プラグ氏の交霊会で「ここに男性の霊が立っていて、あなたにジョアンヌという名前の人を思い出してほしいと言っている」と伝えられました。しかし、カーラはそれが誰のことかすぐにはわかりませんでした。

ジェームズ:彼はバイク事故で亡くなったそうです。
カーラ:(不意に何かを思い出したように青ざめ)そうよ、そうだわ。
ジェームズ:男性は、キャシーについて話しています。
カーラ:ええ、キャシーは私の親友です。彼女の夫のポールは、バイク事故で亡くなりました。
ジェームズ:赤ちゃんを見た、赤ちゃんのことはちゃんと知っている、とポールが言っています。女の子で、生まれた時にその場にいたそうです。この意味がわかりますか?
カーラ:(急に泣き出し口で手を覆って)はい、やっとわかりました。ポールが事故死した時、キャシーは妊娠2か月だったんです。でも、彼はそれを知らなかった。キャシーは5か月前に出産しました。女の子で、名前がジョアンヌです。

◎キャシーの祈りは友人のカーラを通じて届けられ、キャシーは夫が天国で生きていて娘を見守ってくれていると知って、とても安堵し喜びました。妻であるキャシーの安堵と喜びは、天国にいるポールにとっても、大きな安らぎにつながります。
 彼は知っています。霊的には地上にいる妻子とは全く離れ離れになっておらず、地上にいた時以上に、これからも愛する人の人生全般を援助できるということを。
 でも、もしキャシーが心配ばかりしたり悲観的でいては、身体が陰鬱なオーラに包まれて波長が低くなり、ポールは近づきにくくなって援助の力が届きません。これが霊の世界から見ると、とても厄介な障壁なのです。
 キャシーがリラックスしたり笑ったり、「私は見守られている」「どんな時も絶対に一人じゃない」と確信を抱いた時、ポールからの霊的な援助の力は最大限の効力を発揮します。その力が届かない場所も妨げる力も、地上世界には存在しません。
  だからこそ、交霊会では先に一生を終えた方々が、地上の愛する人が絶望的な気持ちにならないよう、霊的視点から力強いメッセージを送ってきます。
 誰の人生にも孤独を感じる時がある。でも、悲しみを乗り越えて楽しい体験をしてほしい。克服できないほどの問題は絶対に生じないから、心配せずに笑顔を忘れずに生きていってほしい。君はもう、地上人生で何一つ恐れることなんてないんだよ、と。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)=本文交霊会の様子を引用、天国との対話(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、霊性進化の道(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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