希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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交霊会に学ぶ霊的知識【11】「泣かないで」死の真相を話す霊~カルマと学び

 この地上社会に法律があるように、死後の世界にも法が存在します。それを霊的法則と呼びます。
 霊的法則は、カルマという名前でも知られています。カルマは、永遠に続く私たちの生命活動の中で、どれだけ愛に生きることができたかを計る愛の法則でもあります。死後の世界だけでなく、全ての人の地上人生にも適用され、自分が生み出した行為の結果が、良くも悪くも自動的に自分に返ってきます。どういうことか、先に一生を終えた方からのメッセージから学びましょう。

交通事故で共に亡くなった3名の青年

 ラグーナビーチで開かれたジェームズ ヴァン プラグ氏の交霊会に、ボニーという名の女性が参加しました。ボニーの横には、友人のパティシャロンが座っています。3名とも、同じ交通事故で息子を亡くしていました。プラグ氏の目にはボニーの背後に、茶髪の青年の霊が立っている姿が見えました。

ジェームズ:ボニー、19歳ぐらいで、銃の絵のTシャツを着た青年がここにいます。あなたの息子さんだと思います。
ボニー:(目を潤ませて)ええ、それは私の息子のトビーです。
*この時、ジェームズは頭がクラクラして、目の前が真っ暗になる感覚を覚えました。これは霊が地上に戻ると、死の瞬間のことをごく自然に思い出し、霊能者はその感覚を受け取るためです。
ジェームズ:息子さんは、自動車事故で亡くなったんですか?
*ボニーはうなずきました。
ジェームズ:彼はあなたの友人のパティシャロンの息子さんたちと一緒に、ここに来ていると言っています。彼ら3人は学校の友人で、いつも一緒に過ごしていたそうです。銃やベトナム戦争を描いた映画「プラトーン」、そしてベトナムに強い興味を持っていました。
パティ:私の息子も、ベトナムとプラトーンに夢中でした。
シャロン:あの子たちはどこに行くにも一緒で、戦争の話、特にベトナムの話に強い関心を持っていました。
*ここで、トビー以外の2人の青年の霊も姿を現しました。

◎ジェームズはトビーら3名の青年の霊に、事故の様子を見せてくれるよう頼みました。こういう場合、霊は思念で当時の映像を霊能者に送ります。霊能者の中には、目の前に小型の映画スクリーンのようなものが現れ、その映像を見て情報を得ることがあります。
 ジェームズの目には、黒のジープに3名の青年が乗った映像が見えました。運転しているトビーがラジオのボリュームを上げようと頭を下げた時、対向車がきました。トビーは慌ててハンドルを操作しましたが、カーブでスピードを出していた為、ジープは道を大きく外れて電柱にぶつかりました。車はすぐに炎に包まれ、車内に閉じ込められた3人は、燃え上がる車の中で亡くなりました。
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事故の原因は前世にあった

 彼らの母親は、なぜ愛する息子があんな死に方をせねばならなかったのか、その真相をジェームズに尋ねました。

ジェームズ:あなた方の息子さんたちは、ああいう形で死ななければならなかったと言っています。返す必要があったカルマの借りだったそうです。彼らは前世でベトナム戦争で一緒に従軍していました。3人の兵士たちは旧正月の祝いの酒で酔っ払っい、ジープを乗り回して、ベトナム人を探していました。あるベトナム人夫婦が車に隠れているのを見つけたので、3人はジープを飛び降り、車の中にいる夫婦に銃を向けて撃ち始めると、その車は炎上しました。彼らはそこに立ったままで、夫婦が焼け死ぬのを見ているだけでした。
*母親たちは、息子たちの前世の残忍な行為を知って涙を流しました。
シャロン:でも息子たちがベトナムで死んだなら、なぜ今世でもう一度死ななければならなかったんですか?カルマの借りは、あの戦争で返したんではないんですか?
ジェームズ:必ずしもそうではありません。

◎人は一生を終えた後、次に生まれ変わるまでに何年かかるか、明確に決められているわけではありません。100年以上かかる時も多くあります。(返済する負のカルマもなく、地上人生での目的を全て果たした場合は、生まれてくる必要はありません)
 しかし1975年に終結したベトナム戦争に従軍していた人が、すでに次の人生を全うしているという事実は、生命のサイクルとしてはとても早いほうです。これは魂が、負のカルマを清算するために、いち早く生まれ変わることを切望したためです。
 負のカルマの清算方法はその人生のうちに清算する、死後、天国で清算する、次の地上人生で清算する、の三通りあります。
 青年たちがすぐに生まれ変わってきたのは、負のカルマの清算がの場合で、どうしても次の地上人生でしか清算できないためです。
 彼らは前世の死後、とても薄暗い境涯にたどり着き、そこでまず相手の立場にたって一生を振り返ったはずです。ちなみに全ての人が一生を終えた後、人生を回顧する機会を持ちます。彼らは当然、残忍な方法で命を奪われた夫婦の恐怖を心の全てで感じました。地上にいる時より、感情が何倍にも膨れ上がる死後の世界において、激しい良心の呵責に苦しみ続けたはずです。その状態から抜け出すには、次の地上人生にて負のカルマを清算せねばならないと知ります。
 すると、魂はいち早く生まれ変わって地上人生をやり直したいと望むわけです。彼らは魂のレベルで、交通事故で炎に包まれて亡くなることを了承した上で、生まれてきます。
 なお、誤解のないようにしたいのは、交通事故で亡くなった方が皆、カルマを清算するために亡くなったわけではありません。今回はあくまでも、死によってしか償えない前世のカルマがあるという一例です。

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僕たちのために泣かないで

ジェームズ:トビーが3人とも、ベトナム戦争の志願兵だと言っています。彼らは入隊して武器を使いこなし、国のために戦うことに熱意を持っていました。彼らのカルマは、戦争志願したことと関係ありません。志願動機に偽りがないためです。しかし、罪のない人たちを殺すという動機は、不当で残酷な動機でした。それが彼らのカルマの借りなのです。
 トビーはこう言っています。僕たちのために泣かないで。借りを返さなければならなかったんだ。今は3人とも自由になったんだよ。

◎カルマは愛の法則であり、自分の行為に対する動機が最も大きな意味を持ちます。トビーの前世のように、愛とかけ離れた動機で行動すると、返済すべき負のカルマとなります。しかしカルマは愛の法則ゆえに、今日からの自分の言動次第で、いくらでもポジティブなカルマを生み出し、明るい未来を築くことができます。人生は最後の日まで、毎日大きなチャンスに満ちています。
 今回の交霊会からもわかるように、カルマは愛を基軸とした人生のバランスをとるために存在します。また、人は前世までに経験したことを霊体に全て記憶しているため、なぜか特定の国や時代、文化に強く魅かれることがあります。
 中には恋人や友人、生まれてきた子供など、出会った時から不思議と昔から知っているような強い親近感を感じたり、反対に前世で敵対していた場合は、初対面の時から警戒心を抱くこともあります。魂が相手の本性を知っているためです。
 カルマ(霊的法則)の理解は、死後全ての人が必ず向き合うことで、霊的知識の中でも最も大切なものの一つなので、最後にもう少し詳しくお伝えします。

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本当の幸せ、本当の成功

 人は天国に行くと、カルマ(霊的法則)について学び、地球を含めた宇宙の全ての天体が日々決まった軌道を動くように、私たちの人生もまた、正確無比な霊的法則の元に営まれていることを知ります。生まれてくる国や日時も、全て法則の範囲内で起こることです。
 天国ではカルマの公平さを疑う人はいません。なぜなら天国ではカルマ=自分の行為に対する結果がすぐに返ってきます。たとえば誰かを意図的に傷つけるようなことをすると、自分のエネルギーレベルがグッと下がるのを自身の体(霊体)ではっきり実感します。
 一定程度下がると、一つ下の暮らしにくい界層に自動的に引き寄せられてしまいます。そのため、人々の行動には規律があり、天国には警察が存在しません。カルマ(霊的法則)は永遠に不変のため、地上の法律のような改定や改正も不要です。
 多くの人は、個々の良心がやっていいこと、いけないことを判断できるので、負のカルマのことを気にしなくても大丈夫ですが、霊的成長の道をゆっくり進む人は、自らの低い霊性の犠牲になることがあります。
 動機にもよりますが、詐欺や不正行為、誹謗中傷、暴力やハラスメント行為をすることは、清算すべき負のカルマが自動的に発生し、結局は未来の自分を確実に苦しめることにつながります。自動的というところが最大のポイントです。死後、誰かが裁定するわけではありません。
  個々のカルマには、天国の愛する人も霊的ガイドも絶対に介入できません。神仏に何千回祈っても、カルマだけは変えることはできません。社会でどんな立場の人も、何一つ優遇されることがありません。それらができれば、人生は不公平になってしまうためです。
 なお、自ら命を絶つことは、カルマの清算には一切ならず、逆に返すべき負のカルマが発生します。
  カルマ(霊的法則)の特徴の一つとして、その人が乗り越えられないことは、絶対に人生で起こらないようになっています。現在つらい思いをされている方には綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、何があっても、人生をあきらめてはいけません。あなたという人は、この宇宙で唯一無二のかけがえのない、とても神聖な使命を帯びた存在なのです。
 交霊会ではよく、一生を終えた人が地上人生における試練、苦労、困難に対し感謝するメッセージを送ってきます。
 反対に、名声を求めたり、物質主義一辺倒になった人ほど、死後、霊的観点から挫折感でいっぱいになり深く後悔します。なぜなら、地球はあくまでも霊的存在の私たちが一時的に過ごす旅先であり、永住先ではありません。この旅先で、誰かより優越感を感じることは、人生の目的とは全く関係ないからです。
 地上社会に蔓延する成功の概念と、霊的な成功の概念は全く異なります。本当に幸せな人とは、涙を流すことなく生きている人ではなく、涙を流している人の気持ちを理解し、自然に手を差し伸べられる優しい心を持っている人です。自分も頬を涙でぬらした経験があるからこそ、深い共感力や愛情を携えているのです。
 霊的には、そんな人こそ真の成功者であり、いつか地上人生を終えた後、言語に絶する大変美しい境涯へ導かれます。その時、強烈なまでの幸福感を全身で感じながら、心の底から実感することでしょう。地上人生で経験した艱難辛苦は、何一つ無駄ではなかったと。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)=本文交霊会の様子を引用、もう一度会えたら(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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