希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

希望発見ブログLooking for HOPE

希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

スポンサーリンク

交霊会の余話として【4】霊体の特徴を知って、生命誕生から死のプロセスを知る

 人は死後、天国で霊的な身体=霊体で生活をします。霊体は死後初めて授かるのではなく、今現在も私たちは使用しています。霊体は永遠の体であり、全ての生命体は霊体なしに生命活動を送ることはできません。
 死後、天国で人が生き続けられるのも、霊体があればこそです。今回の記事では、生命の誕生から死のプロセスに関する霊的知識を、霊体に着目してお伝えします。

地球は魂の短期留学先の一つ

  この世に誕生する前、私たちは皆、霊体のみで生活をする天国の住人でした。天国は私たち全員の故郷です。
 霊的には、地球は魂の成長を育む学校のような場所で、いわば留学先です。天国には時間の概念がなく100年の時も一瞬であり、地球は"短期留学先”です。
 この世に誕生する魂の中には、地上で学ぶのが初めての魂、過去に何度も来たことのある魂、そして、今回を最後に完全に卒業する魂もいます。また、中にはすでに卒業したものの、地上社会のために特別な目的・使命をもって生まれてくる魂もいます。いずれにしても、霊的存在である私たちにとって、大きな霊的成長を得られる地上人生はとても貴重です。
 天国と地上世界には、いくつもの相違点があります。天国は一言で表すと"光”の世界です。夜がなく、太陽と別の光源があり、たえず美しい光に照らされています。霊体には一切ケガや病気、障害、老化がなく、生活は思念で何でもつくりだせるため経済問題がなく、霊的親和力により同じ霊的レベルの気が合う人同士が集まって暮らし、とても幸せな境涯が広がっています。
 しかし、地上人生は昼夜に象徴されるように"光と影”の世界であり、使用する身体は霊体と異なり、病気やケガをすることがあり、様々な霊的レベルの人と混在して暮らすため、多様な人間関係を体験します。
 この世界は、天国では経験できない苦しみや挫折、失敗をたくさん体験する機会にあふれていて、いくつものを経験することで魂が鍛えられ、死後待ち受けてる新たな人生に生かされるよう意図されています。
 私たち一人一人に、地上人生にて成就すべき目的と使命があります。いざ地上への短期留学が決まると、地上に誕生する前に指導的な役割を担う霊的ガイドと相談し、人生のおおまかな計画を立てます。どの両親の元に生まれ、人生で誰に会い、何を経験し、いつどんな形で地上を旅立つのか、また前世でつくった負のカルマをどのように返済するのかまで様々な計画を立てます。
 たとえば中には大きな霊的成長を得るために、特定の身体的障害や病気を経験することを計画したり、複雑な人間関係や苦難を伴う人生を選ぶ魂もいます。長く地上人生を過ごすことが自身の霊的成長にふさわしいと判断すれば、長い寿命を選びます。
 地上人生への計画を終え地上へ生まれることが決まった魂は、共に生活をしていた人たちと涙ながらに別れを告げ、それまでの記憶の一切を忘却するプロセスを経ます。
 狼, 月, 木, シルエット, 遠吠え, ハウリング, ハウルフ, 一本の木

霊体と生命誕生

 天国で霊体を使用していた私たちが、物質世界である地上で人生を過ごすには、肉体とつながる必要があります。母親が受精すると、霊体は肉体の成長に伴いシルバーコードと呼ばれるひもで結ばれます。
 霊体は元々、インスピレーションなど個々の思考を司るメンタル体と、感情や願望を司るアストラル体という二層で構成されています。この二層に加え、霊体にエーテル体という層が加わり、地上人生を送る間はこの三層で融合された霊体を使用します。
 エーテル体にはチャクラと呼ばれる霊的エネルギーを循環させる場所が下図のように脊椎にそって主に七つあります。チャクラはサンスクリット語で車輪を意味し、上のチャクラほど速く回転していて、霊視すると各チャクラごとに異なる色があり光を発しています。
chakra 3
 日常的に瞑想している方の中には、チャクラの回転や振動を感じることができる方もいらっしゃると思います。肉体の活動を意識的に静めると、霊的な感覚が鋭くなるためです。
 なお、霊能力もチャクラと深い関係があり、霊視力は眉間にある藍色の第三の目のチャクラ、霊聴力は水色の喉のチャクラ、霊のエネルギーを感じる力は、みぞおち辺りにある黄色の太陽神経叢(たいようしんけいそう)のチャクラとつながりがあります。
    チャクラは思考に連動するため、霊能者は交霊会の前に瞑想しながら全てのチャクラが順番に光り輝いているところをイメージします。そうやってチャクラを活性化して自身のエネルギーレベルを上げ、霊の世界の住人には下げてもらい、両者のエネルギーレベルの波長が中間地点で一致することで、霊的コミュニケーションが可能になります。
 チャクラと思考の関係でもう一つお伝えすると、心配、後悔、取り越し苦労、憎しみなど、ネガティブ思考が強ければ強いほど、チャクラの動きが弱くなり、霊体から肉体へエネルギーが行き渡りにくくなります。
 チャクラはそれぞれに関連する内分泌腺があり、チャクラの動きが鈍るとエネルギー不足になって疲労感や無気力感となって現れたり、体調も崩しやすくなります。こうした構造からも、ポジティブ思考は健康にとても大切です。

www.spiritualfriends.work

霊体と死の瞬間

 病気によって死の瞬間が近づくと、肉体の力が弱まるにつれて、霊体の力が強くなっていきます。そのため、死の直前に天国の風景が見えたり、天国から迎えに来てくれた人やかつて飼っていたペットの姿が見えることもあります。
 いよいよ死の瞬間が訪れると、霊体と肉体をつなぐシルバーコードが切れます。同時に、人は霊体の中のエーテル体を脱ぎ捨てて天国へ向かいます。他界時は、必ず先に他界した家族や友人、または霊的ガイドが迎えに行きます。事故や自然災害などの場合も、霊の世界では霊的な絆を持つ人が、地上の愛する人の死を確実に察知できます。
 シルバーコードが切れる瞬間は、一切痛みはありません。交霊会でも他界された多くの方が「驚くほど自然なプロセスで穏やかだった」「死を怖がるのは大きな過ちだった」と述べています。肉体と決別し霊体のみになると、身軽さ・解放感を感じます。以後病気や障害、ケガ、老化とは無縁で完全に健康体です。
  事故などの衝撃で突発的に死が訪れた場合、痛みを感じる間もなくシルバーコードが一瞬で切れ、霊体と肉体が切り離されます。
 一瞬の出来事なので、多くの人にとって予期せぬ衝撃的なことです。天国の病院で目覚め、霊体に調整期間が設けられたり、先に他界した親族や友人から状況を説明してもらうことで徐々に死の事実を受け入れていきます。霊的知識があれば、いついかなる形で死が訪れても、すぐに天国の環境に順応していきます。
 なお、自分で命を絶ってしまうと霊体に関する事情は異なります。この場合、死後、霊的視点から自殺は何一つ問題解決にならないことを認識し、自らの行為を深く後悔し、その思念が暗黒のオーラとなって霊体を取り巻き身動きできなくなります。
 先に他界された人が救出にきても、姿が見えないこともあります。また霊体は思念でコミュニケーションをとるので、自らの死の真相を知った家族や友人の心の痛みを全て受け取ります。そして、生まれる前に計画した寿命(地上との霊的な絆)がまだ残っているため、すぐに天国へ旅立てません。
 そこで、天国にいる人よりも、地上にいる人からの祈りの念が、大変大きな援助になります。自ら命を絶った方の霊体は、地上にいる人の波長にとても近いためです。
 霊の世界では、地上の人からの祈りの念は、色彩を帯びたロウソクの光のような形で届きます。それも強烈な光です。もし家族や友人・知人に自ら命を絶った方がいたら、もう何も怖がらなくていいこと、光に向かって歩き出せば天国へ行けること、周囲には援助してくれる心優しい人がいること、そして何よりも、大切に思っていること心から愛していることを伝えて下さい。
 交霊会でも、自ら命を絶った方が、地上の人からの祈りによって救われ、先に他界した家族と共に幸せにしていると伝える例がたくさんあります。そして、自分に対して祈ってくれたことに心から感謝します。自らの命を絶つという行為に対する霊的責任は、いつか再度同じような人生をやり直すなど別の形で取らねばなりませんが(動機にもよる)、地上の人からの愛によって助けてあげられます。
 自ら命を絶った方に限らず、他界された方にとって、地上世界からの祈りほどありがたいものはありません。
人々, 人々のグループ, コレクション, たくさん, ボケ, バックグラウンド

霊体と死後の世界 

 天国は地上人生とは比べようもないほど、より自由で大きな生命活動の場です。しかし、皆が死後同じところへ導かれるわけではなく、天国には無数の界層(生活する境涯)があり、個々の霊的成長度に適合したところへ自動的に導かれます。誰一人例外はありません。
 高い界層ほど光輝にあふれ、大気が安らぎと幸福感に満ちていて、活動範囲も広くなります。反対に低い界層ほど薄暗く、大気が凶暴性と利己性に満ちています。自分が暮らす界層には、霊体から自分と同じ波長を出している人のみがいます。 
  霊的成長の基準は、心の優しさです。人生の長短、社会的地位や財産は一切関係なく、特定の宗教への信仰心の有無も全く関係ありません。キリスト教や仏教にある救済思想は作り話です。あなたは天国、あなたは地獄というように、第三者によって死後どこに行くかを裁かれることもありません。
 中には信仰心の強い人が、死後、何十年、何百年も"審判”を待ち続けることもあるのが宗教の怖さです。死後は時間の感覚がなくなるので、そういうことが起こりえます。しかも天国は精神を基調とした世界のため、信仰心の束縛を解くのは地上以上に困難です。
 天国は愛の世界です。自発的な助け合いの世界です。地上人生は愛を行動に移すための訓練期間であり、苦難の中にあっても周囲への優しさを忘れなかった人ほど、霊体から眩いばかりの光輝を発し高い界層へ導かれます。
 天国でもごく自然に衣類を身に着けますがあくまでも副次的なもので、霊体の特徴が反映され、天国では霊体を見ればその人がどんな人なのか全ての人に明らかになります。つまり、自分をごまかすということができず、自分をよく見せることもできません。
 ですから地上人生でしか価値のない地位、名誉、財産だけを追い求めると、故郷である天国に戻った時、霊的資産が全くない霊的貧困層に陥ってしまいます。
 実際に、自分では社会的に成功者と思っていた人が死後、物的なことに執着しすぎ周囲への思いやりが欠けていたがために大変低い界層に導かれ、そこで暮らさねばならないという耐え難い屈辱感に苛まれるということが多々あります。
 反対に、自分は大した人生を送れなかったと思っていた人が、実は日常生活の中で周囲へのささやかな善意や思いやりを忘れずに生きていたために、無意識のうちに大きな霊的成長を遂げ、死後、眩いばかりの高い界層に導かれ大成功の人生を送ったことを知ることがあります。
 人生で増やすべきは永遠の価値がある霊的資産です。真心からの親切な行為の一つは、世界一の大富豪の全財産にも勝る価値があるのです。人類は皆、霊的家族であり、誰かを思いやることは自分を思いやることにつながります。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)、天国との対話(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、霊性進化の道(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

www.spiritualfriends.work

www.spiritualfriends.work

www.spiritualfriends.work

www.spiritualfriends.work

www.spiritualfriends.work