希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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交霊会に学ぶ霊的知識【18】母の宗教観に影響され、死を恐れていた息子からのメッセージ

 同性愛と宗教に関係する交霊会の記事は、以前にもお伝えしたことがありますが、今回は別のケースで、弟トミーをエイズで亡くした兄ジョーと姉キャリーが、霊能者ジェームズ ヴァン プラグ氏を訪ねた際の交霊の様子をお伝えします。

母から地獄行きを宣告された息子 

ジェームズ:ここに男の人の霊、トミーがきています。年齢は20代で、彼は髪の毛が抜けるのを気にしていました。この意味がわかりますか?
ジョー:はい、わかります。
ジェームズ:彼は死後、目覚めると髪がきれいに生えそろっていたそうです。
キャリー:彼は死ぬ前に、病気で髪の毛が全部抜けてしまったんです。
ジェームズ:ジョー、トミーはあなたがまさかここにきてくれるとは思っておらず、会えてうれしい、愛していると言っています。彼はすっかり元気になって回復したそうです。
*ジョーはこの言葉に涙を流しました。
ジェームズ:彼はしきりに聖書を見せています。これはどういうことでしょう?
キャリー:それは、母が福音主義(聖書を絶対的な神の言葉と信じる信仰)の信奉者で、いつでも聖書を読んでいるんです。母はトミーが同性愛者のため、必ず地獄へ行くと言ったんです。トミーの魂を救うために、母は一日中贖罪の祈りを唱えていました。トミーは地獄にいるんでしょうか?
ジェームズ:こんなに美しく素晴らしいところは見たことがないから、自分がいる場所は天国に違いないとトミーが言っていますよ。地獄に似たところは見たことがない、地獄は地上にあると言っています。
ジョー:同感です。

◎死の瞬間、霊体と肉体をつないでいた生命のひも(シルバーコード)が切れると、霊体のみで天国へ向かいます。この時、多くの人は普段の睡眠に似た休眠状態となり、目が覚めるとそこはすでに天国で、先に他界した親族や友人、霊的ガイドが笑顔で待っていて歓喜の瞬間となります。(自ら命を絶つと状況は全く異なります。)
 霊体完全健康体なので、トミーは死後目覚めるとすっかり元気で気分もよく、病気でぬけていた髪も元に戻りました。以後、病気とは一切無縁です。
 天国では霊的成長(霊的知識の理解と精神的成長)に伴い、霊体が精妙化し光輝を発します。そして、高い霊的進化を遂げた霊ほど、霊体における男女の性差が無くなっていきます。
 なお、アメリカ人であるプラグ氏の交霊会に現れる霊は、生前、キリスト教徒だったりその影響を受けた方が多く、キリスト教が伝える死後の世界と天国の実像は全く異なるということを伝えてきています。

同性愛者であることは、何一つおかしくない

ジェームズ:弟さんは亡くなる前、とても怖かったそうです。お母さんの宗教的信念を信じる気持ちがどこかにあったから、彼はとても苦しみました。ゲイだから神罰がくだって病気になったのだと母に言われた時、彼はその言葉を信じたそうです。
キャリー:トミーはいい人でしたが、母の宗教観のせいで、自分はどこか普通ではないと思い込んでいたんです。
ジェームズ:大切なのはどれだけ愛と優しさを心に持っているかで、性的志向とは無関係です。ゲイであることは、おかしくも何ともないんです。愛に条件を付けるのは人間であって神ではありません。トミーは現在、以前には考えられなかったほど深く自分を愛していると言っています。
ジョー:トミーに5年間会わなかったことを後悔していると伝えてくれませんか?彼がゲイだと分かった時、そばにいるとエイズがうつるんじゃないかと怖くて、兄弟の縁を切ったんです。僕がバカでした。
ジェームズ:そんなに自分を責める必要はありません。

◎人間は自我(本当の自分)を表現するために、地上人生で多様な特徴を持って生まれてきます。国籍や人種、性別は、この世に誕生する度に変わることがあり、たとえば前世で男性だった人が現世では女性ということあります。
 一人一人の個性が多様性を生み、その多様性から私たちはお互いに多くを学ぶことができます。同性愛も多様性の一つであり、とても神聖で美しい魂、かけがえのない存在です。
 人間、じっくり話してみれば、どんな国のどんな特徴を持った人でも、根本的に相違点よりも共通点のほうがずっと多いことに気づきます。一つ例をあげると、歴史的に多くの流血を生んだ宗教についても同様で、たとえば敬虔なキリスト教徒の方が敬虔なイスラム教徒の方と交流すれば、どれほどお互いに愛にあふれた人が多いか実感し、「なんだ、自分たちと変わらないじゃないか」と気づきます。
 実はこの方法は、死後もなお強烈な信仰心を持ち、宗教的教義から離れられない人たちの霊的教育に使用されます。異なる信仰を持つ人同士を少しずつ交流させ、お互いの共通点を見出させることで、それまでとは全く異なる視点から霊的理解が及ぶようにします。
 次第に高い波長に感応するようになり、高級霊や援助を目的とする霊団によって教義の束縛から魂を開放し、一から霊的教育を施します。

死後、明らかになる生命の実像

ジェームズ:クロスロードという意味がわかりますか?
ジョー:ええ、僕がボランティアをしているエイズ患者の支援グループです。トミーが亡くなってから参加しました。
ジェームズ:トミーがほほ笑んでいますよ。あなたをとても誇りに思い、感動しています。
キャリー:私がトミーのためにずっと祈っていたことを、彼は知っていますか?
ジェームズ:ええ、彼は夢の中であなたに感謝を伝えようとしたけれど、あなたにわかってもらえなかったと言っています。鳥に関係のある夢だったそうです。
キャリー:その通りです。3日前、どこまでも私についてくる白い鳩の夢を見ました。トミーかもしれないって、そんな気がしたんですけど。
ジェームズ:トミーは天国でウェンディと一緒にいると、お母さんに伝えてほしいそうですよ。
キャリー:ウェンディは母の親友だった人です!
ジェームズ:トミーは地上で人生を送っていた時よりも広い視野で物事を見ているので、今のほうがあるかに人生を理解できると言っています。
ジョー:僕らが今も彼を愛し、懐かしく思っていることを伝えてもらえませんか?
ジェームズ:彼もあなた方をいつまでも愛していると言っています。いずれ天国で再び一緒になれる。そこは愛が決して尽きることのない場所なのだからと。

◎天国にいる方が、地上の人に祈ってもらって気づかないことはありません。天国では思念に実体があり、色のついたロウソクの光のように目にはっきり見えて届くためです。 
 また、地上人生を終えた後、より広い視野で物事が見えるのは、全ての人に共通しています。大人になって学生時代を振り返ったり海外生活をしてみると、それまでいかに小さなコミュニティの中、限られた視野で過ごしてきたかを実感するように、人は一生を終え、あまりにも雄大な生命活動が営まれている天国から地上人生を見つめ直すと、生涯における自分や周囲の人の言動を客観的に理解できるようになります。そして、自分の考え方や言動の過ちには、積極的に改善したいという欲求が芽生えます。
 人は死後も学びの連続です。人生という一つの山を登りきり、大事なことを悟ったと思い上を見上げると、さらに高い山があることを知ります。霊的知識は無限にあり、人はひたすら学びと自己改善を続け、さらなる霊的成長を志して高みへ登っていきます。それが、霊的存在である私たちの永遠の宿命なのです。

救いの道*希望のある場所

 トミーは死の直前まで、母の言葉によって死後の世界に対し恐怖がありました。キリスト教の愛を最高とする教えは立派ですが、その教えの中には、天国へ行くための宗教的規範が多々あるため、永遠の断罪・脅迫によって、トミーのように家族関係まで分断させてしまうことがあるのも事実です。
 歴史をひもとけば、聖書には多くの改ざんがあり、メソポタミアやインドなど、イエス誕生前の神話や民話からの引用も入っています。性に関することを含め、時代遅れも甚だしい教説がぎっしりとつまり、世界中の多くの人々の精神を長い間抑えつけています。日本に伝わった救済思想を持つ仏教が釈迦の教えとは程遠いように、聖書もまた、イエスの教えとは程遠くなっています。神という、人間の想像力など遥かに超越した存在を、一冊の書物と約二千年前に存在した一人の人物に閉じ込めてしまったところに、キリスト教の歪みと矛盾があります。 
 高度な霊的進化を遂げた霊・インぺレーターは、元牧師で霊能者のステイントン モーゼスに「いつの日か、これほどいい加減な寓話が、よくも大まじめに信じられてきたものだとあきれる日が来る」と述べ、「イエス キリストの人生をもって、人間の罪を贖ってくれるものとみなすことは許しがたい欺瞞であり、それこそ神を侮辱している」と、戒めに似た口調で述べています。
  また、高級霊シルバーバーチは「地上の宗教界の指導的立場にある人が、基本的な霊的知識に救いようのないほど無知である様子を見ることほど、嘆かわしい思いをさせられることはない」と述べています。
 神とは、男性でも女性でもなく、キリスト教徒でもなければイスラム教徒でも仏教徒でもありません。自分を信じるものだけを優遇し、そうでないものを突き放す偏屈な心の持ち主でもありません。別に信じてもらわなくても神は困りません。神は人間を拡大したような存在ではなく、万物の内外に存在する宇宙最高の無限の愛、知性、そして霊的法則です。
 イエスは神ではなく、人間として神の心無条件の愛を日常生活で誰よりも実践した模範的な人間でした。高度な霊能力と心霊治療能力を有し、豊富な霊的知識もありました。彼はそれらの一切を、自分のためではなく、ひたすら人々のために使いました。
 神は常にあなたの中にあるからこそ、救いもあなたの中にある。形式や教義に盲従するだけの宗教は全く意味がなく、人間の”救いの道”は、日常生活の中の自らの言動にあるという極めて明確でシンプル、そしていつの時代の誰にでも実践できることを伝えたのです。
 あなたという人が、愛、思いやり、寛容心、優しさを自らの言動にうつした時、あなたはと通じ合い、一つになることができます。不正や暴力、暴言をこの世からなくすための勇気ある行動も立派な愛です。あなたの愛ある言動を通して、神はこの世に顕現すると同時に、霊的法則によってあなたは自分の未来に確実に幸せの種をまくことになります。あなたこそ、あなたの人生最大の希望なのです。
  ありのままの自分を当然の如く日々大切にし、周囲の人、動物、自然に、できる限り善意で接することを忘れずに生きていきたいですね。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani
参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)、もう一度会えたら(光文社)=本文交霊会の様子を引用、天国との対話(光文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、私の霊界紀行(潮文社)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、インペレーターの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、霊性進化の道(潮文社)、こころが満たされる本(大和書房)、こころが安らぐ本(大和書房)

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