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心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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シルバーバーチの霊訓からQ&A【第4回】*戦争と平和についての霊的知識

 希望発見ブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。皆様の貴重なお時間を、当ブログでお過ごしいただけることに、心から感謝しています。
 今回の記事では、前半に戦時中のシルバーバーチの霊訓に関する逸話などをお伝えし、後半に高級霊・シルバーバーチが語る戦争についての霊的知識をお伝えします。

戦争がもたらすもの

 2022年2月24日に、ロシアがウクライナに侵攻して以来、多くの悲劇的なニュースが世界を駆け巡っています。その残酷さ、悲惨さに深い憤りと悲しみを覚え、一日も早い終結を願わずにはいられません。
  日本も先の大戦で、多くの人が悲惨な体験をしました。長崎や広島の原爆資料館は、現代に生きる私たちに被曝の惨状を克明に伝え、鹿児島の知覧や万世(ばんせい)にある特攻平和記念館には、政府に「ペンをおいて武器を持て」と命じられ、鹿児島に集められた若者達の遺品などが展示されています。
 特攻隊員の中には、恋人のマフラーを首に巻いたり、野ウサギを捕まえて胸に抱き、特攻機に乗り込んで敵艦に向かっていった人もいました。数々の遺品や遺影を前にすると、まだ10代後半から20代前半の若さで愛する人たちに別れをつげ、国を思って人生を終えねばならなかったこの時代の不条理さと悲惨さが、深い悲しみと共に痛烈に伝わってきます。
 イギリスでは、戦地にシルバーバーチの霊訓を持参した兵士がたくさんいました。恐怖の極限状態の中、これから自分が向かうだろう死後の世界について、数々の疑問に答えてくれる書物がそばにあることで、勇気と慰めを得ていたのです。
 戦争は天命とか神の意思ではなく、地上の権力者の自由意思によって引き起こされます。戦争は、まだ寿命を終えるべきではない多くの命を突如として奪ってしまい、死後の世界に大きな混乱をきたすだけでなく、地上の大気に恐怖、憎悪、悲しみなど極度の陰鬱なエネルギーを生み出すため、霊的にも地上世界における最悪の出来事です。
 その陰鬱なエネルギーは、いくつもの複雑な霊的回路を駆使して行われるシルバーバーチの交霊会にも多大な悪影響を及ぼし、交霊そのものをとても困難なものにしました。
 実際に、シルバーバーチ霊団に所属する霊が「もう無理です。交霊は中止して、引きあげましょう」と幾度もシルバーバーチに訴えましたが、シルバーバーチは首を縦にふらず「困難な時こそ、霊的知識を」と霊団の仲間を鼓舞し、交霊会を続けました。
 戦争の霊的責任は、当然ながらそれを仕掛けた権力者が最も重い責任を負います。私たちは皆、霊的法則の元に生きていて、愛に基づく善い行いをすれば自動的に霊性が高まり、その反対は霊性を下げます。
 そして、死後もその霊性に適合した界層に自動的に導かれます。この霊的法則に誰一人特別優遇される人はいません。いかなる地上の権力も地位も宗教も、霊的法則には介入できず無力です。
 第二次世界大戦時、ヨーロッパ社会を震撼させた残酷な独裁者がいました。当時、霊能者のスカルソープ氏は霊的ガイドの保護の元、霊体を肉体から一時的に離脱させて天国の様々な界層を訪れたのですが、その際、残忍な独裁者がその霊性の低さゆえ導かれる暗黒に満ちた界層を見学しました。彼はその様子を以下のように述べています。

どの人間もうなだれ、着ている服はまるでクモの巣でもまぶしたようなひどい姿をしている。表情は沈みきり、周囲のことには何の関心もみせず、ただ絶望的にあてもなく歩き回り、もう永遠に救われる望みはないと思い込んでいる。身の毛もよだつほどの、みじめな境涯である。彼らがここにいるのは、地上時代の無知による行為が、霊界におけるそれ相応の境涯に位置付けているにすぎない。地上時代の言動によって霊体が形成され、死後その波長に合った境涯へと自然にひきつけられている。神の霊的法則は絶対である。地上で偉いと思われている人が必ずしも死後も偉いとは限らない。

 人生はこのように、死をこえて必ず完璧にバランスが取られるようになっています。権力者に限らず、他者に威圧的な態度をとったり、暴力・暴言など意図的に誰かに恐怖を与える行為は、永遠の時の中で、いつか必ずその全ての責任を負うことになります。反対に、たとえ報われないように思えても、普段から周囲の人に善意で接している方は死後、霊的法則によって自分が誰かに与えた分の愛を受け取り、想像を絶するほどの幸福な境涯に導かれます。
 次に、戦争に対する質問にシルバーバーチが答える様子をお伝えします。

Q&A:1~3

Q1:戦死の場合でも、誰がいつ死ぬということは、霊界では前もってわかっているのでしょうか?

A1:そういうことを察知できる霊がいますが、どれくらい先のことが察知できるかは、その時の事情によって異なります。愛の絆によって結ばれている間の場合、いよいよ死によって霊体と肉体の分離が始まると必ず察知します。そしてその分離がスムーズに行われるのを手助けするために、その場に赴きます。いずれにしても人が他界する時、独りぼっちの人は一人もいません。必ず例外なく、まわりに幾人かの縁ある人がいて、温かく迎え、新しい、そして素晴らしい第二の人生を始めるための支援をいたします。


Q2:この地上には、霊界に存在しない邪悪なものがあふれているとおっしゃいますが、なぜでしょうか?

A2:私たちの世界(霊界)には邪悪なものは存在しません。もちろん、低い界層へ行けば霊性が貧弱で環境美のない侘しい世界はあります。そうした世界を例外として、霊界には邪悪なものを生み出す原因となるものが取り除かれています。
 地上にある邪悪なものの原因は、既得権に安住している利己主義者が生み出しているものと、人類の霊性の未熟性から生まれるものがあります。貧困層ができあがるような社会体制のほうが得をする者たち、儲けることしか考えない者たち、私腹を肥やすためには、他の人間がどうなろうと構わな者たちといった卑劣な精神の持ち主が、薄汚い社会環境を作り出しています。


Q3:霊界はどの程度、地上の政治に関与するのでしょうか?

A3:私たちは政党というものには関与しません。私たちが関心を向けるのは、どうすれば人類のためになるのかということです。地上世界は悪習と不正、既成の権力が氾濫し、それが神の豊かな恩恵が自由に行き渡るのを妨げています。そこで私たちは利己主義に立ち向かっているのです。そのためになる人であれば、党派に関係なく、時と場所を選ばずに影響力を及ぼして、改革なり改善を促します。
 また、全ての生命に霊的計画があり、全ての国にも霊的計画が用意されています。地上人生で崇高な動機で国家的な活動に邁進してきた人は、死後も霊の世界から母国を援助します。愛国心は純粋な愛の表現ですから、その人の力は引き続き利用されます。さらに霊的に向上すれば、国家意識は消え、全ての人間は霊的に同じ神の子だという認識が芽生えます。


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Q&A:4~6

Q4:他国に戦争を仕掛けられ、敵兵を殺めてしまった場合、霊的責任はどうなりますか?

A4:生命とは神のものであり、いかなる人間も誰かの寿命を縮める権利はありません。しかし、自由のための戦いで、自分はそうすることによって世界のために貢献しているのだと確信しているのであれば、その人をとがめる人は霊の世界に一人もいません。人間の行動は、動機が最も優先的に考慮されるのです。
 個々の人間が、自分の動機によって決断すればよいのです。全ての恐れや卑怯な考えをすてて自分一人になりきり、それまでの自分の霊的進化によって培われた良心の声に耳を傾ければよいのです。ただし、殺し合うことが唯一の解決手段ではないことを忘れないでください。


Q5:戦争で敵・味方となって戦いあって他界した人たちは、霊界でどうなりますか?

A5:それは、それぞれの霊的進歩の状態によって異なります。他界後も延々と戦い続けている人もいます。霊界の低界層では、地上での戦争がそのまま続けられています。が、いつかは地上で抱いた敵対心は、死と共に消滅すべきという認識が芽生え、その界層を離れて地上で培われた敵意と偏見を捨て去ります。霊的知識の理解と共に、成すべきことは自分自身の霊性を磨くことだと自覚し、それは自分という存在を誰かのために役立てることによってのみ成就されると認識します。

 

Q6:暴力についてどのように考えていますか?

A6:悪を大目に見たり暴力を助長することになってよいということは絶対にありません。暴力への同情心はひとかけらもありません。愛は暴力という形では表現されません。暴力は調和を乱し、激情を噴出させます。挙句にその反動が自分に戻ってきます。本人にとって何一つ良いことはありません。

 

Q&A:7~9

Q7:この病める地上界へなぜ続々と新しい生命が誕生してくるのでしょうか?何が目的なのでしょう?

A7:それは地球が霊的存在である魂の訓練施設だからです。地球は学校の役割を果たし、その後の死後の世界の生活に備えているのです。地上人生で体験したことを踏まえて、霊界へ戻ってから成すべきことがあるのです。
 忘れてはならないのは、人間は無限の可能性を秘めていること、人生は常に暗黒から光明へ、下層から上層へ、弱小から強大へ向けての闘争であり、進化の道程を絶え間なく向上していくものであるということです。試練や困難なくして、克服すべきものはなくなります。
 日常生活の中で、いつどこにいても誰かのために役立つことを心掛けることです。どんなささやかなことでも結構です。縁のできた人に優しい行為を施して下さい。その時、皆さんの存在意義が発揮される時です。


Q8:地上人生を生きるにあたり、他には何を心掛ければよいのですか?

A8:自分に正直になり最善を尽くす、それだけでいいのです。宗教的信条も教義も不要です。自分は今何をすべきか素直に認識し、その心がけを日常生活で徹底すれば、決して道を誤ることはなく、この地上界に誕生してきた目的を成就させていることになります。
 霊界側から地上世界を見ると、本当は存在してはならない暗闇の中で生きている何億とも知れぬ人々の姿が見えます。荒れ果てた家屋で空腹と渇きに苦しみながら、疑念と不安を抱きつつ狼狽し、途方に暮れた生活を送っています。
 その一方には、己の飽くなき貪欲を満たさんがために、そうした無数の人々を虐げ続けることに知恵を絞っている者もいます。そこで私は、霊的に覚醒した方々に申し上げるのです。勇気を持って戦って下さい。あらゆる不正、闇、横暴、不公平と戦って下さい。その人の背後には、人間的煩悩から解放された霊の大軍が鼓舞して援助しています。決して見捨てるようなことは致しません。

 

Q9:地上世界は渦巻き状(スパイラル状)に進化しているように思います。

A9:おっしゃる通りです。その渦巻きの一番底は、恐ろしい様相をしていても、上層部は実に明るい展望が開けています。落胆してはいけません。霊的知識を携えた人が絶望を抱くようなことがあってはいけません。大切なのは、取り越し苦労をしないということです。人間の心配の念は私たち霊界から援助する霊にとって非常に厄介な障害です。拒否的性質や腐食性があります。恐れ、不安、心配などは、その人を包む物的、精神的、霊的雰囲気を乱し、私たちが近づくのを一段と困難にします。いつかなる事態に直面にしても、穏やかで平静で受容的態度を維持すべきですし、そう努力すべきです。心配の念を捨てて下さい。そうすれば心に静穏が得られます。心が静穏になれば人生そのものが静穏になります。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani
参考文献:シルバーバーチの霊訓(1ー12)、これが心霊の世界だ、霊力を呼ぶ本、人生は霊的巡礼の旅、インぺレーターの霊訓、ベールの彼方の生活、私の霊界紀行(以上全て潮文社)、シルバーバーチに最敬礼(コスモス・ライブラリー)、(以下全てハート出版)シルバーバーチの新たなる啓示、シルバーバーチの最後の啓示、シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A、シルバーバーチ今日のことば

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