希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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シルバーバーチの霊訓からQ&A【第2回】死後の世界と地上人生の深い関係

後世に霊的知識を引き継ぐ使命

 スピリチュアリズムと呼ばれる、地上世界に霊的知識を広める計画は、霊の世界において古代より存在しました。人類史上、散発的にその計画が実行されたことがありましたが、霊的知識が社会に深く根づくことはありませんでした。
 「今度こそ、必ず」と高級霊による空前絶後の大規模組織をもって取り組んだ結果、1848年に、アメリカにある一つの民家に霊現象となって顕現しました。これはハイズビル事件と呼ばれ、多くの人々に霊的世界に関心を持たせるきっかけとなりました。
 次第に霊能力を持つ人が現れて各地で交霊会が開かれ、何といってもそこに当代髄一の科学者たちが霊能力や霊的事象の厳密な科学実験を繰り返し行い、それらが科学的に証明されるという画期的なことが起こりました。
 特にイギリスの物理学者ウィリアム クルックス博士やフランスのノーベル生理学賞受賞者のシャルル リシェ博士のような、世界的な科学者による本格的な研究が、霊的世界の実在に科学的根拠を持たせることになりました。
 そして、スピリチュアリズムの流れはアメリカからヨーロッパ、日本など世界中に広まりました。その中心的な原動力となったのが高度な霊的知識が活字化された高級霊による霊界通信です。
 1873年には49名から成るインぺレーター霊団による「霊訓」が、ウィリアム ステイントン モーゼス氏を通して自動書記という手法で伝えられました。 モーゼス氏はオックスフォード大学でキリスト教神学を学んだ牧師で、高潔で実直な人間性を持つ人でした。
 しかし霊能力(自動書記能力)が開花したことで、彼はそれまで熱烈に信仰していたキリスト教教義を、真っ向から否定する霊的知識を受け取ることになりました。それだけに、高級霊インペレーターから「聖書の言葉にはこだわらないように。曖昧で誤って記されていることが多い」と伝えられても、すんなりとは受け入れられませんでした。
 モーゼス氏のあまりの頑固さに、途中でインペレーター霊団が完全撤退を検討しましたが、霊団が丁寧に教義の矛盾を説き続けたことで、10年の時を経てモーゼス氏を教義の束縛から完全に開放しました。
 1913年には36名から成るサブディエル霊団による「ベールの彼方の生活」が、ジョージ オーエン氏を通して伝えられました。その霊団には先に他界した彼の最愛の娘、ルビーもいました。
 ジョージ オーエン氏も牧師の身でありながら、モーゼス氏とは異なる種類の自動書記能力が開花しました。(モーゼス氏の場合は、霊界側がエクトプラズムと呼ばれる霊的物質を使用して彼の手を動かす。オーエン氏は霊的思念をキャッチすることで、手が自動的に動いていく)。
 彼はまず亡き母親からメッセージを受け取り、その後サブディエル霊団から霊的知識を受け取りました。その内容は書籍化され世界的大反響を引き起こしましたが、キリスト教教義と相反することを広く世に公表したために、オーエン氏は教会から追放されました。
 オーエン氏は莫大な印税を一切受け取らず、生活は一時困窮を極めましたが、『シャーロックホームズ』で知られる世界的作家コナン ドイル氏が、オーエン氏の生活と霊的知識普及の活動を全面的に支援しました。ドイル氏自身も霊的知識普及に後半生を捧げた人でした。
  そして、1920年からモーリス バーバネル氏を通して伝えられた「シルバーバーチの霊訓」につながります。前述した高級霊インペレーターの言葉です。
「各時代の人間の中から啓示の受信者が選ばれます。その人は霊的影響力の預かり人であり、現在と未来とをつなぐ連結の輪です。後世の人間に引き継がれるべき霊的知識がその人に授けられ、神の特命を受けた高級霊が指導にあたります」
 霊的知識普及には、確かな霊能力と高潔な精神を持つ人間の協力が不可欠です。モーリス バーバネル氏は「啓示の受信者」としてその神聖な使命を半世紀以上に渡り見事に果たしました。
 それでは、今回もシルバーバーチの交霊会の様子をお伝えします。

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◎左:ジョージ オーエン(1869-1931)、右:コナン ドイル(1859-1930)
(出典:www.georgevaleowen.org

◎モーリス バーバネル(1902-1981)
出典:Maurice Barbanell | The Spiritualists' National Union (snu.org.uk)

Q&A:1~3

Q1:人間一人一人に霊的ガイドがついているというのは、本当でしょうか?

A1:受胎の瞬間から時にはそれ以前から、誕生してくる魂を守護し導く霊が付き添います。その霊はあなたの一生を、能力の限りを尽くして守護してくれます。あなたがその霊的真実を知っているほど、霊的波長と感応するため、両者の関係は深くなり力が及ぶようになります。全く知らずにいると、霊的ガイドの力は物的世界に届きにくく、何かとやりにくいものです。また、霊的ガイドを補佐する霊も何人かいます。あなたの人生に何が待ち受けているかは、霊的ガイドにはわかっています。どの霊がどの人間の霊的ガイドになるかについては選り好みは許されず、霊的親和力によって決まります。


Q2:例えば、災害から救われるケースと救われないケースがありますが、霊的ガイドとの関係はどうなっているのでしょう?

A2:全てはその時点での環境条件によって支配されます。誰にも霊的ガイドがついていることは事実ですが、もしその存在に気づいていなければ、霊的ガイドは地上界と感応することはできません。地上の人間が救助できるような条件を整えることが大前提であり、困難な時にこそ平常心を保ったり日常的に瞑想などをして霊界の波動と調和してくれると、霊的ガイドは地上世界に強く力を行使できます。
 ただし、悲劇の犠牲者には別の霊的な見方があることを忘れないで下さい。死は地上の人間にとって恐ろしい出来事のようですが、霊界にいる私たちにとっては喜ぶべき再会でもあります。魂が地上へ誕生する時、霊界側では泣いて見送る人が大勢いるのです。そして、死によって地上から解放された方を喜んで迎えています。


Q3:愛し合う二人のうち、片方が先に他界した場合、残された方が後に他界した時に、間違いなく幸せな再会が待っていますか?

A3:その通りです。ただし、お互いに愛し合っていた場合のことであって、一方的な愛ではそうはなりません。愛はその対象から切り離して考えることはできません。地上という場所は、霊的視点で見ればほんの一時的な生活の場にすぎません。肉体に不老不死はありえず、いよいよ愛する人が地上を去る時が来たら、本来は祝ってあげるのが本当なのです。そして、いずれは自分も後から行って、地上では想像もできない、より大きな光明と美と驚異の世界で一緒に生活することになると知って下さい。

 

Q&A:4~7

Q4:でも、魂に生まれ変わりがあるとすると、死後霊界に行っても、必ずしも会いたい人に会えないことになりませんか?

A4:愛は必ず成就されます。なぜなら愛こそ宇宙最大のエネルギーだからです。愛は必ず愛する人同士を引き寄せ、また愛する人を探し当てます。愛する人同士を永久に引き裂くことはできません。先に他界した家族や友人は、今なお実在の人物であり、地上にいた時と同じようにあなた方のことを愛していることを忘れないで下さい。彼らはあなたの願望や心配事まで全部理解し、あなた方の霊的成長にとって地上体験から得られるよう導いてくれています。


Q5:魂は、これから地上に誕生するということを自分で理解しているのでしょうか?

A5:魂そのものは本能的に自覚しますが、霊的進化の程度によって異なります。これから生まれてくる魂の中には、自分が以前にも地上人生を送ったことがあることを知っている人もいれば、全く知らない人もいます。霊的レベルで自覚はしていても、それが精神によって知覚されていないことがあるのです。


Q6:地上に生まれてくる時は、前世と同じ国に生まれてくるのでしょうか?また性別も同じですか?

A6:そうとは限りません。地上人生で目指している目的のために最もふさわしい国や民族を選びます。性別も、前世と同じ姓に生まれるとは限りません。

 

Q7:天国で暮らす環境は、地上と同じですか?

A7:いえ、同じではありません。霊界には無数の界層があり、ある一定の霊的進化のレベルに達した人が、同じ界層で生活を共にします。地上では様々な霊的レベルの人同士が交わりますが、霊界では心優しい人が横暴な人と同じ界層にいるということがないのです。
 霊の世界に夜はなく、常に明るい光に包まれています。そこは創造の世界で、そこに住む人が自らの霊力・思念で創造していく世界です。

 

Q&A:~10

Q8:死後、人はもう一度やり直すチャンスは与えられるのでしょうか?

A8:もちろんです。人生は墓場で終わるのでなく、死後も続くのです。苦難の生涯を送った人や挫折の人生に終わった人にも、埋め合わせとやり直しのチャンスが与えられ、地上界のために貢献しながら逆賊の汚名を着せられた人にも、悔し涙をぬぐうチャンスが与えられます。
 逆に愚かにも地上で威張っていた人は、その誤りを矯正するための試練を体験しなければいけません。死の床にあっていくら懺悔の言葉を述べても、それで悪行がもたらす結果から逃れられるわけではありません。もしそうでなかったら、地上世界は矛盾だらけで、せっかく送った人生への報償も罰も与えられない人が無数にいることなります。
 他人を思いやり、慎み深い人生を送っている人は何一つ死後の世界を恐れることはありません。恐れるべきは、周囲の人に威張り散らすような利己的な人生を送っている人です。


Q9:死後の世界にも、スラム街のような卑劣な環境はありますか?

A9:低い界層にそのような環境が再現されています。もちろんそれは、そこに住む霊の精神的発達程度が反映されているにすぎません。そのような環境に暮らすことに心が反発するようになったり、霊的向上心が芽生えたら、その環境から脱出し上の界層へ行くことができます。


Q10:全ての人が、低い界層から死後の生活をスタートするのでしょうか?

A10:いいえ、それはあくまでも死後の世界について、何の予備知識を持たない人や精神的に幼稚な人に限ってのことです。つまり、物的なものを超越したことを思い浮かべることのできない人です。成長と向上と進化によって霊的資質が身につくと、次の高い霊的レベルの界層へ移行します。覚えていただきたいことは、死後の世界は精神的な世界であり、各自の精神が最高の権威を持ち支配していて、個々の自覚が最優先されるということです。

次回もシルバーバーチの霊訓をお伝えします。今まで読んだことがある方も、初めて読む方も、一緒に学んでいけたらと思います。
今日も最後まで希望発見ブログお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:シルバーバーチの霊訓(1ー12)、これが心霊の世界だ、霊力を呼ぶ本、人生は霊的巡礼の旅、インぺレーターの霊訓、ベールの彼方の生活(以上全て潮文社)、シルバーバーチに最敬礼(コスモス・ライブラリー)、(以下全てハート出版)シルバーバーチの新たなる啓示、シルバーバーチの最後の啓示、シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A、シルバーバーチ今日のことば

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