希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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シルバーバーチの霊訓から名言集【第2回:21~40】人生の真実を求めて

今回の記事でも、読者の皆様と一緒にシルバーバーチの言葉に耳を傾け、霊的知識を学んでいきます。最後までよろしくお願いいたします。

美しい人生を送った人

 人生の本当の勝負は、誰かと比べてよい生活をしたり、有名になったり、社会的に高い地位につくことではなく、周囲の人や困っている人にどれだけ思いやりを持って生きられるかだと霊的知識は教えてくれます。
 その勝負の結果は、死後の世界とも密接に関係があり、人が一生を終えたあと携えていける財産は、心に育んだのみです。
 実際に、生涯でどれだけ周囲の人、動物、自然に愛を持って生きることができたかで、死後の世界の生活環境が決まります。多くの人は何一つ心配する必要もなく、光と安らぎに満ちた大変美しい境涯に身を置きますが、地球という生命活動の場は、人間の意識の中の低い部分(利己性、強欲、暴力性)を刺激する誘惑が多く潜んでいて、愛に反する行為によって死後壮絶な後悔の念に苛まれる人がいることも事実です。
 日本には歴史上、後世の人間のお手本となるような見事な一生を送った人が存在しました。どんな困難にあっても、愛に生きることを忘れなかった非常に霊性の高い人たちです。
 その中の一人が、今からおよそ200年前に現在の岡山県に生を受けた緒方洪庵(おがたこうあん)です。武家に生まれた彼は一人前の武士になるために、子供の頃から剣術を習ったり漢学を学んだりしましたが、生まれつき病弱でよく習い事を休むことがありました。
 病弱であることをきっかけに人体のメカニズムに関心を持った洪庵少年は、医学の道を志しました。それも、当時では珍しい西洋医学を学びました。
 彼は大阪や江戸、長崎で何年も勉学に打ち込み、29歳の時、大阪に戻って診療所と人材の育成を兼ねた適塾を開きました。そして、患者には常に優しい言葉遣いで深い愛を持って接しました。
 人材育成にも力を入れ、身分制度の厳しかった江戸時代において、身分に関係なく情熱ある若者を入学試験なしに全国から受け入れ、平等に接しました。福沢諭吉、高松凌雲、大村益次郎など、のちに日本の近代化に大きく貢献した多くの人物が適塾で学びました。
  緒方洪庵は門下生たちに12の戒めを示しました。第一条には「この世に医者が生活しているのは、人のためであって自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただただ自分を捨てなさい。そして人を救うことだけを考えなさい」とあります。
 地上世界におけるいかなる物的財産、名声、肩書も、死と共に完全に消滅します。そして人は死後、一つの真実にたどり着きます。愛こそ永遠の所有物であり、物的財産・名誉は一時的な授かりものでしかなかったのだと。だからこそ緒方洪庵のように善意、思いやりに生きることを最優先にすれば、後悔がありません。

二つの世界の悲劇をふせぐために

 死後の世界では、霊体があなたの身体になります。その体には、一生分の言動や行為における動機が全て記録され反映されています。愛に生きた人ほど霊体は高い波長を放ち、霊体に光輝となって現れます。
 反対に、もし表向きは人々のためと言っていても、本心では私利利欲にまみれた生活を送ったり、自分を利するためなら人を傷つけることをいとわない生活を送った人は、著しく低い波長を放つ霊体を携えて、天国の中の大変低い界層に導かれ、漆黒の闇の中で新たな人生のスタートを切ります。ごまかしや言い訳は一切通用せず、周囲には自分と同じ人格の人ばかりです。
 低い界層に導かれる人を見て、高級霊シルバーバーチは「この人にもし生前、霊的知識があれば、ここまでひどい界層に導かれることはなかっただろうに」と言います。
 困ったことに、霊の世界の低界層の住人は、地上社会に大きな問題を引き起こします。彼らは天国では権力欲や金銭欲が満たされないことを知り、地上世界に目を向けて頻繁に戻り、自分と同じ強欲の持ち主に近づきます。そして背後から生前の自分と同じような行為をするよう思念を送ってそそのかし、死後もなお欲望を満たそうとします。アルコールやギャンブルなどに強度の依存状態にある人や凶悪犯罪者にも同じことが起こりえます。
 シルバーバーチ霊団が霊的知識を広めるのは、こうした霊の世界、地上世界双方の悲劇的な負の連鎖を食い止めるためでもあります。
 人間の心には良心という、その人がそれまで達成した霊的発達レベルにおいて、間違うことのない言動の判断基準が備わっています。自分の良心に反することは、決してしないことです。
 もし過去に大きな過ちを犯したことがあると認識がある方は、真摯な反省が大きな霊的成長の一歩であり、これからいかに善意で周囲の人に接していくかが、自分を救う唯一の方法です。霊の世界では、心から向上を望む人を見放すことは絶対にありません。必ず援助の手が差し伸べられます
 それでは前回に引き続き、シルバーバーチの霊言をお伝えいたします。

シルバーバーチの名言:21~30

㉑人間が"死”と呼んでいる現象は、物的な身体が役目を終える現象です。その後、魂は肉体という牢獄から解放されて、より精妙な構造をした霊体で自我を表現することになります。地上では眠っていた霊的感覚が死後発揮され始めると、その活動範囲が飛躍的に広がります。

 

㉒たった一つの宇宙の中に、無数の界層(生活の場)があります。生命には無数の進化の段階があるということです。他界した方も、相変わらず同じこの宇宙で生き続けているのです。ただ地上とは異なる波長の世界、異なる意識の段階で生活をしています。

 

㉓あなたは物質の世界に生きているために、生命活動を物的なものとして考えがちです。しかし生命の本質は物的なものではありません。生命の基盤は非物質的なものです。物質をいくら分析しても生命の起源は見つかりません。あなたという存在は、物質ではありません。本当のあなたとは"霊”なのです。

 

㉔あなたの思念、行為、生活そのものがあなたという実在(霊体)を形成していきます。その実在は肉眼では見えませんが、死の過程を経て肉体と永遠に決別した瞬間から全てが明らかになります。地上生活によって形成された性格をそっくり携えていくのです。日常生活の中で培われた霊的資質こそ、あなたの永遠の財産になります。

 

㉕霊界に来て何年になるとか、地上で何歳の時に他界したとかは何の関係もありません。全ては霊性の発達程度によって決まります。そこが地上世界と霊界との大きな違いです。天国へくると、あなたが交わる相手は霊的に同質・同等の人ばかりで、生活範囲がほぼ同等の霊格の人に限られます。そこには霊的親和力の法則という絶対に狂うことのない法則が働いています。

 

㉖人間は物的身体(肉体)という牢の中で生活しています。その牢には小さな隙間が五つあるだけです。それが五感です。実際には、あなた身体の周りで無数の生命活動が営まれているのです。見えないから存在しないと思っていけません。人間の五感では感知できないというにすぎません。

 

㉗他界して間もない段階では、人間は地上にいた時と少しも変わりません。肉体を捨てたというだけで個性は同じです。性格も変わっていません。欲深い人間は相変わらず欲深く、無知な人間は相変わらず無知です。しかし、そのうち霊的覚醒の過程が始まります。

 

㉘あなたは今その地上で生きている時から、立派に霊的存在です。他界してから霊的存在になるのではありません。今もあなたは霊体を携えているのです。

 

㉙地上世界は神から授かっている霊的資質=愛を少しでも多く発揮するように、精神を鍛練し、霊性を強化して他人のために役立つことをする、その練習をしているのです。

 

㉚全ての人間が、睡眠中に霊体と肉体をつなぐシルバーコードが伸びて霊の世界へ来ています。それは神の配剤の一つで、いよいよ死後の世界に来た時に環境の違いによってショックを受けないように、未来の環境に慣れさせておく目的があります。実際に死後、睡眠中に訪れていた環境の記憶がよみがえってきます。

 

シルバーバーチの名言:31~40

㉛死後にも生命は存在します。"故人”は今もなお生き続けています。地上圏へ戻ろうと思えば戻れますし、現に戻っています。ただそれだけの表面上のことだけで、この問題を片づけてはいけません。なぜ人は死後も生き続けるのか、地上人生は天国の新しい生活環境にどう影響を及ぼすのか、死後、人はどういう体験をしているのか、地上での言動や思想が霊的に向上を促しているのか足をひっぱっているのか学ぶ必要があります。死の関門を通過すると、物的身体をあとにして今度は魂が霊体に宿って霊の世界で新しい生活を始めます。地上生活は全てそのための準備なのです。

 

㉜いつかあなたが地上人生を終える時、決して一人でこの世を旅立つのではありません。愛でつながった人々が付き添って、何かと面倒を見てくれます。これには例外はありません。天国という素敵な環境で順応できるよう、十分な支援体制がとられています。

 

㉝その目で姿を視ることも、その耳で声を聞くことができなくても、霊の世界にはあなたとの地上的な縁のある霊、または血縁はなくても無私の愛に動かされた霊が常に控え、あなたを援助し、鼓舞し、もっと生きがいのある生き方へと導いてくれています。

 

㉞あなたの霊性の高さは、人生をいかに生きてきたかによって決まります。この摂理は全ての人間に例外なく当てはまり、どう繕ってみてもごまかしはききません。自己中心的、利己的な生活を送れば霊性は低くなり、他人を思いやる生活を送れば霊性が高まり、それはあなた自身のことを思いやることにつながります。

 

㉟既成宗教に籍をおく宗教指導者はいずれ、これまでに犯した過ちの全てに責任を取らねばならない日がやってきます。神の目はごまかせません。特に教義に過ちがあると知りながら宗教活動をしていた人は、その責任が大きくなります。特定の宗教の信者になったり宗教的儀式に参加したからといって、魂は一切影響をうけず、理想の人間になれるわけではありません。霊の世界に来ると、特定の宗教の教義を擁護しても何の意味もありません。大切なことはただ一つ、地上人生において、日常生活の中でどれだけ愛を発揮したかです。

 

㊱あなたは個性を築き、魂の進化を促進するためにこの地上世界に生を受けたのです。利己主義の道を選べば、霊的法則によってその代償を支払わないといけません。多くの場合、死後清算することになります。人を思いやり愛に生きることを選べば、それだけ霊的成長という褒賞があります。

 

㊲まじめに、あなたなりに最善を尽くすことです。そして他人に対して寛容と慈悲の心を向けてあげることです。それができるということが、進化しつつある魂の証です。人間は誰一人として完璧な人はいません。煩悩を備えた存在であり未熟であるが故に、時には的外れのことを考えて間違いを犯すものです。だからこそお互いに寛容と慈悲と受容性と愛が大切なのです。

 

㊳あなた方は、地上生活を人生の全てとして物事を受け止めます。しかし地上を去った私たちは、地上生活を永遠の生命活動の中のほんの一瞬として位置づけます。人生において、魂が完全に打ちのめされるほどの出来事は決して生じません。一つ一つの出来事は、いかに困難を極めるものであっても、魂をいっそう成長させるための手段と心得て下さい。その場限りのとらえ方ではなく、永遠の観点から人生を見つめることを忘れてはいけません。

 

㊴賢い人間とは、体験の全てを魂にとってプラスになる方向へ転換する人、試練や誘惑から逃げようとせず、全力を尽くして困難の克服にあたる人です。その意気込みの中でこそ、霊性が進化し強化されるのです。

 

㊵皆さんは過去の偉人のことを、過ぎ去ったこととしか考えませんが、その人たちはその後も、天国で同じ情熱を地上の人々に対して抱き続け、今なお活躍しています。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:シルバーバーチの霊訓(1ー12)、これが心霊の世界だ、霊力を呼ぶ本、人生は霊的巡礼の旅、インぺレーターの霊訓、ベールの彼方の生活、私の霊界紀行(以上全て潮文社)、シルバーバーチに最敬礼(コスモス・ライブラリー)、(以下全てハート出版)シルバーバーチの新たなる啓示、シルバーバーチの最後の啓示、シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A、シルバーバーチ今日のことば、21世紀に生きる君たちへ(朝日出版社)

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