希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。◎当ブログの記事内容の一部及び全てについて、無断で勝手に引用、転載、複製し二次利用することは、固くお断りいたします。

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シルバーバーチの霊訓から名言集【第6回:101~120】優しく生きてこその人生

聖人を拝まず、生き方を見習う

 世の中には、死後も多くの人々から尊崇を受けている人がいます。宗教と深い関わりがあると信じられている孔子や釈迦、イエスなどは聖人とも呼ばれます。
 聖人たちの教えや言葉は、いずれも死後数十年、または数百年たってから、弟子や後世に生きる人々によって編纂されました。中には本人に意志に反してその人物像が神格化されたり、新たな伝説や全く関係のない教えまで追加されることも多々ありました。
 しかし霊的世界の住人は、偉大な魂ほど神格化されたり、崇められることを一切望みません。ましてやこの世の名誉や名声に固執するような尊大さは、微塵も持ち合わせていません。本来、"聖人”とは神格化して遠ざけてしまうのではなく、もっと身近に感じてその生き方から見習うべき存在です。
 前回の記事の冒頭でご紹介した言葉は、孔子のものです。孔子は知識欲旺盛で勤勉だった半面、気が短く、礼儀作法を大事にするあまり、家庭内で息苦しさを感じた妻は家を去りました。
 彼は冠婚葬祭を担当する役人をしていた頃、その低い身分から蔑まれ、怒りに震えるほどの屈辱を味わったこともありました。また、わからないことはわからないままにせず、上司を質問攻めにしたので、変人扱いされることもありました。
 それでも、卑屈になったり委縮せずに生きていくための知恵を求め、いきついた先が私利私欲を捨て、礼や義、仁、つまり愛に生きることでした。最初から何もかも順風満帆の人生だったのではなく、日常生活に起こる数々の困難や自分の短所に懸命に向き合い、転んでは起き上がりを繰り返し、他人への愛を忘れずに生きたのです。
 孔子が広めた儒教は礼を重んじ、人々の葬儀も担いました。やがて国教化され、儒教は中国全土に広がります。そこに釈迦仏教とは異なる、大乗仏教がインドから入ってきます。元々、仏教は葬儀とは全く無関係でしたが、儒教との競争に勝ち抜く必要もあり、葬儀を執り行うようになります。
 こうして独自の死後の世界観や新たに創作されたお経を含んだ中国式仏教が日本に到来しました。その後、江戸時代には幕府がキリスト教を徹底的に弾圧する傍ら仏教を推進したため、葬儀を取り扱う仏教(無関係の宗派もある)は庶民に広まり、教団の強力な資金源になります。
 宗教はこのように、時代や文化、時の権力者の都合により、教えや形そのものが変化していきます。仏教もキリスト教も原型があとかたもなく崩れていき、特に死後の世界の知識は、事実無根の内容があまりにも多く、それらを信じてしまった人が他界後、大混乱に陥る様子が霊界通信や交霊会では多く伝えられています。
 天国では個々の精神が最高の権威を持つため、信仰心が深いほど宗教的束縛から逃れるのは、大変な困難を極めます。

人は誰しも死後、復活する

 古代に生きた聖人が、何かしらの"啓示”を受ける時、そこには必ず霊能力が働きがあります。いかなる霊的メッセージ、インスピレーションも、霊的世界とのつながりなくして得られません。
 史上最も類まれな霊能力と深い霊的知識、そして高度な心霊治療能力を持ち合わせ、それらをひたすら人々のために役立てたのがイエスです。しかしキリスト教はイエスの能力を直視せず、神だから何でもできたとしてしまい、イエスと同じ能力を持つ人たちに、歴史的に凄惨な迫害を加えてきました。
 イエスが霊的メッセージを受け取ったり、死後弟子たちの前に姿を見せて復活したり、一瞬で病人を治したことなどは、全て厳格な霊的法則にのっとって行われており、聖書の内容も霊的知識なしには理解不能の部分がたくさんあります。
 人は誰しも死後復活します。イエスは霊体を物質化させて姿を見せましたが、私たちは皆、霊体を持つ霊的存在であり、死の直後に新たな人生が始まります。そして地上の人々のために、自分の経験を役立てようと霊的に影響力を与えます。霊的な意味で復活とは、このように霊的な影響力として戻ってくることを意味します。
 聖人と呼ばれる人々も、死後、霊的成長と共に霊力を増し、より大きな影響力を地上人類に与えています。イエスは地上に生を受けた人々の中で最も大きな影響力を持っています。高級霊シルバーバーチに、地上世界に霊的知識を伝える使命(スピリチュアリズム)を与えた、高級霊団の最高位にあるリーダーはイエスです。彼は地上でやり残したことを壮大な霊界の組織力と綿密な計画と共に、やり遂げているのです。
 イエスは地上人生の中で、当時のユダヤ社会における宗教組織と宗教家が、その権力と組織の維持に汲々とし世俗生活におぼれ、自らの利権と生活を優先させ、霊的真理を伝えるという最も大切な役割を果たしていないことを厳しく糾弾しました。
  悲しいことに二千年前に存在したような宗教組織や宗教家は、日本を含めた世界中に存在します。宗教的な教義は一見霊的に見えて、地上的かつ人工的なものです。今よりも遥かに人類全体の霊性が低かった時代の人々が、非常にお粗末な発想で創作したものを、現代に生きる人はただただありがたがって受け取るのではなく、徹底的な理性を持って見つめる必要があります。
 もちろん、当ブログに書かれている知識も、皆様の理性が反発する場合は、受け取りを拒否して下さい。間違っていると感じた場合は、常にご自身の意見を優先させて下さい。
 という概念は、人類の霊的成長に伴い、時代と共に少しずつ変化していきます。怒ったり罰を与えたり、自分を信じた人だけを天国へ導くような古代の人が考え出した偏屈的かつ人間的な神の存在は消えていきます。
 神とは完全なるです。そして、この宇宙の森羅万象の全てを司る神の力は、霊的存在である私たち一人一人に内在しています。神の力は、決して特定の人や宗教的建造物が独占できるものではありません。
 日常生活の中で、神=愛に基づく言動を誰かのために自らの行為に移した時、神の力はあなたを通してこの世に顕現したことになり、その行為は霊的成長となって必ずあなたに返ってきます。
 シルバーバーチが「どこの誰でもいい。自分より困っている人に手を差し伸べて下さい。その相手がたった一人でも、あなたの人生に価値が生まれます」と言っているのはそのためです。次に、シルババーチの言葉をお伝えします。

シルバーバーチの名言:101~110

101:物質の世界に存在するもの、それが物であろうと人間であろうと、またその人がいかに高い社会的地位であろうと、それを信仰の対象としてはいけません。物質の世界の彼方にあるものへ目を向けて下さい。

 

102:宗教的教義による心の束縛は、地上世界の病苦であり、大きな害悪をもたらします。なぜならそれは、魂の病気だからです。一旦魂が宗教的束縛を受けるようになると、その迷信の厚い壁が突き崩されるまでに、死後の世界のおいても非常に永い時を要します。
 人は教義を守るから立派になるのではありません。人間は歴史的に教義の名のもとに戦争をしかけ、異教徒の命を奪ってきました。魂を束縛し、人間の精神的自由を奪い、霊的成長を遅らせるものは、いかなるものであっても取り除かねばなりません。

 

103:宗教的建造物には過去の無知な産物にすぎないものがたくさんあります。神はいかなる建造物にも閉じ込められません。神はどこでも存在しているのです。

 

104:子供の頃に両親などから教え込まれた信仰をすてるのは、誰にとっても難しいものです。しかし、理性が拒否するものは完全に捨て去ることで、初めて魂は自由になれます。心の奥では間違いだと気づいていることに思い切って決別することができた時、あなたは自由の身になれるのです。

 

105:どこにいても人のためになることを心掛けましょう。手を差し伸べるべき人はどこにでもいます。悲しみの中にいる人に優しい言葉をかけてあげるだけでもいい。沈んだ人の肩にそっと手をかけて力づけてあげるだけでもいい。そうしたあなたの愛が、その人にとって、それまで近づけずにいた霊の力とのつながりをもたせるのです。

 

106:霊的価値の基準はただ一つです。あなたの行為が誰かの魂にどう影響を及ぼすかということです。魂の成長を促す愛ある行為は善であり、愛に反する成長を遅らせる行為は悪です。

 

107:人間は霊的な存在であり、神の分霊であり、永遠に神とつながっています。そのつながりは永遠に切れることはありません。その意味であなたはミクロの神なのです。内部の神性=を開発していくための永遠の時が、あなたには用意されています。

 

108:人のために、惜しみなく自分を役立てて下さい。そうするとあなたがこの世に存在したことによって、世の中が明るく豊かになります。そして、人生の戦いに臆することなく立ち向かい、いかなる事態におかれても自分には困難を克服し障害を乗り越え、霊的品格と強靭さを身に着けていく力が秘められていると、自信を持って下さい。それでこそ、あなたも宇宙の神に貢献していることになります。

 

109:あなた方が嫌な体験と思っているものが、最高の薬になっていることがあるのです。本当の自分を見出すのは、日向の生活の中ではなく、嵐のような生活の中なのです。

 

110:完璧な信念と霊的知識は恐れを駆逐します。恐れは無知から生まれるものです。進化する魂は、いついかなる時も恐れを知りません。なぜならば、自分に神が宿るからには、人生のいかなる出来事も克服できないものはありえないことを悟っているからです。

 

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シルバーバーチの名言:111~120

111:人は自由という名の陽光の中で生きるべきでありながら、教義や迷信といった暗い魂の牢獄の中で暮らしている人が多すぎます。霊的知識こそ、自らを閉じ込めている牢獄から魂を開放する大きな力となります。

 

112:一日に数分でも、目を閉じ深呼吸をして瞑想するだけでもいいのです。心を空にして穏やかな気持ちの中で精神を統一してみて下さい。そうした静けさの中で、霊の力が働きます。静かな精神状態は、物的生活に振り回されている騒々しさに一時的にストップをかけ、霊性の開拓と霊的存在へ意識を向けたことになります。

 

113:過去の出来事を、ただ古い時代に起きたからという理由で神聖であるかのように思うのは間違いです。霊力を過去の一時代だけに限定しようとすることは、霊力が永遠不変の実在であるという崇高な霊的真実を無視することです。いつの時代でも、地上のどこであろうと誰であろうと、霊力は注がれます。

 

114:あなたの住むその世界のために、自分を役立てるのです。世の中を明るくするために役立てるのです。人の心を思いやり、優しくいたわり、気持ちを察してあげて下さい。同時に、邪悪なものに対しては、敢然と立ち向かって下さい。

 

115:あの二千年前のイエスを導いてあれほどの偉大な人物にしたのと同じ霊力、同じインスピレーション、同じエネルギーが、二千年後の今の世にも働いていることを是非知ってほしいのです。あなた自身も神の一部です。その神の温かき愛、深淵なる叡智、無限なる知識、崇高なる霊的知識が、いつもあなたを待ち受けています。何も神を求めて過去にさかのぼることはないのです。現代にも同じ神がここに存在します。

 

116:イエスご自身は、神として崇められることを望んでいらっしゃいません。イエスは人間としての偉大な模範です。霊力の働きを伝えると同時に、霊的法則、愛と親切、奉仕という人生の基本原則を強調しました。イエスの遺した偉大な徳は、人間としての模範的な生きざまです。

 

117:全ての人間に同じ神性が流れています。ゆえに神の目には性別や人種、国籍、肌の色、信仰心に関係なく、全ての人が霊的本性において完全に平等です。だからこそ、お互いがお互いのために尽くしましょう。持てる者が持たざる者のために、分け与えましょう。霊的知識という永遠の財産を得た人は、暗闇にいる人にその財産を譲りましょう。霊的法則では、多くを与える人が多くを授かるのです。

 

118:筋の通らぬ勝手な教えを説く宗教家は、動機がどうであろうと、人類とその文明の将来に大変大きな障害を築いていることになり、罪を犯していることになります。そして死後もその償いをすることになります。

 

119:地上にはこれまであまりにも永い間、多くの世俗的宗教が存在し、それぞれ異なった教えを説いております。過去において流血や虐待まで生んだ教義や信条への忠誠心は、人間の霊的成長を阻害し、人類を分裂させ、国家間、家族間にも無用の対立を生みました。主義主張はどうでもいいのです。大切なのは何をなすかです。

 

120:何千何万という人間が、何の備えもなく霊界へ送り込まれている現実があります。その一人一人が休みなく私たち霊界の者に何らかの要求をしてきます。大変な数の人間が霊的無知のまま、あるいは誤った信仰をもったままやってまいります。無知と偏見をなくさないといけません。地上の皆さんは、ひたすら霊的知識を広め、一人でも多くの人に感動を与えて下さい。世間から誹謗中傷を浴びてもかまわずに、ひたすらご自身の中の光に忠実に従うことです。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:シルバーバーチの霊訓(1ー12)、これが心霊の世界だ、霊力を呼ぶ本、人生は霊的巡礼の旅、インぺレーターの霊訓、ベールの彼方の生活、私の霊界紀行(以上全て潮文社)、シルバーバーチに最敬礼(コスモス・ライブラリー)、(以下ハート出版)シルバーバーチの新たなる啓示、シルバーバーチの最後の啓示、シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A、シルバーバーチ今日のことば、馬上の人(中央公論新社)、孔丘(文藝春秋)

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