希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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交霊会に学ぶ霊的知識【2】*依存症のまま他界した母親、娘に勇気を与えたい父親

 前回に引き続き、霊能者ジェームズ ヴァン プラグ氏の交霊会の様子をお伝えします。家族の形、愛の形は一つとして同じものはなく、多くの人が様々な霊的知識を共有し、学び合えるところが交霊会の大きな利点です。

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依存症だった母の後悔

  ある交霊会にて、ジェームズは二人の若い姉妹(姉デボラ、妹バーバラ)に声をかけました。

ジェームズ:お二人の横に、あなた方よりも年上の女性が立っていて、彼女は数を数えています。誰かわかりますか?
デボラ:お母さんだわ!
ジェームズ:お母様はなぜ数を数えているんですか?
デボラ:母は物をため込む癖があったんです。家には以前、ありとあらゆるものが床から天井までびっしり積み上げられていました。母は私たちが何も捨てていないことを確かめるために、数を数えていたんです。

◎経験豊富なベテラン霊能者のジェームズも、死後も数を数え続ける女性の霊には心底驚きました。ジェームズが話を進めるにつれ、この親子は決して幸せな関係を築いたわけではないことがわかってきました。

デボラ:母は私たち二人を家から追い出したのですが、正直言って、私たちは家を出られて喜んでいました。あのお化け屋敷のような家で暮らすのが耐えられなかったからです。私たちは恥ずかしかったんです。友達はみんな、母は頭のおかしな人だと陰口を言っていました。
*ここでジェームズは、頭がふらふらする感覚を女性の霊から受け取りました。前回の記事でお伝えしたように、霊が地上に戻ってくると死の瞬間のことを思い出し、霊能者はその感覚を受け取ります。
ジェームズ:お母様は、お酒をたしなまれていましたか?
デボラ:アルコール依存症でした。ウォッカの瓶を空っぽでも数えたものでした。それと、ヘビースモーカーでした。
*そこで母親の霊は数えるのをやめ、二人の娘を一人ずつ抱きしめました。
ジェームズ:お母様は亡くなった時、依存症も一緒に死後の世界に持っていったとおっしゃっています。依存症がお二人にどれほど悪影響を与えたかが、やっとわかったそうです。

◎人は死を迎えると霊体になるため、ケガや病気とは無縁になりますが、依存症は心の問題のため、死後の世界に持ち込みます。そこは精神を基調とした世界のため、依存症は克服が難しく、地上人生以上に本人にとって大きな問題となります。こちらの世界にいるうちに、克服に向けて真剣に取り組んだほうが賢明です。

娘たちの大きな愛が可能にしたこと

デボラ:あちらの世界でも、母は物に依存しているのですか?
ジェームズ:いいえ、最初は低次元の暗くて恐ろしい界層で過ごしていたとのことです。そこには同じお酒などの依存症の人がいました。現在はある治療グループに参加し、生前からの依存症から克服しようとする人達と一緒にいます。
デボラ:私たちは家のことで母と大喧嘩してましたから、母が亡くなる時、お別れを言うチャンスがなかったんです。母は私たちに激怒していました。今は母のことが大好きだと伝えたいです。
ジェームズ:お母様は、自分のせいで二人を苦しめたことを申し訳なく思っています。そしてお父様に会いたいとおっしゃっています。お父様は天国の別のところにいるそうです。お母様は現在、依存症克服のグループの人たちと、世界中のバーやクラブをまわって、喫煙や飲酒をやめるよう活動しているそうです。
デボラ&バーバラ:素晴らしいわ!お母さん!

◎デボラとバーバラの姉妹は、母からとてもつらい経験を被ったにもかかわらず、温かい言葉をかけています。通常こうしたケースは、母親は娘が他界するのを待ち、直接謝って二人から許しを得るまで、上の界層にはいけません。
 人は死後、完全に相手の立場になって人生を振り返る機会を持つため、深く傷つけた相手の許しを求めるようになるためです。しかし娘たちはすでに母親を許しているため、母は自分の問題克服に集中し、より良い環境の上の界層に行くことができました。そして、自分と同じような依存症の人を出さないよう霊的な活動しています。娘たちの愛は母親だけでなく、他の人をも助けているのです。
 地球は霊的存在である私たちの永遠の住処ではありません。死後の世界、天国こそ私たちの故郷です。私たちは一時的に物質世界で人生体験をする旅人にすぎないからこそ、この世限りの富、名声、地位、権力に執着したり、所有物に固執してはならないのです。執着心が強い人ほど、死後も地上圏に近い界層、つまり低い界層に引き寄せられます。
 また、心身の健康を蝕むような依存性のある習慣は、死後も人間を苦しめる可能性があり、十分注意しないといけないということを今回の交霊会は私たちに教えてくれます。
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死を恐れていた父が体験した死の瞬間*「死を誤解していた」

 ジェームズ ヴァン プラグ氏の公開交霊会に、緊張気味に座っているステファニーという名の女性がいました。ジェームズの目にはステファニーのすぐそばに、同じように緊張気味に立っている男性の霊の姿が見えました。
 霊が緊張するのかと思われるかもしれませんが、人は死後も私たちと極めて同じような人間的存在です。ジェームズはステファニーに話しかけます。

ジェームズ:あなたの後ろに男性の霊が立っています。とても緊張しています。マーティンという名前です。誰だかわかりますか?
ステファニー:マーティンは私の父です。でも不思議です。父は死後の世界を信じていませんでした。完全に怖がっていましたから。
ジェームズ:彼はあなたに、もう死を怖がっていないことを伝えたいそうです。生前は死を完全に誤解しており、恐怖心を持っていたことはバカげていたと。死は自然なもので痛みもないと言っています。

◎父からのメッセージを聞いて、ステファニーの頬を涙がつたいました。マーティンは緊張がほどけたのか、「私はここにいるぞ!」と娘のそばで叫び続けていました。

ステファニー:死の瞬間はどういう感じだったんでしょうか?父は何と言っていますか?
ジェームズ:病院のベッドで横になっていた時、ふと気づくと数年前に亡くなったお兄さんのマックスが現れたそうです。次に両親が現れ、二人共かなり若く見えたそうです。お父様はマックスに立ち上がるように言われましたが困惑して、「自分は病気でベッドからでることはできない」と伝えると、マックスに「君はもう病気ではなく、そう思い込んでいるだけだ、すぐに気分が良くなると自分に言い聞かせるんだ」と言われました。
 次にお父様はベッドから立ち上がると、突然美しい庭にいて、顔見知りの人たちに囲まれていたと言っています。その時、初めて恐怖心ではなく自由を感じたそうです。まるで牢獄から脱出したようだったと。そして彼の母親が、「人生に対する恐怖心を植えつけて申し訳なかった」と彼に謝りました。

◎このように天国にいる人は、地上にいる愛する人の死期を事前に察知し、迎えにいきます。マーティンのようにたとえ死後の世界を信じていない人でも、先に他界した人が目の前にいるという現実が、死を受け入れる手助けとなります。
 交通事故など、突発的な死のように見えても、霊の世界では必ず先に他界した家族や友人、霊的ガイドが察知し迎えにいきます。中には「亡霊がでた!」と逃げ出してしまう人もいますが、そうなると説得して理解してもらうまでが大変です。
 また、両親が若く見えたのは、人は高齢でこの世を旅立っても、天国では完全健康体である霊体になり、自分の思念で20代や30代などの容姿に変えることができるためです。地上の人を迎えに来る際、自分とわかってもらうために、あえて他界した年齢の姿で現れる場合もあります。
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父からのメッセージ*人生で不可能なことはない

 マーティンの母は、他界してきた息子に開口一番「人生に対する恐怖心を植えつけ申し訳なかった」と謝りました。
 子供は人生に恐怖心を抱くと最悪の事態ばかりを想像し、いつも不安と緊張に心が支配され、自分の決断を信用できず、大人になってからも大変生きづらくなります。こうした心理的な負の連鎖は、家族の中で代々受け継がれていくことがあります。
 マーティンは地上人生を送っている娘のステファニーに、負の連鎖を止めてもらおうと渾身の想いを伝えます。

ジェームズ:恐怖心は人生に悪影響を与える、とお父様は言っています。人生で不可能なことは何もないとあなたに伝えて欲しいと言っています。お父様が法科大学院のことを何か言っています。おわかりになりますか?
ステファニー:ええ、わかります。父の夢は弁護士になることでした。人々のために正義を求め、人生に本当の変化をもたらしたかったんです。でも、弁護士になれるほど自分は賢いとは思えないからとあきらめ、法科大学院に入学する努力さえしなかったことを後悔していました。
ジェームズ:お父様は、自分はとても優秀な弁護士になっていただろうということに、死後やっと気づいたそうです。自分自身を信じればよかったと。彼の夢を実現する二度目のチャンスがやってくるとも言っています。

◎ジェームズはこの時、二度目のチャンスがやってくるという言葉の意味がわかりませんでした。娘のステファニーを見ると、父親の言葉に涙を流していました。

ステファニー:その通りです。私は二日後に司法試験を受けることになっているんです。今日ここに来る前は合格できるとは思わず、しり込みして棄権するつもりでした。でも気が変わりました。もう怖くはありません。父が勇気をくれました。

◎最後にマーティンはステファニーに「自分を十分に愛せるようになれば、家族で受け継がれてきた恐怖心の連鎖をきっぱり断つことができるから!」と伝え、娘を抱きしめてキスをし、消えていきました。
「自分を十分愛すように」のように、地上人生を終えた人からの霊的メッセージには、心を励ますような想いにあふれています。

年齢に関係なく、自分の情熱に生きてほしい。やればできる、夢は叶うと強い信念を持ち続けよう。何事も当たり前と思わず、感謝することに心を注ぐことが、人生に次々と幸せを呼び込む。困難にあったら、弱気にならず闘志を燃やそう。地上人生で恐れることは何もない。君は、自分が思っている以上に強く、かけがえのない存在なんだ。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。次回も交霊会の様子をお伝えします。
Your spiritual friend,Lani
参考文献:人生をもっと幸せに生きるために(河出書房出版)=本文交霊会の様子を引用、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる(徳間書店)、あの世から届く愛のメッセージ(徳間書店)、パワー・オブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)

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