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希望発見ブログLooking for HOPE 

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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霊的真理(スピリチュアリズム)、瞑想、歴史、名言、旅行、子育て、エンタメ、心の癒し。様々な分野から、楽しく楽観的に生きるための希望を見つけ、ご紹介しています。

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ヘレン・ケラーを支えたアン・サリバン先生*思いやりが生んだ奇跡から学ぶ人間関係

  「希望はいつでも人々を成功に導いてくれます。希望がなければ、どんなことだってできなくなります」(ヘレン ケラー)

 ヘレン ケラーは1歳7か月の頃患った病気により目が見えず、耳が聞こえず、言葉も話せないという、およそ想像もつかない苦難を抱えながらも、困難に立ち向かう世界中の人々を励ますことに生涯を捧げました。
 ヘレン ケラーには心の師、心の友ともいえるアン・サリバンという家庭教師がいました。サリバン先生です。サリバン先生もまた、幼い頃から目の病気を患い、家族とも離れ離れになるという苦難を乗り越え、命の炎が燃え尽きる最後の瞬間まで、決して心に希望の灯りを失わなかった人です。
 ヘレン ケラーとアン サリバン
 言葉では表現できないほどの壮絶な試練を乗り越え続け、世界中の人々に今も尚、希望を与え続ける2人の人生から、あらゆる人間関係のヒントとなる生き方を発見していきたいと思います。

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「元気を出して下さい。今日の失敗について考えるのでなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです」(ヘレン ケラー)

サリバン先生と呼ばれるまで 

 アン サリバンは1866年、アメリカ、マサチューセッツ州にアイルランド移民の貧しい家庭に生まれました。明治時代が始まるのが1868年ですから、日本はまだ幕末です。
 アンは子供時代にトラコーマという伝染病にかかり、次第に視力を失っていきます。それだけでなく、最愛の母親を病気で失い、家族はバラバラになり学校にも通えず、10歳の頃、貧しい人達を救済する施設『救貧院』に入りました。
 この時、妹は叔母にひきとられ、唯一の身内は弟だけです。その弟も、肺結核を患っていて、3ヶ月後に亡くなりました。
 ほぼ失明状態だったアンは翌年手術を受けますが、視力はあまり回復しません。その後、ボストンにある盲学校へ入学します。
 在学中に受けた二度目の手術が成功し、文字が読める程に回復しました。アンはそれまでの遅れを取り戻そうと読書に勤しみ、猛勉強をし、成績もトップクラスになります。1886年、アンは20歳の時に盲学校を卒業し、卒業式では総代としてスピーチをしました。

ヘレン ケラーとの出会い

「失敗したら、最初からやり直せばいいんです。その度にあなたは強くなれるのですから」(アン サリバン)

  卒業後、アンの元に手紙がきました。手紙には、『目が見えない、耳が聞こえない、言葉が話せない。そんな少女の家庭教師になって欲しい』と書いてありました。
  アンは最初、そんな大役が務まるか悩みますが、盲学校で多くの人の助けを得て人生を前向きに歩めるようになったことを思い出し、快諾します。
 ヘレン ケラーはアン サリバンに出会った日のことを、後に“私の魂の誕生日”と呼んでいます。
 ヘレン ケラーの自伝にも『記憶のある限り、生涯で最も大切な日。それはアン サリバン先生がやってきた日である。この日を境に全く違う人生が始まる。その前後のあまりにも対照的な人生を思うと、不思議な思いでいっぱいになる。1887年3月3日、私の7歳の誕生日の3カ月前のことだ』とあります。
 また、ヘレン ケラーはサリバン先生のこんな言葉に感銘を受けたようです。
「雲にさわることはできないでしょう?それでも雨が降ってくるのはわかるし、暑い日には、花も渇いた大地も雨を喜んでいるのがわかるでしょう?それと愛は同じなのよ。愛も手で触れることはできません。だけど、愛が注がれる時のやさしさを感じることはできます。愛があるから、喜びが湧いてくるし、遊びたい気持ちも起きるのよ」
その瞬間、美しい真理が、私の脳裏にひらめいた。私の心とほかの人の心は、見えない糸で結ばれているのだ、と。

 サリバン先生はヘレンを甘やかさず、信頼関係を気づくためにしばらく両親と離して、2人だけで離れに住むなど、工夫を重ねます。ヘレンも少しずつサリバン先生に心を開いていきます。
 サリバン先生はヘレンに全ての物には名前がついているところから教え、指文字を教育していきます。何しろヘレンは何も見えず聞こえないので、実際に物に触れ、一つ一つ根気よく感触を確かめながら、物の名前を憶えていくことから始めたのです。こうしてヘレン ケラーの世界は少しずつ広がっていきます。

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逆境に立ち向かう人

「どんなささやかな成功も、他人の目には触れない挫折や苦難の道を経ているのです」(アン サリバン) 

ヘレン ケラーは指文字、点字、手話、発声法など、毎日凄まじい努力で可能な限りのコミュニケーション方法を学んでいき、16歳の時、ケンブリッジ女子学院に入学します。
 サリバン先生は、片時も離れずヘレンの勉強を懸命に助力しました。語学や文学など知識欲旺盛なヘレンと一緒に授業を受け、内容を指文字でヘレンに伝えたのです。次第にヘレン ケラーの名前は『逆境に立ち向かう人』として広まり、学費は寄付によって賄われました。
 そして、ヘレン ケラーは努力の甲斐あって、1899年に名門ラドクリフ大学に入学しました。在学中にヘレンは初めての著書『おいたちの記』を発表し、大評判となりました。1904年に、ヘレンは優秀な成績で大学を卒業します。
  ヘレンが卒業後、2人は体に不自由がある人が生きやすい社会になるよう、著作活動や講演をして、全米を飛び回ります。  

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試練の中にも希望の炎を絶やさず 

 その後何年もの間、2人の活動の勢いはやむことはありませんでしたが、長年の疲労が蓄積したのか、サリバン先生は視力が急激に衰え、両目を失明してしまいます。
 1936年10月20日、最後までヘレン ケラーを支え続け、体に不自由のある人のために全力を尽くし続けたアン サリバンはこの世を去りました。70歳でした。
 ヘレン ケラーはサリバン先生が遺した教えと愛情を胸に、その後も活発に活動を続け、翌年には日本にも訪れました。
 死を意識したサリバン先生が、ヘレンに日本に行くよう勧めたのです。ヘレン ケラーは日本に4か月滞在し39都市で計97回、体が不自由な人のための社会福祉について講演します。
 その後も2回日本を訪れ多くの人々を元気づけ、日本の福祉法にも大きな影響を与えたヘレン ケラーは、1967年に87歳でこの世を去りました。 

ヘレン ケラーとアン サリバン*与えることと受け取ること

  「私は友人のおかげで音も光もない暗闇の中を、のどかな気分で楽しく歩いてこられた」(ヘレン ケラー)

 アン サリバンはヘレン ケラーが6歳から57歳の間、実に半世紀に渡って、生きる知識や術を伝え、支え続けました。1人の人間がもう1人の人間の人生を、ひたすら深い愛情を持って支え続けた、ということに感動せずにはいられません。
 霊的真理(スピリチュアリズム)の観点から2人の関係を見ると、まさしくアフィニティ(Affinity)という言葉が当てはまります。私達一人一人の魂は親和性を持つグループに属していて、家族として生まれてくる場合もありますが、ヘレン ケラーとサリバン先生のように、お互いが自動的に引かれ合い、同じ宿命を感じ、崇高な目的を地上で果たすために出会います。これをアフィニティと言い、グループソウルとか類魂と呼ばれることもあります。皆様にもアフィニティに当てはまる人はいますか?
 ふと目を閉じ、ヘレン ケラーとアン サリバンの生涯に想いを寄せてみると、いったいどうしたら人はそれほどたくましく、忍耐強く、思いやり深くなれるのだろう、と思うのです。
 サリバン先生ことアン サリバンは、ヘレン ケラーに見返りなど一切期待しない愛情を与え続けました。でも結果的に、ヘレン ケラーから多くの愛情と尊敬まで受け取りました。同時にヘレン ケラーはサリバン先生からの愛情を受け取ることで、結果的にサリバン先生に愛情を与えていたのでしょう。
 与えることと受け取ること。そこに素晴らしい人間関係を築くためのヒントが見えてきます。2人の関係から、与えることは受け取ることと同じであり、受け取ることは与えることと同じだと思うのです。
 今回この記事を書いたのは、我が息子が通う小学校の先生が、体や心に不自由を抱えている子供達に、暴言を毎日のように浴びせ続け、とても厳しく接していると耳にしたことがきっかけでした。
 より一層深い愛情とサポートを必要としている子供達に恐怖を与え続けるその先生は、いったい何を子供達から受け取るのでしょう。
 サリバン先生がヘレン ケラーの心から多くの恐怖を取り除き、安心して社会で生きていく術を教えたように、私も親として人として、同じ方向を向いていたなと強く感じます。いかなる人間関係においても、誰かに恐怖を与えたくはありません。できるだけ思いやりを伝えたいし、心優しい人でいたい。
  その中で、一切見返りを期待していないかどうかは、自分の心だけが知っていることで、できるだけ寛大な心を持った自分をもっと目指さなければと、2人の血縁に勝る深い愛情と絆を垣間見て思いました。
 尚、今回の記事は以下の3冊を参考に書きました。

今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,ラニ

www.spiritualfriends.work