希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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天国という世界【総集編】*亡くなった人は死後、どんな場所で何をしているのか?

 大切な人が天国へ旅立った時、健康を著しく損なった時、全ての歯車が狂い絶望の淵に立たされた時、人はそれまでと全く異なる視点から人生の意味を真剣に考えるようになります。それまで当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなった時、試練によってどん底まで沈んだ魂が、いよいよ飛躍し大きく成長する瞬間でもあります。
 目で見、耳で聞き、肌で感じる世界だけが全てはない、ということに気づくきっかけが人の一生には必ず訪れます。そんな時、より壮大な世界に心を開けば、絶望が希望に変わります。
 今回は、死後の世界の行き先からコミュニケーション方法に至るまで、その実像をできるだけく詳しくお伝えします。尚、当ブログは一切の宗教と関わりがありませんが、今回の記事では、死後の世界を多くの方に親しみのある‟天国”という言葉で表します。この記事は、今までの集大成的な記事です。普段の約3倍の長さですが、あえて記事を分けずに1つにまとめました。前後編それぞれ7つの項目があります。前編は主に天国の構造のお話、後編はコミュニケーション方法などの実践編です。お時間のある時にお読みいただけたら、とてもありがたく思います。

【前編①】いつやってくるかわからない死を恐れず、自分らしく生きるために

 私達は子供の頃から次のステージに進む時、新生活をスムーズに始められるよう事前に準備をします。4月から新しい生活を始める方は、3月が準備期間です。旅行に行く時も、その土地の歴史や文化、美味しいレストランやリーズナブルなホテルなど、旅を充実させるため現地の情報を事前に調べます。では、人生の旅で必ず行きつくについてはどうでしょう?
 無関心のまま次の世界に進むことは、何の準備もせずに新しい環境に飛び込むことになります。全く知らないよりも、少しでも知っておいた方が地球上の生活と同じように、非常にスムーズに始められます。
 
死は新たな誕生を意味します。すぐに新しい生活が始まります。中にはこの世の人生でもう精一杯だ、次の世界なんてないほうがいい、と思う方もいることでしょう。でも、そこは目もくらむような美しい場所で、一切の競争、比較、評価、病苦、貧困が存在しない世界です。恐怖ではなく愛の世界です。暗闇ではなく光があふれる世界です。
 行き先は無数にあり、この世での生き方ととても深い関わりがあります。心を開きましょう。いかなる時も迷信や恐怖に心を支配されず、いつ訪れるかわからない最期の時まで、自分らしく、希望を持って心豊かに生きるために。

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【前編②】天国の環境*死後、目覚める世界は地球とそっくり

 肉体の機能が停止した後、最初にたどり着く世界は、アストラル界と呼ばれます。名前は別に重要ではありません。ここは地球上の環境と非常によく似た場所です。そのため霊的世界に身を置いた人が、パニックにならず安心して新しい環境に慣れていくことができます。
 中には何だか見覚えがあるな、と感じる方もいます。なぜなら、生前毎晩睡眠中にここを訪れていたからです。魂が体から完全に抜け出る、という意味ではありません。誰しも睡眠中は意識の一部が天国を頻繁に訪れます。すると、その時の記憶が潜在意識に残り、天国に来た時、生前睡眠中に体験したことが徐々に脳裡に蘇ってきます。
 さて、地球上とよく似た環境とお伝えしましたが、どういうことかというと、そこには森もあり、湖もあり、川もあり、音楽を楽しむためのコンサートホールもあれば、家もあります。地上にあるものは、何でもあります。天国はぼんやりとした世界ではありません。はっきりと何もかもが実体のある世界です。
 天国の景色は、多くの人にとって目を瞠るような圧巻の美しさです。自然は完全な調和を成し、色そのものが地球上のものよりもかなり鮮やかです。地上では生息しない植物も存在します。
 この世界には太陽がありません。地軸の影響を受けないため、昼夜もありません。それでもアストラルライトと呼ばれる神々しい光にずっと明るく照らされています。
 ただ、あとで詳しくお伝えしますが、死後の世界はあなたの考えていること‟思念”がとても重要な意味を持ちます。絶対に昼夜がある!と思い込むとあなたの霊的レベルに合わせ、夜も存在することになります。
 アストラル界は、地上での習慣や欲望を徐々にそぎ落とし、さらに高いレベルで霊的な活動をするために備える場所です。この場所を例える時、よく使われる言葉があります。それは‟Dream world”. 夢のような幸福感に満ちた世界です。私達は亡くなった人に、安らかに眠ってください、ゆっくり休んで下さい、と言います。本当に、地上では感じたことのないような極上の安らぎを感じます。 

【前編③】天国は無数の階層にわかれていて、自分の霊的レベルにあった場所で暮らす

 人の体は生前、主に三層のオーラ(メンタル体、アストラル体、エーテル体)で包まれていて、そのうちエーテル体を死の瞬間脱ぎ捨て霊の体になります。霊体はその人の霊的レベルにあった固有の周波数を発しています。天国は無数の階層にわかれており、その周波数(霊的レベル)にあった階層に自動的に導かれます。
 地上のように国境のような境界線はありませんが、上の階層へ行けば行くほど、全てが美しい世界で、深い洞察を得ることができ、快適です。霊的レベルは、シンプルに言いかえれば、‟優しさ”‟思いやり”です。思いやりのある一生を送った人ほど霊的レベルは高くなり、暴力的な言動や詐欺的な行為を繰り返した人ほど、霊的レベルは低くなります。
 自分が住む世界には、同じ霊的レベルの人達だけがいる、ということになります。尚、上のレベルの階層からは下の階層に行けますが、下の階層からは上に行けません。
 天国から見れば、地球は様々な霊的レベルの人々が共に何十年も暮らす非常に特殊な場所です。だからこそ、人生から多くの学びが得られるのです。

【前編④】誰も行きたくない場所がある:ダークゾーンの存在

 ほとんどの人は、一生を他者に親切を心掛け暮らすので、死後のことで何か不安に思うことは何一つありません。でも中にはお勧めしない場所があります。そこは‟ダークゾーン”とか‟グレーゾーン”と呼ばれます。
 ここは暴力的な思想を持っていたり、実際に生前暴力を繰り返し行ったような人が死後たどり着きます。また詐欺などやってはいけないと誰もがわかるようなことを平気でやるような人達が集まります。
 そういう人は、霊的にはまだまだ幼稚で、霊的進化の最初の段階を歩み始めたところです。ダークゾーンはその名の通り、ほとんど光の届かない薄暗い場所で絶望的な雰囲気が漂い、耐え難い臭気さえします。でもそこにいる人にとってそれが当たり前の世界です。
 天国は時間の感覚が全くない為、人によっては地上の時間で何十年、何百年もい続けることになります。ただ、永遠にそこで暮らすわけではありません。真摯に反省し自らの意思で向上したいと思った瞬間、すぐに助けてくれる人が上の階層から現れます。
 霊的レベルは、地上での肩書きや地位、財産は全く関係ありません。地上で社会的に偉いと思われていた立場の人が、天国では霊的にとても貧しい場合があります。例えば一生を利己的に生き、周囲の人に威張り続けてきた人です。パワハラやセクハラ、いじめも含めて人を傷つけることをして、いいことなど一つもない、ということです。
 どんな動機で何をしたのか。たとえ法に触れなくても死後全てが明らかになります。何一つ隠しようがありません。特定の宗教に入ったり、スピリチュアリストを名乗ったところで、霊的に優れているわけでもありません。あくまでも日常生活で自分にも他人にも、そしてもちろん動物にも思いやりをもつことが大切です。
 人間は誰もが失敗し過ちを犯します。完璧ではありません。過去に大きな過ちを犯したらこの世にいるうちに真摯に反省し、再出発しましょう。深く反省し、同じ失敗は二度としないようにする。それが立派な霊的な進歩です。 

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【前編⑤】信仰心を持つ人の死後の世界 

 天国はその人の思想が大きく反映される場所です。ではキリスト教やイスラム教などの熱心な信者の方はどうなるのでしょう?当然、同じ場所に集まることになります。キリスト教を信じる方は天国でも教会を建て、イスラム教の方はモスクを建てます。それがその人にとって揺るぎない天国だからです。
 私にはキリスト教徒やイスラム教徒の友人もいて、信仰心をお持ちの方の気持ちをわずかでも傷つけたくありませんし、何を信仰するか、またはしないかはもちろんその人の自由です。でも宗教的な教義が魂の成長を束縛してしまうことがある、ということも紛れもない事実です。
 例えば仏教についても、長年研究されている方ほど、真理がとてもわかりにくいとおっしゃいます。多くの人間が歴史的に、そして組織的に何度も自分達の都合の良いように教義という名の元、真理に上書きを重ねてきたからです。特に子供の頃から両親の信仰心を受け継いだ場合は、束縛はいっそう強固なものになります。
 宗教的な難解な言葉は、一見何か秘密めいた、神秘性を帯びたものに感じてしまいます。それが宗教の特性でもあります。難解な言葉は、それを学んだ宗教家を特別な地位へと押し上げます。
 でも霊的真理に秘密などありません。全ての人の共通した財産です。全ての人が特別な存在です。宗教の原点は、困っている人に手を差し伸べることにあります。たった一人でも心から誰かを思いやりそれを行動に移せたなら、人生はとても価値あるものになります。
 死後の行き先は、何を信じて生きるかより、日常生活をどう生きるかが最も重要です。特別なことをする必要はありません。お金も必要ありません。それさえ知っておけば、例えば家族が亡くなった時、どれだけお寺にすすめられても戒名に多額のお金を使う必要もありません。ちなみに戒名そのものが、本来仏教と全く関係ありません。

【前編⑥】死後の世界を全く信じていない場合、どうなるのか?

 天国では一人一人の思念が大きく反映されることは、お伝えした通りですが、ここで困ってしまうのが、頑なに死後の世界など1パーセントも存在しないと、信じ込んでしまっている方です。
 そういう方が亡くなると、死後の世界でもなかなか目を覚まさず、一種の昏睡状態のようになる場合があります。本当は目もくらむばかりの美しい世界が待っているにも関わらずです。家族や霊的な絆を持った人が何とか目を覚まさせようとしますが、本人の意識が優先されるので、簡単ではありません。
 もしそういう方がこの文章を読んでいらっしゃったら、心の片隅にでも「あるかもしれない」と思えるようなスペースをあけておくことをお勧めします。中には科学的に証明しろ、とおっしゃる方もいることでしょう。私は科学の発展に心から感謝していますが、それは計量カップで世界中の海の水量を計れと言っているようなものです。天国とは、私達に備わった五感では到底想像もつかない、あまりにも広大な世界です。どんなに優れた霊能者でさえ、知っていることは、ほんのわずかな一面に過ぎません。

【前編⑦】天国に馴染めず、この世に執着する霊の存在

 アストラル界は、欲を消化する場所だとお伝えしましたが、欲があまりにも度が過ぎる場合、死後アストラル界に馴染めず、死して尚、この世にずっと執着する人もいます。かといってもう地上には居場所はありません。
 何をするのかというと、地上にいる自分と同じぐらい強い欲を持つ人に近づき、背後から思念を送り、自分が満たしたい欲望をその人が行うよう、そそのかします。麻薬などはこの類の代表例ですが、ギャンブルやお酒、権力、そしてこの世に深い憎しみを抱いている人にも起こり得ます。
 何事も、依存症になるくらいのめり込んではいけません。現在そういう症状がある場合は、何よりも優先して治しましょう。その価値はあります。
 尚、霊的なことでよく‟憑りつかれる”という表現で恐怖をあおる方がいますが、普通に生活している人が、悪い霊に影響をうけることはありません。人はいいことがあると自分のおかげ、悪いことがあるとのせいにしがちで、焦って占い師巡りをしたり、高価なスピリチュアルグッズを購入したり、お祓いに行ったりします。本来霊的(スピリチュアル)なことはお金は必要ありません。不安にあおられて理性を失わないようにしましょう。
 他人のエネルギーに敏感で疲れやすい方は、森林浴など自然に触れることを大切にしましょう。部屋に花を活けたり、入浴の際、天然のバスソルトを入れることもお勧めです。瞑想したり、音楽を聴いたりして、‟いい気分”でいる時間を大切にしましょう。

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【後編①】人の性格や個性は天国へ行っても変わらない

 ここからは、より天国の生活に密着したことをお伝えします。
 人は天国に行ったからといって、急に聖人のようになるわけではなりません。趣味、性格など個性は何一つ変わりません。でも死後、すぐに地上での一生を相手の立場にたって振り返る機会を持ち、生前よりも大きな視点で人生を学ぶことになります。
 一つ大きな変化は、誰もが非常に‟繊細”になります。感情的になるといったほうが的を得ているかもしれません。肉体を手放すことにより、‟意識”の部分が大きくなります。地上から愛する人が感謝をすれば、その愛を万感の想いで受け止めます。

【後編②】霊の体の特徴、食事、睡眠など

 天国に行くと、霊の体を持っています。死後新たにできるわけではなく、あなたはすでにその体を今現在持っています。あなたの現在の体は、メンタル体、アストラル体、エーテル体、という主に三層から成るエネルギー体(オーラ)に囲まれていて、死の直後、エーテル体のみを脱ぎ捨てます。
 生前、体にいかなる障がいや病気を持っていたとしても、死後、霊の体のみとなった人は、完全な健康体になります。以後病気や怪我とも無縁です。天国では、身体に栄養を与える必要も休息をとる必要もありません。もう食事や睡眠をとる必要がなくなります。水分さえ必要ありません。
 とはいっても、何十年も毎日繰り返し行ってきた習慣がありますので、何か食べたいと思えば、いくらでも食べられます。通常すぐに食べる必要がないと悟りますが、中にはずっと食べる行為を続ける人もいます。また毎日のようにお酒やたばこを嗜んでいた方は、天国でも続けます。お店があるわけでありません。自分の思念で簡単につくりだすことができます。強く念じたことが、すぐに形になります。
 こういう話は、誰にとっても信じがたく受け入れ難いことは百も承知です。死後の世界はその名の通り、本当にその人にとっての天国なのです。人それぞれ霊的なレベルがあり、欲を消化していった後、さらに上のステージに進んで行きます。尚、性欲はもう肉体を持たないのでなくなります。
 ちなみに霊の体ははっきりと触ることができます。大きな特徴は、自分の思い一つで、一生の間最も生き生きしていた時代の姿に戻ることができ、通常、20代から30代の頃の姿を選びます。ですので天国には‟高齢者”がいません。完全な健康体なので、眼鏡をかけている人もいません。
 また霊体にはオーラに一生分の言動が刻み込まれています。天国では肉眼ではなく当然霊の眼で相手を見ます。誰かが自分を見た時、それらを包み隠すことができず、どんな人か一目瞭然です。本当の自分より大きく見せることもできず、小さく見せることもできません。ありのままのあなたでいることになります。またそれを誰かが非難したり比較、評価するわけではありません。地上とは価値観が違うのです。ありのままのあなたで全てが大丈夫な世界です。

【後編③】天国にいる人は、家族や恋人、友人の死期を察知できる

 天国にいる人は、自分の愛する人が地球上でまさに死を迎えるということを、予め察知できます。愛の絆によって必ずわかるようになっています。死が突発的なものであっても、彼らには事前にわかります。だから、愛する人が死のプロセスをスムーズに行い、天国で上手くなじめるよう迎えに行って手助けします。
 先程、姿を変えることができるとお伝えしましたが、例えば、Aさんの祖父が80歳で亡くなったとします。でも天国では30歳の姿を選び過ごしていることでしょう。Aさんがいつかこの世を旅立つ時、祖父が30歳の姿でお迎えに来たらきっとAさんは誰だかわかりません。
 そのため、祖父が迎えに行く時は、Aさんがすぐにわかるようにもう一度‟おじいちゃん”の姿になって迎えに行きます。迎えに来てくれた人が誰だかわからない、ということがないように、霊的世界では細かな配慮が隅々まで行き届いているのです。  

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【後編④】移動の仕方

 移動する時も、思念の力を使います。何でもある世界ですから、山に行きたい、と思えば周りの景色が動くように、あっという間に山に行き、海に行きたいと海を思えば、あっという間に海にいます。やり方をとても親切に教えてくれる霊的なガイドが必ずいるので、全く心配はありません。
 天国は時間、重力など地上の物理的な法則の当てはまらない世界です。

【後編⑤】コミュニケーション方法

 現在の生活様式と大きく異なるのがコミュニ―ション方法です。言葉を使い、自分の意思を相手に使う方法から、思念による方法に変わります。テレパシーとも言いかえることができます。自分が言いたいことは、思っただけで相手に伝わり、相手が何を考えているのかもわかります。
 食べ物の時同様、今まで使っていた言葉によるコミュニケーション方法を変えるということは、最初は誰でも不慣れです。これも徐々に慣れていきます。
 天国に行った人が、地上にいる愛する人の元を訪れることがよくあります。その人の霊的レベルにもよりますが、‟肉眼”ではなく‟霊眼”を使っていますので、私達の体ではなくそれらを取り巻くオーラを見ているわけです。
 そこには私達の考えていることが全て刻み込まれていますので、今何を悩み、何を望んでいるのか一目瞭然です。健康状態までわかります。全てを把握した上で、助けられる範囲で手を差し伸べてくれる、というわけです。中にはそばにいて欲しくない、と思う人もいるでしょう。もちろん嫌がるようなことはしません。助けが必要な時だけ駆け付けてくれます。
 尚、天国には無数の階層があり、自分の霊的レベルにあった場所に行くとお伝えしましたが、コミュニケーションを取れるのは、同じレベルの人だけです。上の階層の人とは取れません。霊的に成熟するまでは、上のレベルのことは何も感知できず受け入れることができないためです。

【後編⑥】天国ですること①好きなことは何でも好きなだけできる!

 時間が存在しない世界で、この世を去った人は天国では何をして過ごすのでしょう?その答えは、何でもできるです。私の叔父の例をお伝えすると、数年前に亡くなった叔父の家を訪ねた時のことです。叔母がこんな話をしてくれました。毎日のように夫が夢に出てきて、それがとても明晰な夢で、楽しそうに大好きな釣りをしているのだと。
 夢は天国にいる人が、この世にいる人に最もメッセージを伝えやすい方法です。実は叔父は生前、釣りが大好きで、私も小学校低学年の頃、釣りに連れて行ってもらったことがあります。
 では天国に魚がいるのか?と聞きたくなりますが、その人にとって最もやりたいことを時間など全く気にすることなく満足するまでいくらでもできる世界です。叔父にとって釣りを心置きなくすることが何よりも楽しいことであり、叔父は最高の時間を過ごしているということです。
 叔父は70代で亡くなりましたが、叔母に「夢に出てきた叔父さんは、若い頃の姿で出てこなかったですか?」と聞いてみたら、「えっ?どうして知ってるの?」と言われました。体の項でお伝えしたように、みんな若返ります。
 天国で最初に行く場所は、このように、欲をとことん消化します。霊的な世界では欲は低級な感情です。いつかそれらを手放すと、霊的なレベルが上がり、さらに上の世界に進みます。
 学びを深める学校のような場所もたくさんあります。例えばある方は音楽や絵画の世界をさらに追及したいと考えるかもしれません。またある人は、医学など専門的な分野での研究に没頭したいと願うかもしれません。何でもとことん学べるようになっています。

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【後編⑦】天国ですること②見返りは一切期待しない無償の愛の行為 

 自分の欲を消化し、霊的に進化を遂げると、今度は誰かのために役立ちたいという思いが芽生えます。地上にいる家族や友人だけでなく、自分と同じような志を持っている人に霊的引力が働き、自分の専門分野を生かし、困っている人に一例として直感を与えることで助けることができます。
 看護師として一生を送った人が、天国に行き、地上にいる看護師に手を指し述べたり、保育士さんだった人が、同じく地上の保育士に手を差し伸べるのです。国籍は全く関係がありません。
 天国にいる方が地上の人に手を差し伸べる場合、見返りは一切求めない無償の愛を実践しています。霊的な進化により、そういう心境になるのです。
 中には、子供や動物の世話を愛情いっぱいにする人もいます。また、前編でご紹介したようなダークゾーンの人達を助けようとグループで活動している人や、自ら命をたった人や、中毒症状でケアが必要な人達を何とか助けようと活動している人達もいます。
 全ての活動は、自分よりもさらに上の階層の人達が手助けし、その人達もさらに上の階層の人達に助けてもらい、と限りなく続く精密な霊的ネットワークがあります。 

あとがき:霊的な知識を貴重な人生の土台に

 人生は公平か?と聞かれたら、きっとほとんどの人が「不公平だ」と答えることでしょう。理不尽なことの多い人生ですが、私達は皆、霊的な存在であり、全ての言動が霊の体(オーラ)に記録されています。
 思いやりある言動はあなた自身に必ずプラスに働きます。逆に暴力的や言動や、悪いと分かっていて悪いことをする、といった良心に反する行為も、何一つ見過ごされることなくマイナスに働きます。
 人間社会に法律があるように、霊の世界にも法則があるのです。前者は見過ごされることがありますが、霊的法則には誰一人、何一つ見過ごされることがありません。理不尽なことも全て必ず完璧にバランスがとれるようになっています。そういう意味で、人生は全ての人に平等です。
 この世の全てのものは永遠ではありませんが、あなたという存在だけは、永遠です。魂そのものには‟死”はなく、決して傷つくこともなく、地上で何十年かの一生を終えた後も、100パーセント生き続けます。だからこそ、霊的な知識は、この世のどんな高価なものよりも価値がある永遠の財産です。なぜなら死後暮らす世界は、今の人生ととても深い関係があるからです。
 だからこそ、何が起ころうと人生を投げ出してはいけません。お伝えしてきたように、天国で思念の力が形なって現れるのは、私達一人一人に、とても大きな思考の力があるということです。この世では、天国のように瞬時に考えたことを具現化できませんが、あなたが考え続けていることにとてつもない力があります。
 だからこそ、楽観的である必要があり、全ての出来事のポジティブな面を見つめ、前向きに生きる必要があります。どんな状況からでも、意志の力でより良い方向に変えられるのです。
 健康について思う時、最高の状態をイメージしましょう。明日のことを考える時、起こらないかもしれない最悪のことを思い煩うのではなく、起こりうる最高の出来事を期待しましょう。霊的な知識を手にしたあなたは、多くの人が恐れる死さえ、もう恐れることはありません。
 人生はとても貴重です。出会いを大切にし、お互いに励まし合い、助け合い、手を携え、力強く歩んでいきましょう。自分を大切にし、周囲の人にも思いやり深く生きれば、後悔することはありません。
 最後になりましたが、霊的世界に心を開いている方に心から敬意を表し、当ブログの記事に目を通して下さる全ての方に、深く深く感謝します。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your soulmate friend,Lani

参考文献等:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、天国との会話(光文社)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新社)、Hayhouse Radio(Hay House Radio - Radio For Your Soul)、https://johnholland.com/

 

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