希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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宗教的な迷信に惑わされないために、心にとどめておきたい霊的知識【神道、仏教、キリスト教】

 人は生まれる前、自分の霊的成長にとって最もふさわしい国を選びます。私達は今回、世界中の国々から日本を選びました。日本には霊的観点から、良いところがたくさんあります。特に宗教色が薄いことです。今回の記事では、キリスト教、仏教、神道の歴史を見つめつつ、霊的真実を探求します。

日本は霊的にとても優れた国

 縄文時代の人々は、人間の体には魂が宿っていると考えていました。この考えはとても的を得ていて、私達は人間である以前に、天国を故郷とする霊的な存在です。霊性を向上させるため、地上で様々な体験を積み、学ぶべきことを学び終えると、また故郷の天国へ戻っていきます。
 霊的存在ということは、私達は皆、神の分霊であり、唯一無二の神聖な存在であることを意味します。それゆえ、不潔な環境や治安の悪い環境、貧富の差が激しかったり、言論の自由がない国は、本来霊的成長にふさわしくありません。
 日本はその点、人々の道徳心が高く、古来より清潔好きのため、海外から訪れた人が驚くほど大都市でさえ治安が良く、清潔です。また世界的に見ても第一級の歴史と文化を持ち、平和で、大変豊かな自然もあり、霊的にとても恵まれた国です。
 もう一つ特筆すべきことは、宗教色が薄いことです。宗教の教義は、人々の生活だけでなく思想まで縛り付け、それが死後も魂の成長を束縛してしまいます。日本に古代よりある神道に教義がないことは、日本人の精神に自由と成長をもたらしてきました。神道は人間の良心を尊重し、人々が楽しむことを最大の善とし、他宗教に対しても寛容です。
 しかし神道は6世紀に入った仏教に押され、社会的に格下げとなったり、明治維新と共に国家神道となったりと、国家権力に翻弄され、現世利益を求める形へと変化してきました。
 何が真実で、何が迷信なのでしょう。キリスト教や仏教の例もあげつつ、信仰と迷信について深く掘り下げます。

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キリスト教の謎*聖人・聖遺物崇拝

 何年も前の話ですが、マカオを訪れ各地を回ったことがあります。中国の特別行政区であるマカオは、ポルトガルの植民地時代の風情が残っていて、世界遺産がたくさんあります。
 旅の中で、聖ヨセフ修道院の聖堂を歩いていると、日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ ザビエル(1506ー1552)の腕の骨が展示されているのが目に入りました。ザビエルは「日本人は最高の国民」「善良で名誉心が強い」「ほとんどの人が貧しいが、貧しいことは不名誉と思っていない」と、日本人に深い敬意を抱いていた人でもあります。
 キリスト教には、古くから聖人や殉教者のお墓の上に教会をたてる習慣がありました。時代が下ると、聖人の墓に手を触れると病気が治ったり願いが叶うという現世利益的な信仰が広まりました。すると各地から人が集まり、教会に「現金」が集まりました。聖職者はこれに目を付け「我が教会にも聖人の遺骸が発見された」とか「司祭が聖人の夢を見、遺骸の場所を伝えられた」という発表が次々と出始めました。「聖人・聖遺物崇拝」の始まりです。
 この風習は当然聖書にはないため、プロテスタントは16世紀にはこれを全廃し、カトリックでは控えるようなりました。ザビエルはカトリック(イエズス会)の人なので、マカオでは時代を超えて残っています。
 このように、霊的には事実無根なことでも、宗教組織が利益を得るため、人々の不安や現世利益的な欲を利用することは、私達のごく身近なところでも起こっています。次は仏教を見てみましょう。

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仏教の謎*四十九日、戒名・・本来の仏教には関係ないことばかり

 仏教を始めた釈迦は、「瞑想を取り入れ、正しい生活をし、自分の努力で自分を救いましょう」という大変明確な解脱の教えを説いた人でした。彼の死後数百年を経て、釈迦の教えとは無関係の、慈悲深い「救済」の思想を持つ大乗仏教が生まれ、人気を博します。
 仏教はインドから中国へ渡り、国家仏教となりました。釈迦仏教には死後の世界さえありませんが、中国仏教で「戒名」が生まれます。また道教の影響を受け、のちに日本でも法要が営まれることになる死後の「49日」の思想が生まれます。
 人は亡くなると7日ごとに極楽浄土へ行けるか裁判を受け、最後の判決が49日後に行われるというのですが、完全な作り話で、実際はどんな人も誰かの裁きを受けることは一切なく、死後よほどこの世に執着しない限り、無条件ですぐに天国へ向かいます。
 宗教的な世界を本気で信じ込んでしまうと、死後、天国で意識の目覚めが遅くなったり、ありもしない裁きを延々と(時に何十年、何百年も)待ち続ける人もいますので、安易に足を踏み入れないことが大切です。
 その後、中国風の仏教は、6世紀に日本に渡ります。その際、使者は金銅の釈迦像一体や仏具などを渡し、「福徳果報をなす」と現世利益を説きました。仏教は日本でも国家仏教となり、たくさんの宗派に分かれ、本来仏教とは無縁の葬儀に密接に関わる宗派が現れました。江戸時代には「戒名」が庶民にも広まり、現代でも葬儀に関わるお寺の貴重な収入源となっています。
 また仏教が中国に渡った際、お経を中国語に訳すプロセスの中で、中国人に合うように内容が加工されたり、本来の仏教とは関係のない偽経が創作されました。釈迦仏教には死後の世界さえないため、お経はお葬式用に書かれたわけではありません。それらが漢文のまま日本語に訳されることなく現在も使われてるため、ほとんどの日本人にとって意味不明です。こうしたわかりにくさが宗教組織や関係者を、いかにも霊力を支配できるような特別な地位に押し上げてしまいます。
 日本では多くの人が仏式で葬儀をあげます。それ自体は何一つ問題はありません。しかし何も知らないと仮に大切な人が亡くなり、人生最大のショック状態の時に、お話上手のお坊さんから「戒名があってこそ仏様が迎え入れて下さるのですよ」と高額な戒名を勧められたら、霊的にも歴史的にも事実無根にも関わらず、愛する人を想うあまり、大金をはたいてしまうかもしれません。
 真摯に死に向き合う宗教者がいる一方、尊厳に欠け、ここぞとばかりに営利をむさぼる人も少なからずいますので、注意が必要です。
 この世を旅立った方にとって、最も大事なのは、愛する家族や友人からの祈りです。死の一線を越え霊体となった人は、愛する人の思念を確実に受け取ることができます。愛の念は死後の世界において絶大な意味を持ち、送られた人の魂を隅々まで慰め、天国への道を、そしてその後の世界をずっと明るく照らし続けます。

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神道の謎*現世利益との関係

 神道は歴史的に、仏教や儒教、国家権力に影響され時代と共に姿を変えてきたため、他の宗教同様、その本質がわかりにくくなっています。世が平和になった江戸時代に、お伊勢参りが庶民の間で流行りました。その影響か「うちの神社ではこのようなご利益があります」と吹聴する神職が現れました。すると人々はこぞって賽銭をなげ、祈るようになりました。神社には現金が集まります。
 次第に縁結び、厄除け、学問、商売繁盛など、専門的な神様が生まれました。左遷されて憤死した菅原道真は死後、彼の怨霊を恐れた朝廷によって北野天満宮にて神様として祀られましたが、江戸時代になると学問の神様へと変貌を遂げました。
 神道は本来そのようなものではありません。私達の先祖は、故郷の山河、森林、動物だけでなく、自然現象も含めた森羅万象の全てに神秘を見いだし、そこに神の存在を感じました。自分より「上(かみ)」の叡智を「神」としたのです。そして、偉大な叡智がほとばしる自然に不変の価値を見いだし、神の心にならった生き方を大切にしました。それはいつの時代にも通じる価値ある生き方です。
 神の心にならう生き方とは、おごり高ぶることなく愛に生きることで、自分を無条件に大切にすること、他人には常に善意で接すること、自然や動物にも愛を向けること、当たり前のように享受している日常生活の中の恵みに、感謝の気持ちを忘れないことです。

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祈りの真実とヒント*霊力はいかなる個人も組織も独占できない 

 今回は身近な宗教の歴史をひもとき、霊的真実を探求しました。教会やお寺、神社は祈りの場として多くの人々に活用されています。祈りは古代から人間にとってなくてはならないものであり、実際に祈りには私達の想いの波長を増幅し、必要な援助を届ける力があります
 ここで強調したいことは、神聖な力(霊力)は、特定の宗教施設やパワースポット、宗教的な物品に閉じこめられるものではないということです。それは古代の人々が知っていたように、どこにでもあります。世の中で最も霊力が届く確かな場所、それは唯一無二の霊的な存在であり、神の分霊であるあなたです。あなたが祈る場所が、自宅でも公園でもどこでも、そこが神聖な場所になります。 
 また、神はあなたのために一方的に動くのではなく、あなたと共に動きます。共同作業です。だから、決して願いが叶わないなどと思わないことです。それは自分で自分の祈りを打ち消すようなものです。
 どんな願い事も、まるで願いが叶ったかのように、最高の結果をイメージし、その時の喜びまで感じてみましょう。願いがどう叶うのか、そのプロセスまでは考えず、結果に集中することが大事です。あなたの考えていること"思念”に力があり、あなた発する波長に同調する神聖な存在や力を呼び寄せます。
 私達は肉体とそっくりの霊体を持っていて、霊体は霊力を送受信する神聖なアンテナのような役割をはたしています。従って、祈りの答えを直感や睡眠中の夢の中で受け取ることがあります。ふとひらめいたイメージ、アイディア、わきあがる感情など、祈りの後は、直感に注意を払い、夢にも意識を向けたいですね。
 自分や愛する人のことを祈ったら、日本の平和、世界の平和も祈り、愛を送りましょう。素晴らしい国、日本から、地球上の全ての人と国を愛で包み込みこむように。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、インペレーターの霊訓(潮文社)、この国のかたち(文藝春秋)、歴史の世界から(中公文庫)、ヨーロッパものしり紀行ー神話・キリスト教編(新潮文庫)、だから日本は尊敬される(小学館新書)、日本人なら知っておきたい神道(夢新書)、お坊さんが困る仏教の話(新潮社)

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