これまで10年以上霊的真理(スピリチュアリズム)を探求し様々な本を手に取ってきました。良質なスピリチュアル書籍は不安を取り除き、明日を生きる希望を与えてくれ、何度読み直してもその都度日常を明るく照らしてくれます。
以前別の記事でご紹介した本もありますが、この中の一冊がどなたかの心に届き、希望の光を灯すことになれば幸いです。
- 瞑想CDブック(日本語音声誘導あり)*ジョン ホランド
- 引き寄せの法則*ウィリアム W アトキンソン
- 前世・輪廻転生・瞑想の基礎知識*ブライアン ワイス
- 自己啓発*アラン コーエン
- 死後の世界*ハリエット H カーター
瞑想CDブック(日本語音声誘導あり)*ジョン ホランド
邦題:サイキック能力に目覚める瞑想CDブック
英題:Psychic Navigator
瞑想は心に真の癒しを届ける最も容易な方法で、ストレスを撃退し、心身の病から身を守る一生の武器になります。瞑想はどこでも簡単にできますが、最初の頃は、「体の力をぬいて、大きく息を吸いましょう。1、2、3・・・」というように、誰かに声で誘導してもらうと、“今”に集中しやすくなります。ちなみに、瞑想とはただ単に一つのことに深く集中しているだけですので、意識ははっきりしていて、危険は全くありません。
さて、誘導瞑想で大切なのが声です。話し手が上手ならば、瞑想も心地よくリラックスできるというもの。ただ瞑想CDブックの中には、話すことが上手でない人が音声を吹き込んでいる場合があるのが現実です。
この本の素晴らしいところは、女性(寺戸麻季子さん)のナレーションが非常にスムーズで、リラックスできるところです。私が今まで聞いた日本語の誘導瞑想の中で最も上手です。また著書のジョン ホランドさんは世界屈指の本物の霊能者です。私は彼の著書を熟読しラジオ番組を愛聴していますが、驚くべき知識量と信頼のおける人間性をお持ちの方です。
題名のサイキックという言葉は超能力と勘違いされがちですが、直感のことを指します。直感は誰でも持っている能力で、瞑想することによって直感力を格段に向上させ人生にいかすことができます。
この本では直感や瞑想、チャクラなどの基礎知識が学べます。CDには2種類の誘導瞑想(約20分と30分)が収録されています。瞑想初心者の方や瞑想からしばらく離れていた方などにお勧めです。
引き寄せの法則*ウィリアム W アトキンソン
邦題:引き寄せの法則
英題:The Law of Attraction
“引き寄せ系”の本はたくさんあり、一時期話題になったザ・シークレットやエブラハムが大人気です。どれも良書だと思いますがけっこう分厚くて、最初に読む方にはきっとポイントがつかみづらいのではないかと感じます。
せっかく読むのなら、内容がしっかり心に残らないと意味がありません。今回ご紹介するウィリアム W アトキンソンは、1862年生まれの方で本書の初刊は1906年です。100年以上も前の本ですが、全100ページほどでとても読みやすく引き寄せの法則の何たるかがとても分かりやすく書かれています。
恐怖や心配の念を保ち続けることがいかに人生にダメージを与えるのか、願望をいかすにはどうしたらいいのか、簡潔にまとめられています。
前世・輪廻転生・瞑想の基礎知識*ブライアン ワイス
邦題:魂の療法
英題:Messages from the Masters Tapping into the power of love
前世療法で著名な精神科医のブライアン ワイス氏の本です。ワイスさんの著書は名著ぞろいですが、この本は瞑想、死後の世界、直感の働き、心の癒しの本質など、魂の世界を深く学びたい方にお勧めの本です。前世療法で実際にワイス氏が相談者を誘導する様子もあり、とても興味深い本です。
夜空を見上げた時などに「私っていったい何なんだろう?」とふと疑問に思ったことはありませんか?なぜこの時代にこの国の、この親の元で生まれたんだろうか?と。ワイス氏の本を読むと、恋人や配偶者、親子関係はただの偶然ではなく、何千年も前からそして今後もずっと変わらない愛の絆で結ばれているのだと心の深い部分で悟ることができます。人生に大きな気づきをもたらしてくれる本です。
自己啓発*アラン コーエン
邦題:今日から人生が変わるスピリチュアル・レッスン
英題:Why Your Life Sucks and What Can You Do About It
ハワイ・マウイ島ご在住のライフコーチ、アラン コーエンさんの著書です。コーエンさんは東日本大震災後、日本の人々を勇気づけるための本を執筆・出版した人でもあります。ニューヨークタイムズのベストセラー作家であり、計24冊もの著書を出版されています。
コーエンさんは話し口調もとっても穏やかで、自身が持つラジオ番組(Hay House Radio)では、リスナーからの人生相談に非常に親身になって応えます。理想の父親、理想の上司、理想の先生、理想の友人など、理想がつくものには全て当てはまりそうな魅力的な人柄をお持ちの方です。
この本の英題が「どうしてあなたの人生はそんなにひどくて、それに対して何ができるのか?」と読者に投げかけているように、コーエンさんは人生が行き詰る原因を解き明かし、その現実的な対処法を提示しています。
スピリチュアルというと、何か現実的でないような印象をお持ちの方もいるかもしれません。確かにそういう話が好きな方もいて、それはそれでいいのですが、私は霊的な記事を書く時、いかに現実的にいかせるような内容にするか、というところを常に意識しています。その点アラン コーエンさんは見習うべき方で、彼の著書からはスピリチュアル的な知識を日常生活にいかし、楽観的思考力を育もうとする意図が伝わってきます。300ページほどの分厚い本ですが、“そういう考え方もあるのか。試してみようかな”という感じで気楽にお読みになるといいと思います。
死後の世界*ハリエット H カーター
邦題:天国を旅するスーザンからのメッセージ
英題:Guided Tour to The Afterlife
題名のスーザンとは、1994年4月2日に癌の闘病の末、44歳で亡くなったスーザン ウェルズさんのことです。彼女が筆者のハリエット カーターさんのチャネリングを通して、死の過程や死後の世界の実像について語った内容を本にしたものです。
かなり詳しく書いていますので、それが逆に受け入れられない方もいらっしゃるかもしれません。でもそれでよいと思います。霊的な本は、内容を鵜呑みにするのではなく、ご自身の直感的な感覚を大事にし、「それは違うのではないか」と思ったら無理に受け入れる必要はありません。私自身も本の内容を“有名人が書いているから”とか“ベストセラーになったから”という理由で頭ごなしに信じているわけではありません。
霊的なメッセージは非常に繊細で完璧に受け取るほうが難しいのです。また翻訳本は訳者の書き方で同じ筆者でも全く違う印象を受けることがあります。購入する際は、必ず英語の題名を確認するようにすると、本の真意がつかみやすくなります。邦題ははっきりわかりにくい場合が多いな、というのが個人的な印象です。
またスピリチュアル系の書籍は読書量を増やしていくと、内容に共通する部分が必ず出てきます。100年前の本でも現在の本でも霊的真理は変わりません。変わったら真理ではなくなります。真実かどうか見分けやすくなります。
それはちょうど、歴史を愛する人がNHKの大河ドラマを観ていて、どの部分が歴史的真実でどの部分が創作か容易に見分けられるのに似ています。
この本は大それた部分が少なく、“共通部分”もたくさんある良書です。興味ある方は手に取ってみて下さい。
今日も希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your spiritual friend,ラニ