希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

希望発見ブログLooking for HOPE

Welcome to "Kibou-Hakken"blog Looking for HOPE with your spiritual friend,Lani.
希望発見ブログでは、霊的真理(スピリチュアリズム)、瞑想、心の癒し、歴史 、名言、旅行、子育て、エンタメなど様々な分野から楽しく楽観的に生きるための希望を見つけ、ご紹介しています。

スポンサーリンク

コロナウィルスの10倍以上の致死率【天然痘】に立ち向かった医師・緒方洪庵に希望を発見!

「希望ほど、人間を強くするものはない」司馬遼太郎著 「胡蝶の夢」より 

不安は人を弱くし、希望は人を強くする

 幕末の医師、松本良順(りょうじゅん・1832-1907)の生涯を描いた小説・胡蝶の夢を久しぶりに読み直していたら、上記の言葉を発見しました。世界中の人々がコロナウィルスによってかつて経験したことのないような不安にさいなまれる今、希望が必要です。なぜなら不安ほどやっかいなものはありません。不安は正常な判断を狂わせ、体調にも異変をきたします。
 そんな時、この地球上で私達より先に激動の人生を‟体験”した人々の尊い命の物語、歴史があります。およそ170年前の日本で、コロナウィルスの10倍以上の致死率を持つ感染症・天然痘に立ち向かった医師がいます。緒方洪庵です。今回は当ブログ二度目の登場、緒方洪庵と同時期に生きた医師に目を向けます。希望こそ人間を強くするならば、今こそ希望発見しようではありませんか!

www.spiritualfriends.work

思いやりをつらぬくのみ*恐怖の感染症・天然痘と戦った緒方洪庵

 致死率約2パーセントと言われるコロナウィルスは中国・武漢から発生したとされていますが、かつて私達の先祖の命を奪い、たとえ助かったとしても顔に痘痕(あばた)ができ、戦国武将でさえ顔を覆い隠すほど皮膚にダメージを与える天然痘も、海を渡り日本に侵入してきました。その致死率は20パーセントから50パーセント(国立感染症研究所参照)とも言われ、コロナウィルスの10倍以上です。
 マスクもトイレットペーパーも石鹸も一般家庭になかった時代に、感染力が非常に強く人々を恐怖のどん底に陥れた天然痘に対し、ひたすら人々に思いやりをつらぬき、制圧に貢献した医師が緒方洪庵(1810-1863)でした。 彼は的確に情報を集め、牛の病気【牛痘】に人間がかかると、天然痘にはかからないことを知り、牛痘でできた膿を患者に植え付ける予防接種をすることで、感染拡大を防ぎました。
 現在でもSNSでデマが広がり社会は混乱していますが、当時も「そんなことをしたら牛になる!」と真実と異なる噂と誹謗中傷が緒方洪庵の耳にも届きました。でも彼は常に冷静沈着であり、思いやりを持って人々に接しました。やろうと思えばいくらでもお金を稼ぐことができました。でも彼は治療費をとらず、貧しい人々にも無償で牛痘を提供しました。
 1849年に痘苗所を設置すると、全国に次々と同施設を造り、天然痘の蔓延を防ぎ、人々を恐怖のどん底から救いました。治療も見事ですが、物事に動じない姿勢で、思いやり深く困難に対処する姿勢は、いつの時代でも模範であり、その生き方こそ希望そのものです。

日本赤十字の礎となった幕末の医師・高松凌雲の志

 一万円紙幣の肖像になっている福沢諭吉など、緒方洪庵には多くの弟子がいます。その中の一人が幕末に生き、函館戦争の際、敵味方を問わず先頭に立って負傷兵の治療にあたり、日本赤十字の先駆者となった高松凌雲(りょううん・1837-1916)という医師がいました。
 高松凌雲は維新後、フランスで学んだ後、病院を設立し、貧しい人のために無料で診察しました。なぜ彼はそこまで思いやりを極めたような行動ができたのでしょう。彼の心には誰もがその崇高な生き方を深く尊敬した師・緒方洪庵の言葉がありました。
「医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためではない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただただ自分を捨てよ。そして人を救うことだけを考えよ」(司馬遼太郎著 洪庵のたいまつより)
 世界で起こることをコントロールできる人は誰もいません。でも、それに対してどう反応するか、私達は自分の意思で選ぶことができます。
 不安をあおり世の中の混乱に乗じるのではなく、一人でも多くの人が平和のための一役を担うことが理想ですね。そのために何ができるのか?その答えは、冒頭にご紹介した本から医師・松本良順の言葉があります。
「人に思いやりを持ち、決して自分をかばうな。人の卑怯を憎まず、自分の卑怯を憎め」
 人に思いやりを持つこと。卑怯なふるまいをする人がいても、自らは決して真似をしないこと。歴史は当たり前のことを当たり前にするよう教えてくれます。なぜなら人類の歴史がここまで続いてきた理由は、何があろうと皆、助け合ってきたからです。
「人生はたやすい。人を助ければ自分が助かる。ただそれだけのことだ」
(宮城谷昌光著 孟嘗君より)

f:id:spiritualfriends:20190322174916j:plain

平和は自分から始めるもの

 どの国でもいつの時代も、何かしらの悲劇が起こります。今回のコロナウィルスの件が落着しても、テレビやネット上では、人心を不安にさせる出来事を毎日見聞きすることでしょう。ニュースにはそういう性質があります。ただ、注目する視点を少し変えるだけで、心温まる出来事のほうが多いのも事実です。
 今回の件でも不安をあおる人達よりも、冷静さを呼び掛けたり、助け合ったりしている人達の数のほうが実は圧倒的に多いのではないでしょうか。
 私の周りだけでも、友人になけなしのマスクをゆずったり、子供が生まれたばかりで不安いっぱいのパパ・ママに、育児グッズを送っている人がいます。飲食店や様々な企業でも支援の動きが広がっています。緒方洪庵や高松凌雲はもうこの世にいませんが、同じ心を持った人は日本、そして世界にたくさんいるはずです。
 そんな素晴らしい人達は行動で教えてくれます。平和は政府を頼りにして始まるものではなく、私達一人一人から始めるものだのだと。

私達が次世代を担う子供達のお手本になろう! 

  当たり前のように過ぎていく日常にもいつか必ず終わりがきて、私達全員がこの地球上で人生を‟体験”した名もなき歴史のしずくになります。 その時が来た時、私達は誰かに与えた思いやりと受け取った思いやりを携えて次の世界に進みます。地位や名声、財産ではなく、その思いやりの量が大切です。
 私には小学生の息子がいるのですが、いつか彼らの世代が大人になった時、世界情勢で不安になるような出来事があるかもしれません。今、親や周囲の大人が人生や社会を恐れれば、子供もそうなります。不安で仕方ない人生など、今の子供達に送って欲しくなりません。
  私達ができるだけ冷静に、そして、お互いを思いやる態度を示せば、その言動が子供達の記憶に残り、彼らは困難な時も希望を見いだします。
「コロナウィルスの時もみんなで励まし合い、助け合っていた。だから大丈夫。必ず乗り越えられる!」
 いつか彼らが大人になった時、こう思って何があっても一致団結して助け合い、輝かしい歴史の1ページを綴ってくれるに違いありません。私達一人一人が強く優しく今を生きれば、いかなる出来事も、彼らの幸せを奪うことはできません。あなたこそ歴史の主人公であり、希望なのです。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,ラニ 

日本赤十字の礎を築いた高松凌雲の小説(吉村昭著)です。

www.spiritualfriends.work

www.spiritualfriends.work