希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。◎当ブログの記事内容の一部及び全てについて、無断で勝手に引用、転載、複製し二次利用することは、固くお断りいたします。

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霊的知識があなたを助ける【9】感謝している人に感謝の言葉を、愛している人に愛の言葉を

たとえ嘘をつかれても嘘で返さず、たとえ憎まれても憎み返さないことです。そうすれば地球が、そして地上の全てのものが、あなた自身のものとなります。
ジョセフ キップリング

霊的法則と動機

  前回の記事内で触れた神の法則と呼ばれる完全公正な霊的法則は、地上人生においても死後の世界においても、霊的知識の中で最も大切な部分です。の概念は、霊的成長と共に理解力が増していき、神=霊的法則としての認識こそ、死後にも続く人生の理解に不可欠な要素になります。
 人類は長らく地上の既存宗教と共に、神聖な存在を「人間的な神」の如く信じてきました。人間的な神は、自分を神と信じた人や戒律を守った人だけを救済したり、天国への扉を開くなど、実に理不尽です。人類史に多くの分断と争いを生み出した人間的な神は、まだ人類全体の霊性が低かった時代に生きた人たちの、精一杯の想像の産物です。
 それは天動説のように宇宙の中心は地球で、太陽や他の天体が地球の周りをまわっていると考えられていた古い時代の信仰にすぎません。
 たとえ地球に暮らす80億人の人間に信じてもらえなくても、神は何一つ困ることはありません。人間がどんな説を唱えるか、何を信じるかに関わらず、全生命の根源であり、宇宙に瀰漫(びまん)する無限かつ全知全能の知性的存在である神は、神の分霊である私たち一人一人の人間の人生を、その完全公正な愛と知性によって霊的法則として支え導いています。
 それは、日常生活の中で自分でまいた種がどんな種であれ、必ず自分で刈り取ることを意味します。
  かぼちゃの種を植えてきゅうりの実がなることはないように、優しさの種をまいて死後の世界を含めたあなたの人生に、全く実りがなかったり、別の種の花が咲くことはありません。
 あなたのどんなささやかな優しい言動も、決して見過ごされることはないのです。愛、思いやり、善意の種をまけば、あなたはその実りの全てを100パーセント確実に受け取る運命にあります。
 霊的法則は、私たち人間にに基づく言動を促し、人は愛を受け取ることだけでなく、与えることで成長できるという崇高な学びをもたらします。
 日常生活の中の自分の言動をできるだけで満たし、周囲の人にも動物にも地球にも可能な限り善意で接するよう心掛ける生き方こそ、あなたの未来に幸せを呼び込むだけでなく、過去にどんな失敗や挫折があろうと確実に自分で自分を救う方法なのです。
 なぜなら、霊的法則は人間の言動に対して相応の結果が自動的に適用されます。いかなる人物も組織も、神の法則である霊的法則には介入できません。 
  なお、霊的法則において最も大事な要素は行為における動機です。動機が正しければ、霊的法則はネガティブな方向に適用されることはありません。たとえばビジネスを始めたり、最近では動画を配信したりと、SNSの発達で世界中の人々の生き方が時代と共に変化しています。
 何を始めるにしても動機を崇高に保ち、間違っても世間の賞賛や名声などを求めたり、誰かから搾取しようとしたり、意図的に誤った情報を発信しないことです。
 誰かのために自分の経験や知識を役立たせたい、困っている人のために力になりたい、社会がもっと優しい場所になるようにしたいなど、動機さえに基づいたものなら、決して後悔することはありません。
 相手が一人でもいいから、誰かの心の重荷を少しでも軽くしてあげたり、悲しみの涙をぬぐってあげることができたなら、いつの日か地上世界を去った時、あなたは胸をはって新しい世界へ踏み込んでいけます。霊的法則がそれを約束してくれます。

死後の世界では、霊的法則を”体感”する

 視点を、いつか訪れる死後の世界へ向けてみましょう。その世界では、私たちは霊体で生きていくことになります。霊体は肉体よりも遥かに精妙な器官を持ち、五感を超えた感覚機能を持っています。肉体とは異なり、時の経過と共に成長したり変化するわけでなく、自身の霊的成長(霊的知識の理解と精神的成長)に比例して、霊体が精妙化していきます。精妙化とは、不要な器官が退化・消滅し、より高い界層(生活の場)で生きていくための器官が発達することを意味します。
 ここでも鍵を握るのが霊的法則で、愛に基づく行為をすると、すぐに自身の霊的成長となって反映され霊体のエネルギーレベルが上がり、光輝を発するようになります。
 反対に、利己的な行為や愛に反する行為をすると、すぐに自身のエネルギーレベルが下がるのを実感します。その行為が積み重なると、霊体の波長の低下に伴い、下の界層に行かざるをえず、それまで暮らしていた界層よりも薄暗く、環境の全てが重苦しく感じられます。
 下の界層から上の界層に進むには、必ずそれに見合う霊的成長が必要で、勝手に上の界層にとどまったり侵入することは誰一人できないようになっています。
 私たちは地上人生でつちかった霊性に適合した界層に死後自然に導かれ、地上人生における一生分の行為の清算は、大部分が死後行われます。霊的な道から外れ愛とはかけ離れた生活、良心に従わず悪意のある行為を繰り返した人は、死後に始まる人生で甚だしい準備不足となり、困るのはその人自身です。英国三大霊訓の一つ「ベールの彼方の生活」では、次のように強調されています。

霊的なことに窓一つない牢獄のような人生観を持って生涯を送った人は、地上で形づくられた通りの心をもって行動します。すなわちその大半が自分の誤りを絶対に認めようとしません。そういう人ほど、地上生活には自分にとって都合のよかった人生観が誤っていないと固く信じ切っています。この類の人は、その委縮した霊的視野に光が射すに至るまでに数多くの苦難を体験しないといけません。

 霊的法則はまた、殺人など理不尽なかたちで他界せざるをえなかった人の心に、平穏を取り戻す役割もあります。
 通常、一方的に命を奪われた人は死の直後に激しい憤りを覚え、加害者に復讐しようと試みる人もいます。しかし、霊の世界から先に他界した親族や友人、霊的ガイドに迎えられたあと、霊的世界の実像を学びます。
 そこで霊的法則についても学び、被害者の自分には埋め合わせがあり、加害者は自分が感じた恐怖や悲しみ、悔しさなど全ての感情を体験し、行為に対する責任を100パーセント完全に負うことになると知ります。
 加害者が死後の世界で導かれる暗黒の界層は、憐れみさえ感じる悲惨な境涯で、そこから這い上がるには、多くの学びを必要とすることを認識するのです。
 霊的理解と共に復讐心は消え去り、思いの全ては地上の愛する人に向けられます。加害者に復讐して欲しいとは決して思わず、自分の人生を幸せに生きてほしいと心から願います。ましてや死刑は誰一人望みません。
 それは新たな殺人を犯しているのと同じことで、死刑によって霊の世界に解放された魂は、地上にいる横暴な思考を持つ人間に近づいて、さらなる凶悪犯罪をそそのかし誘発してしまうからです。
  人の生命を与奪する権利は、国家であろうと政治家・法律家であろうと、誰にもありません。死刑賛成を声高に叫び、SNSなどで発信する人は日本にたくさんいます。前述したように霊的法則は、人間の霊的理解力に関係なく、何を信じる、信じないに関係なく、行為に対して自動的に結果が適用されます。生命に関する意見を不特定多数の人に発信する場合は、慎重になったほうが賢明です。
 なお、被害者の方の霊体は一切傷ついておらず、死後、地上の病院に相当する施設で、愛に満ちた精神面のサポートを受け、その後は天国で元気に暮らしています。
 だから、自分のことを思い出す時は共に笑い合った日々や元気な姿を思い出してくれることを強く望みます。決して「かわいそうな人」として記憶されたくはありません。
 天国へ旅立った人を何よりも幸せにするのは、地上の人々からの愛のこもった祈りの念です。これは、当ブログで繰り返しお伝えしていることです。
 他界した人の霊体のエネルギーの波長は、高い界層に暮らす高級霊のような天国の住人よりも、地上の人間の波長に非常に近い状態にあります。
 そのため、地上の人のの念に非常に敏感に反応し、それが大変大きな癒しの効能をもち、霊的覚醒を促すと共に心に深い安らぎをもたらします。祈りの際は、心が落ち着くまでゆったりとした深呼吸を繰り返してからしてみて下さい。心で祈っても、声にだしても愛の念は確実に届きます。
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本当は愛していた*後悔と謝罪

 次に、ある男性の霊的体験談をご紹介します。アメリカ、フロリダ州にカートという名の男性がいました。44歳の彼は大人になっても「何で父は自分のことがあんなに嫌いだったんだろう」という思いが頭から離れませんでした。カートは、子供の頃から日常的に、父親から暴力の被害を受けていたからです。
 父親が心臓発作で他界してから間もなく、カートの目の前に父が現れました。それまで全く霊的な体験をしたことのない人でも、身近な人の死によって霊の世界に意識を向けたことで霊的感覚が鋭くなり、カートのように霊的な体験をする人は少なからずいます。私たちは皆霊体を携えているので、潜在的に霊能力を有しており決して不思議なことではありません。ただ、その体験を誰かに伝えることは多くの人がためらいます。
 カートの父は、泣いていました。そして、許しを求めてこう言いました。「本当に悪いことをした。本当にすまなかった。自分は子供の頃、虐待されて育った。だからそれが教育だと信じていた。ずっとお前を愛していた。でも育ち方のせいで気持ちをあらわせなかったんだ」
 霊的体験談だけでなく、霊能者を介す交霊の場においても、他界した人が涙ながらに謝罪する場面は大変多く見られます。特に暴力や暴言のように、人の心に大きな傷を負わせてしまう行為をした人ほど、死後の経過年数に関係なく、それが数十年前のことでも号泣して許しを求めます。
 被害にあった方は、地上人生を送っている間に謝罪や反省の態度を一度も示さなかった人が、なぜ死後、急に我が身を顧みて反省するようになるのか理解に苦しみます。
 人は一生を終えると、自分の一生分の言動が人生で関わった全ての人にどのような影響を与えたのか、相手の立場になって振り返る機会を持ちます。霊的法則に基づいて人生を回顧し、自らの言動を照合することが霊的成長につながるのです。
 皆が猛省するわけではありませんが、カートの父親は、自分の行為がいかに息子の心をひどく傷つけたのか、死後になって理解しました。ただし理解だけでは終わりません。この理解は、凄まじい良心の呵責と悔恨を生み出します。霊体は精神体でもあり、その悔恨は地上人生で体験したいかなる肉体的苦痛よりも大きな苦しみを伴います。
 その苦しみから脱するには、とにかく傷つけた相手に許してもらう必要があるのです。
 通常、自分が深く傷つけた人が他界するのを待って謝罪しにいくことになりますが、カートの父親は息子が霊的な体験をし、謝罪に理解を示してくれました。できれば地上で人生を送っている間に深く反省し、謝罪ができれば悔恨の情にここまで苦しむことはありませんでした。
 ただし、霊的法則そのものは、暴力に対して情状酌量の余地はありません。謝罪しても号泣しても、霊的責任に減刑や執行猶予もありません。どう責任をとるかは一人一人異なり、その穴埋めとなる行為が必要だったり、地上人生でしか償えない場合もあります。真摯な反省と謝罪はそのための第一歩で、真剣に向上を望む人には必ず援助してくれる人もあらわれます。
 霊的法則は、特に難しいことを人間に要求しているわけでありません。私たちには良心という、決して間違うことのない心の指針が各自の精神に備わっています。ハラスメントや不正行為にしても、全ての言動が動機と共に霊体に記録されているので、心の奥で悪いとわかっていながら、あれこれ理由をつけて悪いことはしないことです。ばれなければいいという問題ではありません。「神の目」は全てお見通しです。

霊的知識を土台とした信念

 霊的法則と無縁の人は、誰一人いません。 あなたが生まれた日時、国、場所、家族、全て霊的法則の範囲内で起きたことです。決して偶然ではありません。
 私たちの人生は、霊的法則によって地上人生も死後の人生も完全な公平性と愛によって導かれているのです。一人だけ取り残されたり、見放されることもなければ、本当のあなたを永遠に傷つけるもの、人、出来事は、この世には何一つ存在しません。
 世の中のネガティブなニュースや誰かのつらい体験を聞いて「自分にもこんなことが起こったらどうしよう」とか「もっと状況が悪くなったら・・・」と心配や取り越し苦労ばかりしていたら、貴重な日常があっという間に過ぎ去ってしまいます。
 もし、何か不安の念に押しつぶされそうになったら、その不安はあなたの人生の状況を一ミリも向上させないことを理解した上で、「私に解決できない問題は何も起こらない。人生に起きる出来事は、全て対処できる」と自分に何度も言いきかせれば、明るい陽射しの元、自信をもって生きていけます。
 それは、無理矢理つくったポジティブ思考ではなく、確固たる霊的知識を基盤にしたポジティブな人生への信念です。この揺るぎない信念こそ、あなたの人生に必要な援助や人、出来事を完璧なタイミングで呼び込むのです。むやみやたらと不安の念を心に生じさせず、ネガティブな思考は断固として追い出しましょう。
 恐怖ではなく、ポジティブな信念と共に生きることを選べば、日常の風景はより楽しく穏やかになっていきます。 
 最後に、誰しも地上人生をいつ終えるのか、予想はできません。その日は明日かもしれないし、30年後かもしれません。しかし、全員にいつかその日が確実にくることだけは、私たちは皆知っています。
 もし今日が、地上で過ごす最後の日だとしたら、あなたは何を想い、何をして一日を過ごすでしょう。誰の言葉に耳を傾け、誰の笑顔を心にとどめておきたいと望むでしょう。
 人の死後の後悔の大半は、やりたいと自覚しているのにしなかったこと、言えばよかったことを言わなかったことです。いつかやりたいと思っていることは、すぐに始めましょう。情熱に心を燃やすことは、あなたの人生の使命です。
 そして何よりも、あなたにとって大切な人に、言い忘れていること、言いそびれていることはないでしょうか。
 感謝している人に「感謝している」、愛している人に「愛している」と、せめてそう言葉にして伝えられたなら、あなたがまいた愛の種は、霊的法則によって必ず地上の大地に美しい花を咲かせることになります。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
Your spirtual friend,Lani

参考文献等:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インぺレーターの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、こころが安らぐ本(大和書房)、こころが満たされる本(大和書房)、私はできる!(サンマーク出版)、すべてうまくいく(角川書店)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新社)、パワーオブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、スピリチュアルパワーに目覚める10の秘密(PHP出版)、コナン ドイルの心霊学(潮文社)、生きがいのメッセージ(本文中の霊的体験談を引用・徳間書店)、引き寄せの法則(KKベストセラーズ)、これが死後の世界だ(潮文社)、霊力を呼ぶ本(潮文社)

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