希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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Welcome to "Kibou-Hakken"blog Looking for HOPE with your spiritual friend,Lani.
希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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続・アメリカインディアンの生き方【アーネスト シートン編】*自然と動物を全力で守ろう

 前回まで二回に分け、「動物記」の動物作家・画家として知られ、自然保護活動の先駆者的な存在でもあるアーネスト シートンの著書を元に「アメリカインディアンの生き方」【教訓編】【エピソード編】をお伝えしました。今回の記事では彼の人生から自然や動物への向き合い方を学びお伝えします。

温厚なアーネスト シートンが尊敬した人、憎んだ人

 アーネスト シートンには心から尊敬する歴史上の人物がいました。それは動物と自然を心から愛し「動物にも人間同様に愛を受ける権利がある」と説いたアッシジの聖フランチェスコ(1182-1226)です。
 フランチェスコは裕福な家に生まれながら、拝金主義を脱し清貧と奉仕に生き、愛と平和の大切さを人々に訴え続けた人です。いくつもの霊界通信が彼は死後、地上の動物愛護のために、霊界側から影響力を行使する霊団の中心人物として活動していると伝えています。
 アーネスト自身は子供の頃から両親に聖書しか読ませてもらえなかったことが、かえってキリスト教への強い反発心を生み、宗教と一線を画していました。
 大人になってからアメリカインディアンから影響を受け霊的知識を学んでいたので、きっと霊の世界における聖フランチェスコの役割を知った上で、特別な絆を感じていたのでしょう。
 そんなアーネストは65歳の時にアメリカインディアン研究家のジュリアという女性と再婚しました。ジュリアは夫アーネストのことを「とても温厚で、生活態度は非常に慈悲深く寛容な人」と述べる一方、彼には人生で許しがたい人物が二人いたと伝えています。
 そのうちの一人がジョージ カスター中佐です。彼はアメリカ政府が進める植民地政策の中ウォシタ川の戦い(1868)において、無抵抗のアメリカインディアンを女性・子供問わず大虐殺を行った人物で、殺害された女性や子供の数は上層部に一切報告せず、のちにアメリカ政府や国民から英雄と称された人物です。
 アメリカインディアンと何年も親交を持ち、彼らの生き方に深い尊敬の念を抱いていたアーネストは、カスター中佐は英雄どころではなく「この世で最低の人間」と評しています。
 アーネストにとってもう一人許しがたい人、それは彼の父ジョセフです。次にアーネストの人格形成に多大な影響を与えた子供時代のエピソードをお伝えします。
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恐ろしかった父、優しかった動物と大自然

 イギリスの地でシートン家の11男として生まれたアーネストは6歳の時、家族と共に雄大な自然を誇るカナダの田舎に移住しました。しかし家庭では、彼の心は休まることがありませんでした。アーネストの父ジョセフは非常に短気な性格で、妻と子供達の前で暴君のように振るまったからです。
 ジョセフは日頃から言動が大変横暴で、アーネストは日常的に父からムチ打ちを含むひどい暴力を受けていました。ジョセフは動物に対しても残忍でした。彼は農場の家畜を食糧にする際、我先に銃をもって駆けつけ動物の命にとどめをさすことに快感を覚えていたのです。しかも殺された動物の処理を、子供達にさせていました。
 そんなある日、アーネストは意外なところでを見つけます。彼は森の中で兄たちとリスをつかまえようと木を揺らしたところ、リスの親子が木から落下し、母リスは死んでしまいました。兄とアーネストは、子リスだけではどうせ生きていきていけないから猫のエサにしてしまおうと子リスを与えたところ、何と猫は子リスに授乳し始めました。
 アーネストは自分達人間以上に深い愛を示した猫の姿に、深い感動を覚えます。またある時母猫は、子猫がスカンクから襲われた時、すぐにかけつけボロボロになりながら戦い続けました。その後もアーネストはカナダの大自然の中、様々な野生動物の観察を続けると、どの動物にも家族愛や友情があり、大変豊かな感情を持っていることに気づきました。
  短気な父親の元、家庭で毎日極度の緊張と不安を強いられていたアーネストにとって、野生動物が暮らす大自然は、抑圧された心を癒してくれる真の友であり、人生を教えてくれる偉大な教師でもありました。
 アーネストの自然動物への愛は成長と共にますます大きくなり、大学で博物学を学ぶことを希望しますが、父に大反対され画家の道を進みます。彼は美術学校を主席で卒業すると、ロンドンに渡りロイヤルアカデミーに入学します。アーネストはこの頃から半世紀以上に渡り、毎日欠かさず自然や動物を観察したことを日記にし、そこで得た知識と感動が後年の彼の全作品の礎になりました。

動物の住処「自然」の保護を訴えたアーネスト シートン 

 イギリスで暮らし始めたアーネストでしたが、貧苦から体調を崩し志半ばでカナダに帰国します。しばらく休養したあと、アーネストはニューヨークに渡り挿絵画家として活動を始めます。
 彼は次第に活躍の場を広げ、愛情あふれる動物のありのままの個性を描いた物語「動物記」が大反響を呼び、日本でも多く読まれました。特筆すべきことは、彼は作家として物語を書くだけでなく、自ら動物の骨格や筋肉のつき方まで観察した上で、その姿を繊細に描き挿画していることです。
 アーネストはまた、アメリカインディアンと交流するようになり、彼らの自然や動物に深い敬意を払う生き方に感銘を受けます。自然の大切さを人々に伝えたいという強い情熱を抱くようになり、自然保護活動に力を入れます。
 ある時アーネストは一計を案じ子供達を自ら購入した広大な敷地に招き、アメリカインディアンから学んだ自然との関わり方を伝えます。ウッドクラフト・インディアンズと呼ばれる活動は瞬く間に教育関係者の間に広がり、それがアメリカのボーイスカウト活動に発展し、アーネストは初代団長になります。
 作家、画家、博物学者、自然・動物愛護者として、自然と動物に愛を注ぎ込んだアーネスト シートンは、1946年、老衰により安らかに86年の地上人生を終えました。 

動物に恐怖ではなく愛を与えよう*動物実験と食文化

 子供時代に父からの暴力に苦しめられたアーネスト シートンは、暴力の対極であるを人間だけでなく自然や動物にも向けることを、自らの作品や講演を通じて人々に訴えました。
 彼は今から150年以上前に生まれた人で、当時北米には娯楽のために動物を狩猟する人が多くいました。現代では世界的にそうした行為は少なくなっています。
 それは人類が総じて霊的に成長し、精神の中に獣性が少なくなる一方、慈愛の心が大きくなり、生命の尊さに対する考えが変わってきているためです。
 人間は自然や動物を保護する義務があるということを、人々が心の奥深いところで理解しているのです。この流れは今後も加速していきますが、日本を含めどの国も霊的にはまだまだ発展途上で、動物に多大な苦痛をもたらしていることもあります。最も悪しき例の一つが動物実験です。
 今後人類がより霊的に成長すれば、人間の生活や健康のために動物に苦痛を与えたり、尊い生命を犠牲にすることに多くの人が強烈な違和感を覚えるようになり、良心が許さず、動物実験は根絶に向かいます。
 もっと身近なところでは、動物の肉を食べる食文化にも意識を向けてみましょう。一般的に日本人は仏教の伝来以来、明治維新頃まで1200年あまり動物の肉を食べる習慣がありませんでした。
 私達は子供の頃から家庭や学校給食にて、牛や豚、鳥の肉を口にしますが、動物がどのように命を奪われているのか教育を受けていません。おいしそうなハンバーグや唐揚げからは、その残酷さは全く想像がつきません。
 多くの人は動物の中でも特にに親しみを感じます。これは犬や猫が人間につぐ霊的進化を遂げ、霊的にも人間と近い関係にあるためです。ですから私達は身近な動物の生命を他の動物よりも尊ぶ傾向にあります。
 でも、は健康のために食べてもいい、感謝すればいいという考え方は、霊的には人間側の一方的な都合の良い考えです。殺処分される犬や猫同様に、無抵抗の動物たちが殺害される時に感じる極度の恐怖は一緒です。アーネスト シートンが発見したように、動物は純粋で豊かな感情をそなえているためです。
 子供の頃から親しんできた食生活を急に変えるのは誰でも困難ですが、動物の生命に対する霊的な自覚が芽生えた方は、すぐに完全にやめることが難しいとしても、少しずつ肉食を控えるよう意識し実践することは可能かもしれません。これは「食」という日常生活のとても大事な部分だけに、皆様の現実的な許容範囲内で受け止めていただければと思います。
 人間の魂は、何度も地上に生まれ変わることがありますが、動物は一度きりです。たった一度の地上での一生の中、私達人間が多大な恐怖や苦痛を与えるのではなく、できるだけ優しい心を愛すべき動物たちに与えることができたなら、同じ地球という星でお互いがより幸せに暮らせるはずです。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:レッドマンのこころ、インペレーターの霊訓、ベールの彼方の生活、シルバーバーチの霊訓、霊性進化の道、私は心霊を見た(以上潮文社)、スピリチュアリズムと宇宙哲学(現代書林)、燃えさかる火のそばで・シートン伝(早川書房)、シートン動物記(評論社)

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