希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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人生は祈りと共に*天国にいる最愛の人へ、想いは光にのって届く「フラッシュ」

心配ごとは全て祈りに変える

 江戸時代、日本各地の村や町の境界や街道に、庶民の手で作られたお地蔵様が置かれるようになりました。人々はお供え物をし、故郷や家族のご加護をお願いしました。その中には、奉公のため故郷を離れ江戸で暮らす我が子がおなかをすかさないよう、真摯に祈る親の姿もありました。
 心配ごとは全て祈りに変えること。心配しても状況は一切よくならないが、祈りは現状をより良い方向に動かしたり、最高の出来事を呼び寄せてくれることがある。
 祈りの叡智は、日本だけでなく全ての文化圏で、人生をよりたくましく生き抜くための手段として古代より継承されてきました。
 祈りの力を実証した人がいます。3月25日に投稿した 「自動書記による霊界通信(第三回)」の記事で、フロリゼル フォン ロイター氏をご紹介しました。
 彼は長年ウィーン国立音楽院バイオリン科の教授を務めた人なのですが、ロイター氏の両親は彼が生まれる数か月前に離婚しました。母グレースは、元夫によほど思うところがあったのか、息子だけは父親のようになって欲しくないとひどく懸念し、同時に世界一のバイオリニストになって欲しいと望みました。
 霊的世界に心を開いていたグレースは、心配事を祈りに変えました。どうせなら望みはできるだけ高く、世界的バイオリニスト、バガニーニ(1782-1840)の霊がおなかの子の人生を見守り、導いてくれるよう、心の底から強烈なまでの祈りを毎日天に捧げました。
 するとどうでしょう。グレースの子、フロリゼルは10歳になるまでにヨーロッパ中の全国王や女王の前でバイオリンを演奏するほどの神童として大注目を浴び、天才バイオリニストとして多くの人々を熱狂させました。
 後年、グレースが霊的世界を探求するため、様々な霊能者に会いに行ったところ、出産前の祈りの話を全く知らない何名もの霊能者に「バガニーニの霊が来ていますよ」と伝えられました。
  霊的な視点では、人の思念には実体があります。真摯な祈りは、実体ある思念の波長を増幅させ、その波長に感応した霊が純粋な愛の念によって懸命に援助してくれるのです。

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孤立無援の人はいない

 祈りの霊的メカニズムはいくつかありますが、その中の一つをご紹介します。天国には多くの界層があり、地上と隣接する界層の住人によって、私達の祈りは、地上の情報を処理する界層まで届けられます。
 祈りはふるいにかけられていき、崇高な動機や内容の祈りほど上層界へ届けられます。このプロセスは電光石火の如く大変迅速に行われます。祈りの答えは、当人の霊的成長に最もふさわしい形で返ってきます。
 病の人に対する祈りは、治癒エネルギーが届けれらたり、問題に行き詰っている人には直感的に答えが届けられたり、身に危険が迫っている人には、祈りの念に呼応した霊団が真っ先に駆け付けます。 
 祈る前から助けてもらうこともあり、多くの人は一生を終えた後、生前いかに多くの霊的援助を人生で受け取っていたか気づきます。援助してくれるのは血縁者とは限らず、祈りの波長に同調した人達です。
  死後、人は霊的に成長すると見返りを一切求めない純粋な愛が心を満たし、誰かを助けることで、さらに霊的に成長できると知ります。
 自分が助ける側になって初めて、人類は民族や国籍、宗教を越えて、皆霊的な家族であり、誰一人として孤立無援の人はいないと確信します。

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とても大切な亡くなった人への祈り

 祈りの中でも大変大きな意味を持つのが、天国へ旅立った方への祈りです。祈りによる愛の念が、地上と天国の架け橋となり、天国にいる人の心を何よりも慰め、癒し、勇気づけます。天国は精神世界でもあり、感情が地上にいた頃に比べ何倍も増幅されるからです。
 新しい環境に身を置いた人にとって、地上から自分に届けられる愛の念ほど、ありがたいものはありません。愛する人同士は霊的な親和性があり、一本のエネルギーの線でつながっていますので、様々な想いを届けることができます。
  その想いはキャンドルライトのような光を放ち、内容によって異なる色彩を保ちながら天国へ届きます。フラッシュと呼ばれ、色彩に込められた想いが、新しい世界で新たな人生を生きていく上で、最高の力になります。
 人は死後、生前の様々な想いを抱えたまま天国へ向かいます。愛に飢えていた人は、死後もなかなか自分を価値ある存在としてみることができません。天国でも援助の手を差し伸べる人達がいますが、地上から届けられる愛こそが、後悔や自己憐憫の情を、学びと気づきに変え、ようやく真の安らぎを得ることができるようになります。天国にいても、祈りは生きる希望に変わります。
 英国三大霊訓の一つ、インペレーターの霊訓には、祈りについてこう記されています。

祈りは病においても死に際しても、強力な援護となる。病においては人間的看護が無力となった時に霊界の専門家が力となり、その強力な治癒力によって症状を和らげ、体力回復のための生命力をそそぐ。また、死して霊界へ赴くことになれば、尚のこと祈りの力を頼りとして、その霊を受け入れる霊団を差し向け、慣れぬ新しい環境の中での生活を援助してあげられる。いずれにせよ、霊界側からの援助を可能にしてくれる人間側の真摯にして積極的な祈念を怠らないで欲しい。祈りの実際の威力を知れば、人間はもっともっとそれを活用することになるであろう。

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祈る時は静かな環境で、はっきりイメージを

 祈りの時、どこか特別な場所へ行く必要はありません。霊力は宗教的な建物・施設に閉じ込められたり、文言や作法に影響されません。ただ、思念を集中させる必要があるので、静かな環境を選びましょう。
 目を閉じ、完全に気持ちが落ち着くまでゆったりとした深呼吸を何度か続けます。祈りは心で念じるだけでも大丈夫ですが、声にだしたほうが考えをはっきりさせられる方は、声にだして祈りを捧げます。
 天国にいる方に向けて気持ちを伝えたい時は、生前元気だった頃の姿を思い浮かべます。目の前に写真を置くといいですね。愛していること、感謝していることを伝えましょう。想いは必ず確実に届きます。
 また、生前関係がぎくしゃくしていたり、仲違いしていた場合は、できることなら完全に許し、そのことを伝えて下さい。人は一生を終えた後、自分の言動がどう周囲の人に影響を与えたのか相手の立場に立って振り返る機会を持ちます。深い後悔にさいなまれることも多いため、地上の人からの許しは死後の世界において大変大きな意味を持ちます。許しがあってこそ、真の安らぎを得て上の界層(より良い環境)へ進める方も多くいます。
 許した人にとっても、大きな霊的成長となり、心身の健康を含め人生そのものに好影響を与えます。誰かへの怒りを解放してこそ、本当の意味で心が自由になります。
 同じ意味で、自分自身への怒りがある場合は、自分を責めることは一切やめ、自分を許しましょう。許しは怒りを愛に変える必要があり、人生で最も難しいテーマの一つですが挑戦する価値があります。
 願いを叶えたいときは、祈りが最高の形で叶えられたところをはっきりイメージします。その時の感情まではっきりと感じてみましょう。最後に意識を上へ向け、願いが天(宇宙)に届くところをイメージします。
 祈りの対象は人それぞれですが、できるだけ高い波長と調和するため「神様」にお祈りします。あとは出来るだけネガティブなことを考えるのはやめましょう。疑念を抱かず良い結果だけを信じ切るのです。
 祈りによって通常意識では届かない想いが天に届き、自分や大切な人を守り、不可能だと思えたことも実現させ、人生の可能性を最大限に高めていくことができます。そして祈りを通して、心の奥深いところに、神聖で強力なパワーを秘めていることに気づくことができます。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani

参考文献:インペレーターの霊訓、シルバーバーチの霊訓、ベールの彼方の生活、これが心霊の世界だ(全て潮文社)、もう一度会えたら(光文社)、心が満たされる本(大和書房)、お江戸でござる(新潮文庫)

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