希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
(いかなる宗教とも一切関係ありません)◎皆様の受け入れられる範囲でお読み下さい。

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天国からのラブレター*結婚式の直前に他界した男性が、婚約者に送った霊界通信

突然の別れ、突然の再会

 イギリス人画家のグレース ローシャー(Grace Rosher)はカナダに在住していた頃、ゴードン バーディック(Gordon Burdick)という海軍の男性に出会い、何年もの交際を経て、将来を約束する仲になりました。
 グレースは結婚式のため、一足先に一時的に故郷イギリスに帰国したのですが、婚約者のゴードンがグレースの元を訪れようとしたその前日、彼は睡眠中にこの世を旅立ちました。1956年6月の出来事でした。
 それから約一年と三ヶ月が経ったある日、グレースが家族に一通の手紙を書き終えた時、頭の中で突然男性の声がこだましました。
「手をそのままにして、何が起こるか見るんだ」
 それは確かに亡き婚約者、ゴードンの声でした。幻聴かと思ったグレースでしたが、すぐにペンを持つ右手が自動的に動き出し「ゴードンより愛をこめて」と文字が綴られました。驚いたグレースは「これは私が書いているの?それともあなたなの?」と口ずさむとまたひとりでに手が動き始め、「僕だよ」と文字が綴られました。
  文字の筆跡は明らかに自分のものではなく、生前のゴードンのものとそっくりです。元々霊的なことにはとても懐疑的だったグレースは、自分の意思に反して綴られた文字を筆跡鑑定に出してみると、ゴードンのものと判明しました。
 こうして霊界側の人が地上の人の潜在意識を利用して文字を綴る自動書記による会話が始まりました。
 この会話の内容は、"Beyond the Horizon”として書籍化され、防衛大学名誉教授・工学博士の野村安正氏によって「ゴードンより愛をこめて(中央アート出版社)」という題で日本語にも翻訳されました。
 今回は、天国のゴードンが婚約者のグレースに送った言葉(色枠内①~⑨)と共に、天国の実像をお伝えします。(記事の都合上、書籍の内容はそのままで文言を少し変更している箇所があります)
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天国からのラブレター①~③*君は何も失っていない

  自動書記は、ペンを持つ地上側の人間が何か質問したい時は、心の中でそのことを念じるか、声に出すだけで霊界側の人に通じます。通常、通信開始直後は、ペンがぐるぐる回ったりして何が書いてあるか読解不能だったりするのですが、回数を重ねるごとに上手になっていきます。
 ペンを持つグレース ローシャーは、結婚直前にゴードンが突然亡くなってしまったため、生きていく張り合いがなくなり、自分も眠った後もう二度と目が覚めなければいいのにと思っていたことを率直にゴードンに伝えました。すると彼は次のように答えます。

①それは愚かなことだよ。君は、何も失っていないんだ。僕はいつも君がそばにいることを感じているし、君が僕のために祈ってくれていることもわかってるんだよ。こちらの世界では思念が全てを支配するんだ。だから愛する人について考えると、すぐにその人のところに出かけていけるんだよ。

 ◎地上の人の想いは、色彩を伴うロウソクのような光となって、天国にいる愛する人に確実に届き、何を想っているか伝わります。また天国へ旅だった人は頻繁に地上の愛する人の元を訪れ、その人のオーラを見ることで今何を望み、何について悩んでいるのかわかり、健康状態まで把握できます。
 次にゴードンは、睡眠中に他界した直後の様子について、次のように語っています。

②僕は美しい庭の中に立っていることに気づいた。すると、母が来るのが見えたんだ。僕はすごく驚いて何て言っていいのかわからなかった。夢を見ているに違いないと思ったんだ。母は僕に「びっくりさせることがある」と言って美しい家に連れて行くと、先に他界した兄弟・姉妹がいて、大歓迎してくれた上で、僕が睡眠中に亡くなったことを教えてくれたんだ。

 ◎霊的知識を全く持ち合わせていない方が、交通事故や自然災害などある日突然、死を迎えた場合、自分の身に何が起きたのか理解できず戸惑うことが多々あります。その際は、ゴードンの家族のように、先に他界した家族など顔見知りの人が真っ先にかけつけ事情を説明する、ということがよく行われます。

③こちらは、本当にきれいなところなんだよ。地上とよく似ていて、病気などにはならない。普段は地上から新しくやってくる人々を救う活動をしている。彼らの中で天国にやってきた事実を本当にわかっている人がほとんどいないと知ったら君はびっくりするだろう。僕達は辛抱強く、彼らに接しないといけない。死が実は存在しないという事実ほど偉大な真実はないんだ

 ◎ゴードンは、天国に来てからも愛するグレースの元に戻りたいと思い続けていたそうです。最愛の人を地上に残し旅立った場合、こうした想いは人間として当然の感情です。
 最初は天国でも心落ち着かないのですが、次第に、地上に残した愛する人は、霊的レベルの高い指導霊(ガイド)に一生見守られていることを知り、自分自身もいつでもそばに行くことができ、今まで以上に愛する人の人生を手助けできることを知って安堵し、ようやく天国の生活に馴染んでいきます。

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天国からのラブレター④~⑥*地球は学校、天国は故郷

④永遠に生命が続いていく死後の世界の真実を、もし地上の人々が理解すれば、天国では何の意味もないお金や財産など、物質的なものにはあまり価値を置かなくなるだろう。また、宗教が教えている内容は、天国の真実から本当にかけ離れている。こちらの世界には、何の宗教的な食い違いも頑迷な信仰もない。組織された宗教など、存在する余地がないんだ。

 

⑤地上での生活は、ある教訓が与えられる一時的な、いわば学校の期間だ。僕達の本当の家は、遅かれ早かれ戻ってくる天国なんだ。僕達は経験を積むために地上世界に生まれるが、それが生命の始まりではない。僕達はこの世界にやってくる前から生活しており、他界後も生きていく一個人なんだ。

 ◎これは極めて重要な霊的知識です。この通信が行われた1950年代は、私を含めて多くの読者の皆様は、まだこの世に生まれていなかったことと思います。私達はゴードンと同じ、天国の住人でした。死は、地上人生からの卒業であり、私達の本来の故郷に戻ることを意味します。

⑥天国で生活を楽しむ機会はたくさんある。コンサートのような催しにでかけたり、多様な文化活動や研究に携われる芸術センターもある。日々の生活は、生き生きした活動と興味に満ちあふれている。また、長く別れていた家族との出会いは、最大の喜びだ。

 ◎天国はまさに芸術の都で、現在何かしらのアートを愛する方は、極上の楽しみが待ち受けています。全ての芸術的なインスピレーションの始源は天国にあり、天国で使用する霊体は、五感を超えた感覚を有し、美的感覚が遥かに優れているためです。
 生前やりたいことがありながらできなかったことは、時間のない世界でいくらでも堪能でき、発揮できなかった能力も発揮できます。またお互いに愛ある関係だった家族、恋人、友人や愛情を注いだペットとは天国で必ず再会できます。

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天国からのラブレター⑦~⑨*天国に行っても性格は変わらない

⑦人々が天国に来た時、そこで初めて各自の地上での人生を自分自身の目で振り返ることになる。それが今起こった出来事を正確に理解し、次の生活に進む助けとなる。もし人々が生前自分勝手で、他人のことを考えもしなかったならば、その人達は非常に薄汚い環境の中で自分と同じ性格の人々と共におかれることになる。自分が蒔いた種は、自分が刈り取らねばならないんだ。

 ◎死の直後、全ての人が「人生の回顧」を体験します。ただ単に一生を振り返るのではなく、人生で出会った様々な人々との人生体験を、完全の相手の立場になって振り返ります。周囲の人につらく当たってきた人はつらい時間となり、優しく接してきた人にとっては、多くの愛を感じる時間となります。

⑧地上での生き方が間違っていたために、天国で不愉快な環境の中での生活を強いられている人がいる。その場所は、全く美しさや平和がなく恐ろしいほど陰鬱なのだ。これは罰を与えているのは神ではなく、自分が自分を罰しているのだ。それは因果の法則であり、彼らは他の人々に対する態度を変えることで、この状態から抜け出せる。

 ◎天国の中でも最下層域にあるダークゾーンと呼ばれる場所についてゴードンが語っています。暴力的・犯罪的な言動や思想に染まっていた人は、自ら創り上げた心の状態が、死後の世界で反映され、ほとんど光が入り込まない陰鬱な環境に死後身を置くことになります。本人が生前、傷つけた相手の気持ちになって心から反省し、成長したいと望まない限り、より良い場所(界層)には行けません。多くの人は何一つ心配する必要はありませんが、そういう場所もあるということです。

⑨死は、人の性格に変化をもたらさない。単に物理的なハンディから解放されるだけだ。君の性格だって死によって何ら変化しないよ。僕達は死によって肉体は捨て去るが、自分自身は持ってくる。君も僕もみんな、まだ克服すべき課題が多くあり、精神的な成長のために引き続き学んでいくんだ。

 ◎私達はこの世の人生でつちかった人間性を、そのまま携えて天国へ行きます。性格も趣味もそのままです。悟りという言葉がありますが、地上にいる私達が、人生の全てを悟ることはできません。それは単に、ある一定の霊的レベルに達することを意味します。人生は、この世にいても天国にいても学びの連続で、あることを学び終えると、次の学びが待ち受けています。学びに終わりはありません。
 おしまいに、1980年7月に天国のゴードンの元に旅立ったグレース ローシャーの言葉をご紹介します。
「私はこの通信の内容によって、生命は永遠に続いていて、愛する人達は他界後遠くにいるのではなく、私達が苦難の世界で戦っているのをすぐ近くで援助しているということを皆様に確信して頂ければ、嬉しく思います
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your soulmate friend,Lani

参考文献等:ゴードンより愛をこめて(中央アート出版社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インペレーターの霊訓(潮文社)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、Hayhouse radio、もう一度会えたら(光文社)、天国との会話(光文社)

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