希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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死後の世界を心配しないための霊的知識【9】目に見えない現実的な生命世界とあなたの使命

私が、長年にわたって得た数えきれないほどの霊的メッセージの中で、それを受け取った人の人間性を高め、心を豊かにしない言葉は一つもありません。
グラディス オズボーン レナード  

「霊=生命、霊>物質」

  死後の世界に対する恐怖心を取り除くべく、交霊の様子や霊的体験談、さらにその背後にある霊的メカニズムを交えながら霊的知識をお伝えしています。
  両腕を、真っすぐ前に伸ばしてみて下さい。他界した人が暮らす霊の世界・天国は、そこにあります。より高いエネルギーレベル、より高次の意識レベル、そして圧倒的な生命力あふれる世界が地上世界を完全に包括しつつ、 無数の界層(暮らしの場)が幾重にも重なり合いながら、この宇宙空間に広がっているのです。
 肉眼で見えないからといって、何も存在しないわけではありません。酸素や二酸化炭素は、目に見えなくても大気中に存在しています。愛は目に見えなくても、存在することは誰もが知っています。より高次元の生命活動が営まれている霊の世界もまた、確かに存在しています。
  生命の本質は霊的なものであり、肉眼では見えないというところが、生命の真実を理解する上で最大のポイントです。「生命=非物質の霊」なのです。どれほど現代の科学的知識を結集させて、地球や宇宙を探査して物質の中に生命の真実を追い求めても、それは魚を見つけるために砂漠を探し回るようなもので、本当のことは何もわかりません。また、「霊>物質」であり、霊的なものには永続性があり、常に物質的なものよりも立場は上です。
 一つの物質に生命力が吹き込まれるのは、必ずそれを支える霊の力があるためです。地球という天体が動き生命活動が営まれているのは、霊の世界から霊的エネルギーが供給されているからこそで、私たちの物質的な身体が生きているのも、各自が霊体を携え、生命のひも・シルバーコードでつながっていて、絶えず霊的エネルギーが霊体から肉体へ供給されているためです。死によってシルバーコードが切れれば、肉体は二度と動きません。
 死は、物質世界からの旅立ちと霊の世界での新たな生活を意味します。私たちは睡眠中に、霊体と肉体をつなぐシルバーコードが伸びて意識が霊体に移り、その生活の場に毎晩のように準備のため訪れているため、いつか他界したあと、生前度々訪れていた天国の記憶が蘇り安堵感に包まれます。
 死は、毎晩の睡眠のようなもので、その瞬間も痛みは全くなく、天寿を全うすれば霊体が肉体という物質から離れることで、とてつもない開放感と安らぎを感じます。
 皆様の中には、それが天国とは気づいていなくとも、睡眠中の夢で息を飲むような自然美あふれる風景を見たり、全身にみなぎる活力と深い安らぎを体験したことのある方もいらっしゃるかと思います。
 また、睡眠中だけでなく中には脳が半分眠っているような就寝直前や起床後に、霊的体験をする人もいます。前回の記事でお伝えしたように、大人以上に子供のほうが霊的感覚が優れているので、記憶を辿れば、子供の時にそんな体験をした人もいるかもしれません。次にご紹介するのは、子供時代の霊的な体験がきっかけで、その後多くの人々の心の支えとなったある女性のお話です。

何て美しい・・天国の風景を垣間見た少女

 イギリス南東部・ケント州にあるタンカートンという小さな街に、グラディスという名の少女が家族と共に暮らしていました。グラディスがある日の朝、家族全員で朝食をとっていると、正面の壁に突如として地上世界にはおよそ存在しない、大変美しい景色が目の前に広がりました。
 彼女にとってその光景を見るのは日常的なことで、毎朝視界から壁や天井、ドアが消えて、どの方向を見ても、なだらかな丘や美しい樹木、地上では見たこともないような美しい花々が何キロ先までもずっと続いていました。グラディスはその場所を「幸せの谷」と名付けていて、幸せの谷がこの世のものではなく、天国であることを心の深い部分で感じていました。
  グラディスはそのことをこれまで誰にも言っていませんでしたが、「今朝は特に美しい風景ね」と思わずつぶやくと、同じテーブルで食事をとっていた父親は、怪訝そうな表情を浮かべて「いったい何のことを言っているんだ?」と尋ねました。
 グラディスは壁に見た風景についてありのままを話すと、父親だけでなく家族全員が慌てだし、頭がおかしいのではないかと心配し、「それは作り話だろう」と責めるような口調でグラディスを問いただしました。
 しかしグラディスは確信に満ちた口調で「でも、本当に見えるんだもの」と素直にこたえ、見た光景をさらに細かく描写して伝えました。すると父親は首を横にふり、「二度とその話をするんじゃない!」ときつくグラディスを𠮟りつけました。
  子供にとって、両親からありのままの自分を否定されることほどつらいことはなく、また両親の不機嫌な顔ほど、恐ろしいものはありません。
 グラディスのような霊視能力を持つ子供はたくさんいますが、自分が体験したことを両親に正直に話した結果、叱責を受けると霊的なことに拒否反応を示すようになり、霊的な体験をしなくなります。
 以後、両親はグラディスから霊的なことをできるだけ遠ざけるようにしましたが、彼女の霊能力は不思議と強くなる一方でした。そして、大人になってからも霊的体験は続きました。
 グラディスが24歳の時のことです。それは、深夜2時頃の出来事でした。その日、グラディスは友人宅に身を寄せていたのですが、目の前が突然眩い光に照らされ、そこに母親のイザベルが現れました。
 グラディスが家を出る前、体調の優れなかったイザベルですが、目の前に立つ母は、別人のように若返って生き生きとし、とても穏やかな表情を浮かべていました。
 グラディスが帰宅すると、母が亡くなったことを知りました。死亡時刻は午前2時でした。死後、人は霊体になると思念によって距離に関係なく瞬時に移動できます。イザベルが死に際して、最愛の娘のことを強く思った結果、グラディスの目の前に現れることにつながりました。なお、他界した人が現れる直前に辺りが明るくなったり、いくつもの光の粒が見えることがあります。フラッシュと呼ばれる現象です。
 グラディスはこの後、 他にも悲しい出来事を体験したことで、霊能者として生きていくことを決意します。

鍵は常に愛*愛が心を癒す

 グラディスが霊能者として人生の全てを捧げるきっかけとなったのは、最愛の夫の死でした。夫は他界後に親類と再会したことなど、天国の生活の様子を事細かに霊能力のあるグラディスに伝え、おしまいには愛に満ちたメッセージを送ってきました。
 幼い頃、毎日のように見た美しい世界の中で夫が死後も確かに生きていること、愛は死を超えることを自らの経験から確信を持つに至ったグラディスは、自分と同じように最愛の人の死に打ちひしがれ、苦しみの真っただ中にいる人のために生きようと決意したのです。
 その後、類まれな才能を持つグラディスの存在は、ある人との出会いから広く世間に知られるようになりました。英国が誇る世界的物理学者のオリバー ロッジです。彼は元々、霊的世界の実在を一切受けれない頑迷な思想を持っていましたが、最愛の息子を戦争で亡くし、悲しみのどん底にいる時にグラディスのことを知り、交霊のために彼女の元を訪れました。
 そこで、彼の霊的世界に対する懐疑的な思想を完全に打ち破るほどの、数々の個人的なメッセージを天国の息子から受け取ったオリバー ロッジは、交霊の様子を息子の名から「レイモンド」と題して本にまとめました。それが一大センセーショナルを引き起こし、グラディスの名は瞬く間に広まりました。なお、オリバー ロッジはその後、霊能力や霊的現象に対する厳正な科学的実験を繰り返し行い、霊的実在を証明した上で、霊的知識の普及に生涯を捧げました。
 グラディスは長年にわたり地上と天国、双方の住人の橋渡しをしただけではなく、死後も地上をさまよう人を天国へ導いたこともあります。
  グラディスが中古物件の家を購入し、移り住んだ時のことです。その家には、見るからに霊性の低い悪意に満ちた男性の霊がいました。実はその男性は、その家のかつての住人だったのですが、性格があまりにも横柄で利己的だったため、家族からずっと疎外されていました。
 彼は死後の世界を全く信じていないこともあり、他界後も天国に行かず家の中をうろつき続けていました。通常、このような場合でも家族などから祈ってもらうことで、霊的に覚醒する時がきて旅立てるのですが、彼は生前の言動が災いして誰にも祈ってもらうことはありませんでした。
 霊的知識を熟知しているグラディスは、この男性の霊のために心から愛をこめて祈りました。地上人生を終え間もない人は、霊体が放つエネルギーの波長が地上の人と近いため、祈りによる愛を込めた思念の力が届きやすく、他界した人の霊的覚醒を促しより高い界層へ押し上げます。祈りは、地上の人が他界した人にできる大変大きな支援行為なのです。思いは声に出しても心で伝えても、伝わります。
 これは、何かポルターガイスト的なことが起こった時にできることでもあります。恐怖心や敵対心を向けるのではなく、の念を送るのです。できたらカーテンを開け、できるだけ採光を取り入れ、セージの葉を焚くとなお霊的には良い環境が整います。
 グラディスは男性の霊に、彼がもう死をむかえたため、地上世界にとどまる必要がないこと、天国にいけばより良い環境に身を置けることを優しく伝えました。
 男性の霊は、グラディスの祈りによって引き寄せられた霊団にサポートされ、ようやく天国の生活を始めることができました。最初は低い界層からですが、それでも祈りの力は絶大で、自らの行為に対して深い反省を促し、少しずつ高い界層へ暮らすことができるようになりました。
 男性の霊は、しばらくして再度戻ってきて、グラディスに深い感謝の気持ちを表しました。
 この例は、霊の世界や霊的な現象にたいして、霊的知識があればむやみやたらと恐れることはないこと、また他界した人に対して愛を込めて祈ることがどれほど大きな意味を持つかを物語っています。祈りは、決して宗教的な慣習に従う必要はありません。場所や形式にこだわる必要はなく、大事なのはその人の死後の世界の幸せを心から願う、強い気持ちです。

スピリチュアル*それは絶対的な現実世界

 霊的なこと、スピリチュアルに関わることは、よく非現実的なものとして考えられがちで、敬遠されたり軽蔑されることもあります。しかし、地上に生きる全ての人にとって、こそ唯一確かな現実的な未来であるように、死後の世界についてできるだけたくさんの知識を吸収し、この地上世界との相互関係について学ぶことは、地上のいかなる学問にも劣らず大切なことです。死を知ることは人生を知ることでもあり、霊的知識は人生の最期の瞬間まで恐怖ではなく愛に生きることを可能にしてくれます。
 死後の世界に思いを寄せることはまた、霊的な視点から地上人生を眺めることでもあります。あなたという唯一無二の神聖な魂は、これからも愛を与え、受け取ることを様々な人生経験を通して学びながら、この宇宙に永遠に存在し続けます。特筆すべきは、私たちは地上にいようと天国にいようと、皆が完全に平等な霊的法則のもとに生きているということです。
 不遇なことや理不尽なことが続くと気落ちしたり、なぜか自分勝手な言動をしている人が利を独占しているかように目に映ると、世の不公平を嘆きたくもなりますが、それも永遠の人生の一瞬にすぎません。私たちは皆霊的存在であり、霊的法則のもと、一人一人の人生が完璧にバランスがとられるようになっています。
 ある人が卑怯な行いや卑劣な言動をすれば、責任はその人が全て負います。あなたは、どんな時も自身の良心に忠実に生きれば、いつか必ず全て報われる時がきます。
 悪いとわかっていながら悪いことをする、これが一番霊的によくないことで、地上世界における犯罪や自己破滅的な行為は、良心に従わず私欲に負けてしまうことから起こります。
 ただ、人間は誰しも弱い部分をもっていて、それを克服することも大きな人生の目的です。霊性の低い部分である横暴性、利己性、脆弱性をいかに改め、高い部分である愛をどれだけ日常生活の中で発揮していくのか、人生の本当の勝負はそこにあります。 そして、人間は後悔を学びに、劣等感を自尊心に、弱気を勇気に、憎しみを愛に変える素晴らしい能力を携えています。
 記事の冒頭の目次に、霊=生命という式をご紹介しましたが、霊とは神の分霊です。 私たちは皆、偶然この世に生きているわけではなく、神聖な意図があってこの時代にこの国に生まれてきました。
 神秘の存在であるあなたには、世の中がどれほど混沌としても、今現在どんな状況でも、動じることなくに生きることで、この世界を少しでも明るく優しい場所にするという特殊な使命があるのです。それは同時に、この宇宙の森羅万象の全てを司る神の力が、あなたを通して流れることを意味します。
 目に見えない現実的な霊の世界には、あなたをどんな時も深く愛し、励まし、応援している人たちがたくさんいます。決して裏切ることも見放すこともない、尊い仲間たちです。
 魂と魂とは霊的親和力により、共鳴する同士が引き寄せ合います。あなたが神聖な愛の使命に生きる時、愛の絆でつながる仲間たちと、つながりやすくなります。どれだけ人生が孤独に思えても、どれほどつらく悲しい時でも、両手を真っすぐ伸ばしたすぐそばに、あなたを愛する仲間たちがいます。たとえ目に見えなくても。

今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani
参考文献:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インぺレーターの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社・本文内霊的体験談を引用)、こころが安らぐ本(大和書房)、こころが満たされる本(大和書房)、私はできる!(サンマーク出版)、すべてうまくいく(角川書店)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新書)、パワーオブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、コナン ドイルの心霊学(潮文社)、これが死後の世界だ(潮文社)、霊力を呼ぶ本(潮文社)、生きがいのメッセージ(徳間書店) 

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