希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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死後の世界を心配しないための霊的知識【4】天国の支援活動*自分のためから誰かのためへ

 私は、という字を見る時、しばしば感動する。ななめの画がたがいに支え合って構成されているのである。そのことでも分かるように、人間は、社会をつくって生きている。社会とは、支え合う仕組みである。自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。このため、助け合うということが、人間にとって大きな道徳になってくる。
司馬遼太郎・21世紀に生きる君たちへ

あなたにとっての本当の天国とは*まずは好きなことを好きなだけやる

 前回の記事では、地上世界と天国の時間距離の概念の違いや、思念によるコミュニケーション方法、移動方法等についてお伝えしました。また、死後の世界には睡眠や飲食の習慣がなく、霊的自覚と共に霊体に残っていた臓器が消滅し、精妙化していくことも併せてお伝えしました。
 他界してしばらくは、地上人生から持ち越した様々な習慣、欲望、願望を消化していくことに専念します。お金や健康、人間関係など、あらゆる悩みから解放され時間も無限にある中、何にも束縛されず、「好きなことを好きなだけ」できるようになるのです。
 登山が趣味だった方は、天国でも山を愛してやまず、登山を続けます。野球が大好きだった子供は、天国でも野球をします。読書を愛する方は、地上の図書館に相当する場所があり、天国で書かれた書物だけでなく、地上にある作品は全て複製が用意されていて、霊的物質(エーテル質)でできた本を心ゆくまで楽しむことができます。他界時に読みかけの本があれば、続きを天国でも読むことができるわけです。
 音楽を愛する人にも、極上の楽しみが待ち受けています。霊体は肉体の五感を遥かに超える感覚機能を備えていて、地上にはない音を判別できるようになり、音楽から享受する感動も一層深まります。
 コンサートのような催しも頻繁にあり、かつて地上世界で”偉大”と仰がれた音楽家は、さらにその才能を発達させています。これは特定の人に限ってのことではなく、人は霊体になると、より大きな自我に目覚めて意識が広がり、地上人生では気づきもしなかった様々な能力を発揮するようになります。
 何か専門分野の知識を深めたり研究したい人は、学校もたくさんあり、実際に多くの人が学び続けています。たとえば宇宙や生命の神秘についても、地上では決して手に入らない知識を学べます。霊性が高い人ほど、得られる知識量も増えます。
 愛する人が他界すると、「今頃何をしているのかな」という疑問が脳裏を駆け巡る時があります。その答えは、その人が生前大好きだったこと、または挑戦したくてもできなったことをして満喫している、ということになります。
 ただし、ずっと好きなことだけをしているわけではありません。自分の中の欲望を消化していくと、次第に霊的本能が芽生え、自分以外の人のことに意識が向けられるようなります。「自分という人間を、誰かのために役立てよう」という熱い思いがふつふつと沸き上がってきて、その思いを行動に移す時がくるのです。霊の世界では、それが何よりも大切なこととされ、誰もが最も重要視する霊的成長に直結します。
 天国は、この世からの他界者で構成されている人間社会であり、手助けを必要としている人がたくさんいます。霊的本能が覚醒した人から順に、自身に内在するを、霊の世界に順応できない人や地上世界に暮らす人のために手渡していきます。一個人で支援活動をすることもあれば、霊団(霊的グループ)に参加して活動することもあります。
 天国はお金が存在せず全く価値のない世界で、行為に対して経済的報酬をもらうわけではありません。死の先にある人間社会は、人々の無償の愛の行為がどこまでも行き渡っていて、それを受け取った人の心を隅々まで癒しているのです。
 音楽, 音楽ノート, ノート, 空, オーディオ, エンターテイメント, 音

一個人での活動

 死後の世界は一人一人の霊的自覚と理解が、新たな人生の方向性を決定づけるため、以下のような形で他界した人や固定観念を携えていた人には、霊的世界への順応に特に支援が必要です。

①事故や災害で突然死を迎えた人
②自ら命を絶った人
③何らかの依存症を抱えていた人
④殺人などで極度の恐怖心を伴って他界した人
⑤死ねば全てが終わると頑なに信じていたため、自分が他界したことを全く受け入れられない人
⑥宗教的な死後の世界観以外は、絶対に受け入れようとしない狂信的な信仰心を持つ人

  霊の世界では枠内のような様々な他界者を支援するために、地上の病院に相当する受入れ施設がいくつも用意されていて、そうした施設で活動することがあります。他にも、幼くして旅立った子供たちが導かれる界層や、飼い主より先に他界した動物たちが導かれる界層で、子供たちや動物たちの世話を愛情いっぱいにする役割を担う人もいます。
 人は死後、地上人生を終えた時点の精神を携えて、その精神が反映された界層へ導かれます。いずれの場合も霊の世界で暮らしていくにあたり、【1】霊的世界の実在の受け入れ→【2】霊的世界の生活に順応→【3】地上世界から携えてきた欲望を消化→【4】自分を誰かのために役だてようとする霊的本能の覚醒、という心のプロセスを経る必要があります。そのために、一人一人に適合した援助が必要なのです。
 また、支援対象は霊の世界の住人だけでなく、地上に暮らす人々も含まれます。他界した人は、精神が霊的に覚醒していくと、地上に暮らす愛する人だけでなく、自分と同じ精神性や情熱を持つ人に親近感を抱き、手を差し伸べようとします。
 地上の波長の合う人から祈りの念が届けられることもあり、何か悩みがあったりした場合は、解決策を思念にのせて地上世界に向けて送ります。
 送られた人は、その思念を直感として受け取ります。それまで悩んでいたことの解決策がふと思い浮かんだり、何気なく手にとった本や雑誌の情報が、未来を切り開くためのきっかけになったりと、知らず知らずのうちに天国から送られた直感によって最善の人生へと導かれているのです。
 こうした霊の世界からの恩恵は、多くの人が日常的に受けていて、芸術やビジネス、科学分野に生きる人も、霊の世界から直感を受けとっています。今は自分の力だけで何かを成し遂げた気でいる人も、いつか他界して霊の世界から地上の人を助ける側になると、人生は決して自分一人で生きてきたわけではないことを思い知ります。そうと知れば、おのずと謙虚な気持ちで心は満たされます。
 なお、直感は人間側の都合の良いタイミングで送られてくるわけではありません。あくまでも霊界側の住人の都合で送られてきます。寝起きに情報が滝のよう流れてくることもあれば、電車に乗っている時や、掃除中の時もあります。時と場所を選ばずにやってくるので、特に何か祈った際は、直感に意識を向けることが大切です。
 人間が祈ることは、天国にお願いの電話をすることに似ています。ただし、決して一方通行ではありません。必ず折り返し電話があります。それが、直感です。

霊的ガイドとして活動

 一定程度の霊的成長度に達すると、霊的ガイドとして地上の人間の霊的成長を、生涯に渡りサポートする役割を担うことがあります。地上で生きる全ての人には、必ず霊的ガイドがいて、誕生前からその人の霊性(人間性)と人生プランを熟知した上で、霊的成長を促進すべく大変深い愛で一生の間、支援し続けます。何があろうと、決して見放すことありません。
 霊的ガイドは大変ありがたい存在で、たとえば幼い子供を地上にのこして他界した親は、どうしても我が子のことが気になり、死後も天国へ旅立たずにずっと地上世界に残ろうとしがちです。
 親としてごく自然な感情ですが、一旦霊界側に身を置き、前述した【1】から【4】の霊的覚醒のプロセスを経て霊的知識を学んだほうが、霊の世界から子供のために支援できる範囲が飛躍的に増えます。霊的無知のままでいては、いつの間にか遠い国に移動していたり、誰かのオーラに入り込んで抜け出せなくなってしまったりと、様々なトラブルを招きかねないのです。
 そこで、最愛の我が子の人生プランを自分以上に熟知している霊的ガイドの存在を知ると、安心して天国へ歩み出し、今度は霊的ガイドと協力して、我が子を生涯にわたり支援し続けます。
 霊的援助は、決してとりとめのないものではなく、霊の力は万物のエネルギーの中でも、最高レベルの波長の放つ愛の力を根源とする宇宙最大の神聖な力であり、地上世界にいた時以上に未然に危険を防いだり、最適な出会いを演出したり、困難な時に勇気を与えたりと、愛する人の人生を明るく彩るべく絶大な力を発揮します。
 霊の世界では霊性の高い人ほどある程度未来のことを知ることができ、地上の人間の悩みや困難を乗り越えさせるくらい、わけもないことです。
 ただ、霊的な支援にも絶対遵守されるルールがあります。人の人生計画には、予め本人の霊的意識レベルでの同意の元、いくつもの試練が用意されていて、身代わりになったり試練を取り消すことは許されません。
 霊的ガイドといえど、手を差し伸べてよい範囲と決して手出ししてはならないことがあり、時には愛する人がつらい思いをするのを、涙ながらに見守るしかないこともあります。
 地上世界は霊的に義務教育を施す学校のような位置づけであるため、人生に降りかかる問題を地上の人間に代わって解決するのは、たとえば子供の宿題やテスト勉強を親が代わりに毎回してあげていたら、子供は将来に必要な学力や思考力が全く身に付かないのと同じで、勝手な干渉は地上人生の意味を台無しにしかねないのです。
 なお、地上にいる私たちが霊的世界に心を開くと、霊的ガイドとの絆が非常に強固なものになります。人間の心が霊的なことに感応しなければ、霊的ガイドはやりにくくて仕方ありません。霊的支援の通路を閉じたり開いたりするのは、あくまでも人間側の精神性にかかっているのです。
 霊的ガイドや天国の愛する人と霊的な絆を強化する最良の方法は、一日に数分でも全身を完全にリラックス(脱力)して、目を閉じて深呼吸を繰り返す瞑想をすることです。座ってしても横たわってしても大丈夫です。
 人間の精神が静けさに満ちた時、霊の世界の住人が活発的に動けるようになり、双方のオーラが一体化できるようになります。それはあたかも、霊的支援物資を直接受け取るようなものです。ポイントは、完全に受け身になることです。
 霊的ガイドや天国にいる最愛の人にどれだけ逢いたくても、「今すぐ来て!」という強い思念を発すると、逆に近づきにくくなります。まず身体をリラックスさせ、続いてゆったりとした深呼吸と共に心の動きを静めていくことです。初心者の方はできるだけご自身の呼吸に意識を向けてみて下さい。慣れていくと深いリラックス状態に早くたどり着けるようになります。「何も変化を感じない」という感想を持つこともごく自然なことですが、霊的な進捗を肉体的な感覚で判断してやめてしまうのは、本当にもったいないことです。
 なぜなら瞑想の習慣は、今現在人生がどんな状況でも、人生を好転させるために生涯役立つ霊的テクニックであるだけでなく、いつか他界した後、「今この瞬間」に意識を集中させるマインドフルネス状態で、思念をコントロールすることが生活の中心になりますので、そのための最高の訓練となるからです。

霊団に参加して活動 

 天国では、同じ志を持つ人たちが一緒になって活動を行うことがよくあります。その活動内容も多岐にわたり、たとえば地上人生で医学の世界に身を置いた方が、霊団(霊的グループ)に参加して地上の様々な病気の治療法を共同で研究することがあります。どんな分野でも、地上人生で培った情熱と知識、経験は何一つ無駄になりません。
 霊の世界では、地上世界のように、たとえ治療法を発見するためでも(その他の目的でも)動物実験をして神聖な生き物に苦痛を与えることは絶対にしません。どう理屈をこねたり大多数で正当性を主張してみても、動物に苦痛を与えることは、霊的には完全に誤っていて決して許される行為ではないのです。
 地上の生命体の中で霊的進化の頂点に立つ人間は、動物を利用するのではなく保護する責務があるのです。こうした霊的知識は、霊の世界でさえ、誰しも強要されることはありません。霊性の発達と共に、いずれ誰もが納得することだからです。
 霊の世界の研究は、病気の治療法の鍵を自然界に求めます。地球の自然界の中には、まだまだ人間の発見を待っている成分がたくさんあるのです。今回の例では、霊団の研究成果は、直感として地上にいる研究者の中で、私利私欲がなく真摯に人々のためを思う崇高な動機を持つ人に届けられます。
 なお、霊団には、異なる霊的レベルの人たちが混在して活動していることがしばしばあります。通常、高い界層に暮らす高級霊が霊団のリーダーを務めます。この場合、同じ霊団員でも下の界層で暮らす人からは、高級霊の姿は霊体の視力ではとらえられない場合があります。お互いの波長が大きく異なるためで、今私たちが、天国で暮らす人の姿が見えないのと同じ原理です。高級霊から指示がある時は、思念だけが届きます。
 霊団に参加すると、それぞれの霊的成長度によって割り当てられる役割が異なります。中には、地上人生で大変大きな過ちを犯した人が、更生へのプロセスの一貫として、霊団に参加することもあります。
 また、霊体はその人の人間性が全て丸裸の状態になるので、霊団のリーダーになるには、それ相当の霊性を携えていないとできません。リーダーの資質がない場合、それは誰の目に明らかになるため、霊の世界ではいかなる組織にもパワハラのようなことは起こりません。
 一つの霊団の活動は、必ずより高い霊的レベルの霊団よって支えられています。その霊団もさらに高い霊的レベルの霊団によって支えられ、その霊団もまたさらに・・・というように、地上世界では考えられないほど高度に組織されています。
 霊的知識もまた、複数の高度に組織された霊団によって地上へ届けられました。当ブログでは、シルバーバーチ霊団の霊言をよくお伝えしています。記事のおしまいに、高級霊・シルバーバーチの言葉をご紹介します。

 人間は、地上という極小世界のことしか感識していません。すぐ身の回りに雄大な生命世界が広がり、愛しい人たちはそこに生き続けています。その背後には、幾重にも高く界層が広がり、はかり知れない遠い過去に同じ地上で生活した人々が無数に存在し、その体験から得た叡智を役立てたいと望んでいます。
 あなたの愛する人たち、それからあなたを愛してくれた人たちは、死を境にして物質的には離れ離れになっても、霊的には今まで通りつながっています。愛は死よりも強いのです。

  今回の記事は今年最後の記事となり、このテーマの続きは、来年お伝えします。今年も、温かい読者の皆様に支えられ、希望発見ブログにて霊的知識に関する記事をいくつかお届けすることができました。今、この文章を読んで下さっている皆様一人一人に、心から感謝しています。本当にありがとうございます。
 来年も、少しでも多くの霊的知識を皆様にお伝えできるよう、全力を尽くします。皆様と皆様のご家族の健康を心からお祈りしつつ、この辺りで手を止めます。良い年をお迎え下さい。
Your soulmate friend, Lani

◎年末年始は、コメントやお問合せの返信を致しかねますので、ご了承下さい。

参考文献:21世紀に生きる君たちへ(毎日出版社・記事冒頭の言葉を一部引用)、シルバーバーチの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インぺレーターの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、こころが安らぐ本(大和書房)、こころが満たされる本(大和書房)、私はできる!(サンマーク出版)、すべてうまくいく(角川書店)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新書)、パワーオブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、コナン ドイルの心霊学(潮文社)、これが死後の世界だ(潮文社)、霊力を呼ぶ本(潮文社)

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