希望発見ブログLooking for HOPE

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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希望発見ブログでは、霊的知識(スピリチュアリズム)を元に、瞑想、心の癒し、死後の世界(天国)の実像についてお伝えしています。
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死後の世界を心配しないための霊的知識【3】地上世界と異なる天国の生活習慣と人生観

 ひとたび霊的知識を手にしたら、高次元の界層及びそこで暮らす高級霊との間に霊的なつながりができます。その時から、あなたは常に彼らの保護下におかれます。もたらされた霊的知識を、日常生活の基盤となさることです。人生で克服できないような問題は、決して生じません。あなたには地上世界にも霊の世界にも、恐れるものは何一つないのです。シルバーバーチ

知識が自覚を生む*時間、睡眠、飲食 

 前回の記事では、死後の世界の生活の場・界層について以下のような内容をお伝えしました。

①各界層には霊的発達度による環境差があり、その環境にふさわしい霊性(人間性)を携える人々だけが暮らしてる。
②霊的にさらに向上すると、それまで暮らした界層をあとにして、次の一段と高い霊性の界層へと暮らし場が移る。
③各界層間に境界線はなく、無数の界層がハシゴのように上下の界層と重なりあいながら融合していて、上の界層ほど美と光輝、安らぎが増していく。

 天国と呼ばれる途方もなく壮大な霊的世界は、地球をも包括していて、どこか宇宙の遠いところにあるわけではなく、 私たちのすぐ身の回りに存在しています。とは単に物的波長の地上世界から、霊的波長の界層へと暮らしの場が移る自然現象なのです。
 死の瞬間は、意識が普段の睡眠時のような休眠状態となります。「普段の睡眠のよう」とさえ知っておけば、何一つ恐れることはありません。痛みも全くありません。ただし、その後霊体での目覚めまでどれだけかかるか、死後の世界にどう順応できるかは、一人一人の霊性と霊的世界への理解自覚が、とても重要な意味を持ちます。
 霊性の高い人は比較的目覚めも早くなりますが、中には極端な霊的無知や宗教への信仰心が原因で、死後の霊的覚醒・順応まで地上の時間で数十年、数百年、さらにそれ以上かかってしまう人もいます。過度な思い込みが、自分で自分を無期限の精神的牢獄に閉じめてしまうことがあるのです。
 これは死後の世界の深刻な社会問題の一つで、大変なのは地上世界から次々とひっきりなしにやってくる”霊的未熟者”一人一人に、一から霊的教育をしないといけない霊界側の住人です。もしこの人たちに少しでも予め霊的知識があれば、と心底思うわけです。特に頑固な人は手に負えず、半ば強制的に地上世界へ生まれ変わらせることもあります。
 何も知らないまま死後の世界に足を踏み入れるよりも、地上世界との違いを知っていたほうが、知識が自覚を生み、新しい環境への順応も大変スムーズです。
 最も大きな変化の一つが、時間の概念です。死の境界線をこえ霊の世界に一歩足を踏み入れると、地上のような時間が存在しません。死の直後から時間の感覚がなくなります。たとえば自分では他界後2週間ぐらいたったと思っていても、実際は数か月たっていることもあります。
 時間だけでなく、地上圏に近い低界層を除き夜が存在しません。天国には太陽とは別の光源があり、辺り一面がずっと美しく明るい光に照らされています。
 そうした事実を知らない人は、まず比較的低い界層に最初は導かれ、地球とそっくりの環境で朝、昼、晩の生活を送ります。「死後も昼夜がある」という強い思い込みが、そうさせているのです。別に悪いことではありませんが、本来享受できるはずの圧倒的な美と安らぎとは程遠い界層です。
 また、死後の世界では睡眠と飲食の習慣がありません。霊体は健康を維持するための栄養補給や休息が不要なためです。厳密にいうと、霊体に必要な養分は大気中から呼吸によって摂取できます。天国には他界直後の人を除いて、眠っている人は誰もいないのが実情です。
 飲食については、死後間もない頃は地上人生での習慣の名残りもあり「飲食が必要だ」と思い込んでいる人が多くいます。そういう人は、霊体に肉体と全く同じ臓器がそっくりそのまま残っていて、しばらく食べたり飲んだりします。アルコールを嗜んでいた人は、その習慣を続けます。飲食店があるわけではなく、全て自分の思念で創り出すことができます。
 しかし次第に、喉が渇かずお腹もすかないことに気づいたり、霊的知識を学んでいくなかで、もうこれからは飲食は必要ないんだと自覚した時、あっさりと地上時代の習慣を捨て、霊体には本来不要な臓器が自然と消滅します。人によって気づきのペースは異なりますが、霊の世界に順応するにつれて、霊体は精妙化していきます。
 このように、死後の世界は各自の理解、自覚が生活環境や霊体そのものに変化をもたらします。他界後しばらくは、順応するための界層に一旦身を置き、地上特有の習慣や欲望を徐々に手放していくことによって、地上に酷似した界層を離れ、圧倒的な安らぎと美を堪能できる界層へと進みます。そこからが本当の天国で、霊的知識はそこにたどり着くまでの最短パスポートになります。

思念によるコミュニケーションと祈り 

 他にも、死後におとずれる最大の変化の一つがコミュニケーション方法で、言語から思念へと変わります。あなたが心で思っていることが相手に伝わり、相手の思っていることがあなたに伝わるようになります。
 あらゆる物質に独自の波長があるように、人の思念にも波長があります。霊体には無線のような通信機能があるため、思念の送受信が可能になり、以心伝心によるコミュニケーションが当たり前のように霊の世界では行われています。そのため、地上人生の母国語に関係なく、誰とでもコミュニケーションがとれるようになります。一度に複数の人に連絡を取りたい場合も、思念で行われます。 
   死後、慣れるまでしばらくは、地上で慣れ親しんだ言語によるコミュニケーションが行われますが、慣れてしまえば、言語に比べ思念で意思疎通をするほうが圧倒的に簡単で楽に感じるようになります。早い方は、自分の葬儀の時には家族や友人の思いを受っています。やり方は、死の瞬間に迎えに来てくれた人から教えてもらいます。 
 思念でのコミュニケーション方法への理解は、同時に祈りのメカニズムの理解にもつながります。祈りこそ、思念の波長を高めて霊の世界へ確実に送る手段だからです。
 前々回の記事でもお伝えした通り、他界して間もない方が暮らす界層は、地上に暮らす私たちとエネルギーの波長が大変近いため、祈りが届きやすい状態にあります。
 霊的実在について全く知らない人ほど、死後の人生は不安が心を占めます。霊体はあらゆる感情がふくらむので、不安な気持ちに包まれると、本来幸せいっぱいのはずの天国で、全く幸福感を感じられません。
 そこで、地上からののこもった祈りが大変役に立ちます。他界された方は地上からの念を受け取ることで、霊の世界に全く感応しなかった心にさえも、霊的な自覚が芽生えるのです。この自覚なくして、その後の成長も安らぎも訪れません。宗教的慣習に従って形式的に祈るのではなく、自分なりに心をこめて自分の言葉で祈ることが大切です。宗教世界に身を置く人や伝統的作法、儀式に、特別な霊力があるわけではありません。特別な力が宿るのは、あなたが発する愛の念です。
 また、霊の世界に向かって、他界した愛する人が天国での生活に順応できるよう助けてあげてほしい、と祈ることも素晴らしいことです。祈りの高い波長の念に感応した霊団が、すぐにかけつけ手厚いサポートをしてくれます。
 時間のない霊の世界では、他界後何年たっていようと、愛の力は大きな力を発揮します。人はこの世にいても天国にいても、だけが心を隅々まで温め、前に進む力を与えてくれるのです。
フラワーズ, 愛, 花びら, 木材, 心臓

思念による移動*どこへでも瞬時に

 思念の力は、移動する際にも使われます。誰かと会いたい時、どこかに行きたい時も、会いたい人の顔や行先をはっきりイメージするだけで、どこへでも瞬時に移動できます。霊の世界には、地上の物理法則とは異なる霊の法則があり、時間だけでなく距離の感覚が地上とは異なります。
 この法則の元、よくある例が交通事故などで突然この世を旅立った方が、いったい自分に身に何が起こったんだろうと不安になり、家族のことを思い浮かべた瞬間、気づくと遠く離れた家族のそばに移動していたということがあります。当人にとっては摩訶不思議なことが起こったわけですが、これは単に霊の法則である思念の力によって霊体が移動しただけです。
 思念の力により、はっきりイメージするだけで距離に関係なく瞬時にどこへでもいけるので、天国には公共の交通機関はありません。鉄道愛好家の方などはがっかりされるかもしれませんが、そのがっかりも思念の力で埋められます。
 霊の世界では個々の思念そのものが生き物のように実体があり、それが具現化するため、たとえば「電車に乗りたい」と思念を集中させれば目の前に電車が現れます。天国は生活の全てが思念の世界なのです。
 思念による移動方法を駆使することで、天国で暮らす人は地上の愛する人の元へ、いつでも瞬時に訪れることができます。そのため、他界しても愛する人と離ればなれになったという感覚はありません。むしろ肉体よりも遥かに感情豊かな霊体となったことで、愛する人との絆は一層強く感じます。
 そして、自分が元気でいることを何とか伝えようとします。中には地上の時間で死後数十年たっても、何とか自分が元気で生き続けていることを伝えるために、繰り返し戻ってくる人もいます。
 実際に、愛する人のそばに行って耳元で大声で訴えるように何度も叫び続けるのですが、私たちはふとした瞬間に霊聴能力でも芽生えない限り、その声を聴くことはできません。霊の世界に暮らす人の声の波長が高すぎて、私たちの聴力ではとらえられないためです。
 そこまでして霊の世界の住人が、自身の死後の存命を知らせようと必死になるのは、自分の死のことで、愛する人が嘆き悲しんでいることがとてもつらいためです。その悲しみという思念の全てを受け取っています。しかし同時に、愛する人が天寿を全うした際は、必ず100パーセントの確率で再会して共に暮らせることも知っています。
 天国の住人と地上に暮らす私たちが、最も高い確率で交霊できるのは、睡眠中の夢の中です。他にも、直感的にそばにいることがわかることもあります。直感的に霊的エネルギーを受け取る能力をクレアセンテンスと呼び、この力が生まれつき強い人は多くいます。
 また、愛する人のことを考えていたら、偶然思い出の音楽がテレビやラジオから流れたり、その人が大好きだった動物や虫が目の前を通り過ぎたり、他界した人が普段つけていた香水や嗜んでいたタバコの匂いを感じとることもあります。さらに電気系統を通じて、たとえば寝室のランプを点滅させるようなこともできます。
 このように天国にいる人は、ありとあらゆる方法で、自分の存在を知らせようとします。地上の人が何かしらのサインを受け取っても「まさか、そんなわけはない」と否定してしまうと、がっかり肩を落として普段暮らす界層に戻っていきます。反対に、確信をもって「愛は続いているんだ、そばで見守ってくれているんだ」と感じてくれると、大きな喜びにつながります。
 そばといっても四六時中、監視しているように他界した人が地上の人に張りついているわけでありません。嫌がることはしません。距離など関係なく自分の界層にいながらでも、愛する人の思念を受け取れるため、必要に応じてそばに来たり、随時思念を使用して直感的なアドバイスを送るなどして、最善の人生へと導いてくれているのです。

光と影*その心の痛みは必ず報われる

 天国と地上世界を比較すると、一部の低い界層を除き、天国のほうが圧倒的に幸福な世界が広がっています。貧困や病気、差別や暴力、いかなる競争もありません。時間に追われることもなく、やりたいことに何でも打ち込めます。詳しい生活の実像は、また別の記事でお伝えする予定ですが、極めて気の合う人同士、愛する人同士が共に同じ界層で暮らすので、人間関係の悩みもありません。
 そして、一般的な心優しい人たちが暮らす界層には、地上のどんな景観よりも美しい環境がどこまでも続き、大気そのものが極上の安らぎに満ちています。
 そんな誰しも離れたくないような故郷を持つ私たちが、わざわざ困難の多い地上に生まれてくるのは、全て各自の霊的成長のためです。天国は比較対象のない均一性の世界ですが、地上世界には、晴れの日もあれば頭上が分厚い暗雲に覆われる日もあるように、比較対象のある相対的な世界です。故郷の天国では決して体験できないことを、相対性のある地上人生で様々な経験することで、霊的成長が育まれます。
 病気になって健康のありがたさを知り、孤独になって人の優しさを知り、貧困を経験してささやかな日常に感謝する気持ちが芽生えます。最愛の人の死を経験して、愛する人と出会えた人生の奇跡に思いをめぐらせ、共に過ごせる一分一秒がどれだけ幸せな時間か心の深い部分で理解し、また人生とは何のためにあるのか、自分とは一体何者なのか、それまで考えもしなかった視点から真剣に考えるようになります。
 時に人は、限界ギリギリのところまで追い詰められることもありますが、そうした試練の数々が、無限の可能性を宿す私たちの霊性の強烈な刺激剤となり、思いやり深く視野の広い人間性が育まれ、人生最大の目的である霊的成長を得ることができます。
 霊的な意味で真の人生の成功者とは、多くの挫折を経験している人です。本当に幸せな人とは、不幸のどん底まで味わったことのある人です。実際に、霊の世界で高く進化した高級霊は、どんな失敗をした人にも常に深い愛があり、怒ったり憎んだり、責めたりすることがありません。なぜなら、自分自身が地上人生で数々の暗闇を潜り抜けたことがあり、他人の心の痛みや苦しみに無関心ではいられず、同じ境遇に置かれた人の気持ちが誰よりも理解できるからです。 
 同時に、地上人生で経験する暗闇は、永遠に続くものではないことを知っています。頭上を覆う雲がどれだけ暗く大きくても、その上からは温かい陽光が常に照らされていて、暗闇の中にいる経験もまた人生の一部にすぎないと理解しているのです。
 人生でつらいこと、苦しいことがあった時、頭上を覆った暗雲をどう動かせばいいかを、霊的知識は教えてくれます。もう皆さんはご存知の通り、思念の力を使うのです。
 どれだけ心配したり絶望しても、暗雲は微動だにしません。むしろ実物よりも大きく見えてしまいます。むやみやたらと自分を怖がらせるようや悲観的な考えは一切やめて、今の状況は一時的な影にすぎない、自分なら必ず乗り越えられるんだという強い信念を持つことです。
 最善の明るい結果だけを信じる強い思念を発することで、頭上の雲がどれだけ大きかろうと、それを動かすことができます。あなたの人生には、あなたが動かせない雲が頭上を覆うことはありません。それが絶対的な人生の摂理です。
 だから、 うまくいかないことや不運・理不尽なことが続いたとしても、自分を人生の失敗者や敗北者のように感じるのは間違っています。ましてや人生を生きる価値がないとか意味がないと思うのは、何一つ真実ではありません。
 高くジャンプする時は、必ず一旦膝を曲げて身を低くする必要があるように、人間は地上人生で低く沈んだ人ほど、その分必ず霊的に高く上がれるようになっています。
 現在つらい状況にある人でも、弱気にならずにそこから学び取れることを学びとり、状況は必ずよくなると心底信じて希望を胸に抱いた時、雲間から光が射しこみ、あなたの心はやがてゆっくりと温まっていきます。
 あなたは神性を宿し、無限の可能性を持つ霊的存在です。誰に何を言われようと自分の心で限界を作らなければ、この小さな物質世界の地上人生で、乗り越えられないことなど何一つありません。

今日も最後まで希望発見ブログお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,Lani 

参考文献等:シルバーバーチの霊訓(潮文社)、ベールの彼方の生活(潮文社)、インぺレーターの霊訓(潮文社)、これが心霊の世界だ(潮文社)、こころが安らぐ本(大和書房)、こころが満たされる本(大和書房)、私はできる!(サンマーク出版)、すべてうまくいく(角川書店)、人生をもっと幸せに生きるために(河出書房新社)、パワーオブ・ザ・ソウル(JMAアソシエイツ)、コナン ドイルの心霊学(潮文社)、これが死後の世界だ(潮文社)、霊力を呼ぶ本(潮文社)

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