私は十代の頃から洋楽一辺倒で、メタリカやスキッドロウのようなハードロックにはまり、彼らがアメリカから日本を訪れた際は、見逃すことなくライブに通っていましたが、時が流れ今や完全にソフト路線になりました。
今も90年代の洋楽をよく聴きますが、最近は心に沁みる邦楽に出会うと、毎日のように繰り返し聴いています。
何年か前にスーパーで流れていて、思わず人参片手に足を止め、耳をそばだてて聴き入った曲が、熊谷育美(くまがい いくみ)さんの『雲の遥か』という曲です。
誰の何という曲か突き止めるのに時間を要しましたが、その価値はありました。
熊谷育美さんは1985年生まれのシンガーソングライターで、宮城県気仙沼市のご出身です。ホームページを拝見すると、物心がついた時からピアノに触れ、中学生の頃から作曲、2009年にメジャーデビューされています。
大震災の際はかろうじて高台に避難し、避難所での生活を経て、その後は復興のため気仙沼市に住みながら、音楽を通して多くの人々を元気づける活動をされている方です。
今回ご紹介する『雲の遥か』は大震災前日の2011年3月10日に完成した曲です。
いい音楽は、やっぱり誰かと共有したくなります。
というわけで、夢破れても、くじけそうでも、何とか前へ進もうとしている方と是非分かち合いたい曲がこちらです。
どうしたら、こんな素晴らしい歌詞が書けるんでしょう。心の傷がふさがっていくような、そんな感覚を私は覚えます。今日は音楽の余韻を汚さないよう、おしゃべりはやめて、この辺りで失礼します。
今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your soulmate friend,ラニ