<レスポンシブを有効にするコード↓>

希望発見ブログLooking for HOPE 

心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

希望発見ブログLooking for HOPE

霊的真理(スピリチュアリズム)、瞑想、歴史、名言、旅行、子育て、エンタメ、心の癒し。様々な分野から、楽しく楽観的に生きるための希望を見つけ、ご紹介しています。

スポンサーリンク

『葉隠』佐賀発!世界的な武士道の書に学ぶ大切な5つのこと

 ミュージシャンのマイケル ジャクソン(1958-2009)の自宅には愛読書が並べられている本棚があり、そこには1979年に出版された英語版の『葉隠(はがくれ)』があったそうです。
 また、アップル社の設立者として知られるスティーブ ジョブス(1955-2011)の言葉には、武士道に通じるものが多々あることで有名ですが、彼が愛読していた『弓と禅』の著者オイゲン ヘルゲルは『葉隠』に多大な影響を受けた1人です。
  およそ300年前の江戸時代に書かれた本の教えが、今も尚、世界的なアーティストやビジネスパーソンも含め、多くの人々に影響を与えていることは、とても興味深いことです。何故興味深いのかと言うと、『葉隠』はもともと秘密の書だったからです。
 今回は、そんな葉隠の歴史と、素晴らしい教えを5つ抜粋してお伝えします。

f:id:spiritualfriends:20190708153020j:plain

学問の地、佐賀で生まれた『葉隠(はがくれ)』

 幕末に関する歴史小説の中に時々見かける言葉があります。それは『政治は土佐、学問は佐賀』。数えきれないほどの藩がある中で、なぜ佐賀が学問の地として広まったのでしょう。広まったというより、情報が漏れたと言ったほうがいいかもしれません。
 当時の佐賀藩主は鍋島閑叟(かんそう・1815-1871)。10代目藩主の彼は、他藩と違い、決断の際は家老まかせにせず、全部自分が決める独裁者でした。彼は藩内の情報は一切他藩に漏らしてはならない、という厳格な情報統制システムを築き、藩士が他藩の藩士を交わることの一切を禁じ、当時鎖国政策をとっていた日本の中で“二重鎖国状態”にしたのです。
 そんな窮屈そうな藩には、日本一凄まじい教育システムがありました。当時佐賀には弘道館という学校があり、6歳頃になると藩士の子供は入校します。それから10年ほど義務教育が続き、現代の小中学校に当たる課程を修了します。次に大学課程が始まり、25歳くらいまで続きます。
 佐賀藩の学問に対する熱意が凄まじいのは、それぞれの進学テストで不合格になると、先祖代々の家禄の8割を没収されてしまうのです。勉強しなければ、財産の8割を没収されるともなれば、皆死に物狂いで勉強します。
 そんな狂気的な教育システム中、藩士が懸命に勉強した学問の中心が『葉隠』です。
『葉隠』そのものは、その時代よりも100年以上遡った1716年頃、2代目藩主・鍋島光茂の側近として仕えた山本常朝(つねとも・52歳)の談話を、田代陣基(つらもと・33歳)が約7年かけて筆録し、千三百数十の項目、全十一巻からなる書物です。ではその教えを5つだけ見てみましょう。尚、参考文献はこちらです。

葉隠の教え:その一

 人の一生は誠にわずかの事なり。好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、好かぬ事計りして、苦を見て暮らすは愚かなり。
 意味:人間の一生はつかの間のことである。好きなことをして暮らすべきだ。夢のような儚い世の中にあって、好きでないことばかりして、苦を味わって暮らすのは愚かなことである。

 坂本龍馬も「人間、好きな道によって世界を切り拓いていく」と言っていますが、人生50年と言われた時代の言葉だけに、重みがあります。もちろん現代でも大切なことで、好きなこと、夢中になれることを見つけた人は幸せですね。
 心から繰り返しやってくる熱い思い“情熱”がやってきたら、自分をひたすら信じて、情熱に従う勇気を持ちたいものです。

葉隠の教え:その二

 平生にも「さても能く仕たり。ここを一つ働き候へ、曲者かな」と申し候時、身命を惜しまぬものなり。兎角一言が大事なものなり。
 意味:「本当によくできたね。ここはもうひと頑張りだよ。君はできる人だよ」といつも声をかけてあげると、人は一生懸命になるものだ。とにかく、その一言が大事なのである。

 
葉隠の教えがスティーブ ジョブスのみならず、もっと多くの経営者に伝われば、世界中により幸せな社会が広がりそうです。この言葉は親子や友人同士でも重宝します。こんな言葉をかけられて育った子供の心には自尊心が育まれ、小さな頃からたくさんの成功体験を積むことでしょう。

葉隠の教え:その三

 大難大変に逢うても動顚(どうてん)せぬといふは、まだしきなり。大変に逢うては歓喜勇躍して勇み進むべきなり。一関越えたるところなり。
 意味:大きな危機に遭遇した時、動揺しないというだけでは、まだ不十分である。危機に直面しながらもかえってこれを喜びとし、勇んでぶつかっていくべきなのだ。そこに飛躍がある。

 
誰しも生きていれば、つらいことがあります。危機を喜びとするのは、よほどの胆力がいりますが、でも危機を乗り越えた時、人は以前に比べて視野が広がり、より賢く寛大で、強くなった自分に気づきます。「あの出来事があったから今の自分があるんだ」と思えるのです。
 だからこそ、「人生に乗り越えられない試練などない」そう強く自分自身を信じて、人生を歩みたいものです。

f:id:spiritualfriends:20190708143714j:plain

葉隠の教え:その四

 禁句なるを言出したる時、手取早にその趣をいえば、禁句少しも残らず、心屈せざるなり。
 意味:言ってはならないことを言ってしまった時は、早々にその真意を述べれば、その言葉があとに引かず、自分の心も鬱屈することはない。

 とても現実的な教訓ですね。誰だって相手を傷つけるつもりはなくても、真意を取り違えて相手に伝わってしまうことがあります。また「何であの時、あんなことを言ってしまったのだろう」と時計の針を戻したくなるようなことだって起こりえます。
 そんな時は、素直に真意を伝えたり、すぐに謝罪することが大事だということですね。

葉隠の教え:その五

 端的只今の一念より外はこれなく候。一念一念と重ねて一生なり。此処(ここ)に覚え附き候らへば外に忙しき事もなく、求むることもなし。此所の一念を守りて暮らすまでなり。
 意味:今この時、この瞬間の一念の他には何もないのである。「今」この瞬間が積み重なって一生が成っているのだ。このことに気づけば、何もあくせくすることもなく、何も求めることもない。「今」を大切にして暮らせばいい。

 「念」という漢字は「今」「心」と書きます。どんな素晴らしい瞬間も、過去を思いわずらい、未来を心配していては、目の前をただ過ぎ去っていきます。
 20歳の人も80歳の人も、生きることができるのは「今」という瞬間だけ。過去に後悔することがあるなら、そこから学べることを学んだら完全に手放し、あとは未来のことをできるだけ心配しない生き方を心掛けたいですね。

先人からの後世への知恵のバトン

 江戸時代中期の佐賀藩で秘本とされた『葉隠』の教えが“二重鎖国”を経て世界に広まるとは、山本常朝と筆者の田代陣基をはじめ、当時の佐賀藩の人々は思ってもみなかったことでしょう。
 人は何かしら人生のバトンを後世に渡していくのだと思います。先人からそのバトンを受け取った現代を生きる私達は、彼らの知恵に感謝しながら、後世に生きる人達にさらに良い形でバトンを渡せば、よりみんなが暮らしやすい社会になるのだと思います。
 今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
 Your spiritual friend, ラニ

www.spiritualfriends.work  

www.spiritualfriends.work