この記事は、死後の世界の知識を詳しくお伝えすることによって、微力ながら一人でも多くの自殺者を食い止めることを目的としています。 日本では毎年2万人を超える自殺者が出ていることはよく知られています。理由も様々で、人間関係や経済問題、ハラスメント、病気、介護、いじめ、進路、家庭内不和、愛する人との死別、孤独などがあります。年齢、性別を問わず、これだけ多くの人々が毎年自殺をしている社会には、決して目を背けることができない現実があります。 死の瞬間いったい何が起こるのか?そのメカニズムからお伝えします。私達の肉体はオーラと呼ばれる3層のエネルギー体(エーテル体・アストラル体・メンタル体)で覆われています。 死を迎えると、通常は直後に次の世界に進み、愛する人やペットと再会し、病気や怪我とは無縁の霊体を持ち、時間のない世界で、やりたいことを何でもできる喜びに満ち溢れます。 天国は個々の霊的成長レベル(魂の中の善性)によって多くの界層にわかれています。遥か上層界を除いて、ほとんどがこの世の他界者で構成されています。そこは恐怖の世界ではなく愛の世界です。 人生はとても貴重で、この世に生まれてきたこと自体が勇者の証であり、生きていることが奇跡の連続です。私達は皆、霊的につながっていて、かけがいのない仲間です。 【この記事は2020年12月31日に加筆致しました。コロナ渦で大変つらい状況に置かれている方が多いと思います。どうかどうかご自愛なさって下さい。この文章をお読みになっている全ての方の心に癒しと愛が届きますように】 参考文献等:シルバーバーチの霊訓、霊性進化の道(グレース クック)、私の霊界紀行(F・C・スカルソープ)、私は霊力の証を見た(M・H・テスター)、Hay House Radio:Hay House Radio - Radio For Your Soul(John Holland:Spirit Connection,James Van Praagh:Taking to Spirit)
自殺については様々な要因、動機があり、一言に善悪では論じられない部分があるのは十分承知の上、一言一句に責任を持ち、できるだけ丁寧に書いてまいります。皆様の受け入れられる範囲で、お読みいただけたらと思います。尚、当ブログはいかなる宗教とも一切関わりがありません。
自殺者の深い後悔
「もう死んでしまいたい」「生きていても意味がない」と絶望の淵に立たされることは、人生の中で、ほとんどの人が経験することではないでしょうか。自殺は決して他人ごとではなく、その境地に至ることは、誰にでも起こりうることです。
私は個人的に10年以上、人は死んだらどうなるのか、ということを既存の宗教とは離れた立場から探求してきました。自ら命を絶った人のメッセージにもたくさん触れてきました。
結論から申し上げると、自殺した人はこの世でいかなる苦しみや悩みがあったとしても、自分がした行為を1人の例外もなく非常に深く後悔しています。「死んでよかった」と思う人は誰1人としていません。
次に、実際に死を迎えた瞬間に何が起こるのか詳しいメカニズムをお伝えし、決して自ら死を選ぶべきではない理由を続けてお伝えします。死のメカニズムと命の紐・シルバーコード
肉体の機能が停止し、「死」の瞬間を迎えると、この3層のうち、エーテル体のみを脱ぎ捨て、霊体(残りの2層)になります。霊体は現在の肉体と全く同じような形をしていて、この体で次の世界に進みます。
この世にいる間は、私達の霊体と肉体はシルバーコード(またはエーテルコード)という銀色の紐のようなものでつながっているのですが、肉体の死を迎えるとすぐにシルバーコードがプチっと切れます。これはとても自然な現象で、一旦シルバーコードが切れると、二度と霊体は肉体に戻ることができません。臨死体験をした方が、また肉体に戻ってこられたのは、シルバーコードがまだつながっていたためです。
シルバーコードが切れる時期は、生まれる前からほぼ決まっています。私達は予め何年間この世で暮らすのか、計画しているからです。
「自殺」は誰一人としてこの計画の中に組み込まれていません。自殺するように運命づけられている人は一人もいないのです。まだ地上との霊的な絆が残っているにも関わらず自ら人生を放棄してしまうと、霊体に無理が生じ、通常スムーズに次の世界へ進めなくなってしまいます。
中には死んだらすべてから解放されると思い、苦しみのあまり自ら命を絶つことを選ぶ方もいらっしゃることでしょう。でも、死を迎えるのはあくまでも肉体だけであり、魂は生き続けます。肉体とそっくりの霊体があり、そのままの個性を携えた意識もあります。次に、自殺した方の深い後悔についてお伝えします。生きてこそ
しかし、自ら死を選ぶと話は別です。肉体の死の直後、そばに変わり果てた自分の姿を眺め、まだ自分が生きている(意識も霊体もある)ことに気づきます。体が非常に重く感じ、パニックに陥ったり泣き叫ぶ人もいます。
中には自分の体に戻ろうと試みる人もいます。しかしすでにシルバーコードが切れているので、もう戻れません。“あの世”にも行けず、“この世”にも戻れず、中間領域で立ち往生してしまいます。
もう一つ、重大な霊的真実は、霊体は自らの思念が色濃く反映されるということです。自殺した方は、事の重大さに気づき、すぐに深い後悔の相念のオーラに包まれます。そして、取り返しのつかないことをしてしまったことを悟ります。
この時、自分が命を絶った時の光景を何度も繰り返し思い出す人もいます。深い後悔はそれだけにとどまりません。今度は家族や友人の嘆きや悲しみを全て受け取ります。自殺で家族を失った人は、他に何かできたのではないか、それは自分のせいではないかと、長い間、深い罪悪感と喪失感に苦しみます。死後の世界は思念をやりとりする世界なので、その強烈な思いを、自殺した人は受け取るのです。
自ら死を選んで、わずかでも楽になることがない、というのが現実です。命はとても神聖なもので、当然誰かの命を奪ってはいけませんが、自分の命を奪うことは、必ずその霊的責任をとることになります。
多くの場合、いつかもう一度生まれ変わって同じような局面を経験することになります。人生に疲れ切り、耐えがたい苦しみを経験された方が、死後も尚、このような苦しみを感じると思うと、私は胸が張り裂けそうな気持ちになります。どのような状況でも「死んだ方がまし」ではありません。生きているほうがずっとましです。
次に、自殺した方への救いとこの世にいる私達ができることをお伝えします。家族や友人に自殺した人がいる場合に、祈る時に大切なこと
天国には自殺をして行き場を失った人達を、救う活動をしている愛情深い人がたくさんいます。助け出された自殺者の中には病院のようなところに連れて行かれ、癒しのプロセスを必要としたり、指導的な役割を果たす霊から自己愛のレッスンを受けます。
また、自殺した方にとって、最も大きな癒しとなるのが、地上にいる家族や友人からの祈りです。それらが深い後悔の想念から抜け出す手助けとなります。
祈る時、もうこの世にとどまる必要がないこと、この世に戻ろうとしないこと、完全に許してあげること、心から愛していること。そういった気持ちを念ずることがとても大切です。
すると亡くなった人は、自分が置かれた状況を理解します。自殺した人は、次の世界に進んでも、深い後悔の念がなかなか消えることはありません。最も大切にするべき自分の命に対し、重大な過ちを犯してしまったと悔やみます。
また、自分のことを想い悔やみ続けてくれている家族や友人に対しても、申し訳なさでいっぱいになり、心から許しを求めるのです。だからこそ、この世にいる人からの祈りは大変特別な意味を持ちます。愛を伝えるのに、決して遅すぎることはありません。つらい時こそ、自分を大切に
誰が何と言おうと、どう評価されようと、世界中のどんな高級品や歴史的建造物よりも、命は尊いものです。自分の命、心、体を大切にすることは、何よりも優先されるべきことです。
この世の人生は深い霧の中を手探りで進むようなもので、誰にでも困難は訪れます。でも、深い霧の中で試練を乗り越えることで、私達はより思いやり深く、強い人間になることができます。弱い人間だからそうなったのではなく、強い資質を持つ人間だからこそ、試練は訪れます。
霧の素晴らしさは、必ず晴れるということです。そして人生の真実とは低く沈んだ人ほど高く登ることができ、素晴らしい景色を必ず見ることができます。つらい時こそ、自分をとことん大切にしましょう。そして、大丈夫、必ず状況は良くなる。良いことだけがやってくると心から信じましょう。
今日も最後まで希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend, ラニ