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心を癒す旅 ~もっと楽しく、もっと気楽に。

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霊的真理(スピリチュアリズム)、瞑想、歴史、名言、旅行、子育て、エンタメ、心の癒し。様々な分野から、楽しく楽観的に生きるための希望を見つけ、ご紹介しています。

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『孫子』戦わずして勝つ!必勝のための3つの極意

『戦いに必勝があるとすれば、敵に先に攻めさせておき、こちらが立つ。そのことは古代から言われている必勝法なのである。現代に酔っている人々は古代の知恵をつい忘れがちになる。現代にあって古言や古事を学ぶことは知識を豊かにする以上に己の至らなさを知ることになり、むしろ学問の神髄はそこにある』

『孫子』それは2500年間読まれ続ける最高の人間学

 上の言葉は中国史小説で著名な宮城谷昌光さんの著書『楽毅』から引用したものです。中国は領土が広大な上、その中で多くの国が乱立し、長い間戦いにあけくれてきました。
 だからこそ、非常に厳しい世の中を生き残るための極上の知恵ができあがります。どうしたら小さな国が生き残れるのか。どうしたら権現術数うずめく人間関係の中、我が人生を輝かせられるのか。
  『孫子』という人物は名前を武といいます。この孫武さん、およそ2500前の中国に生きた兵法家です。
 当時、孫武さんのような兵法家が書いた兵法書は他にもありましたが、この『孫子』だけはいくつもの時代と国境を越えて生き残り、現代では多くの経営者やビジネスパーソンの愛読書となっています。
 また、かつてイラク戦争の時だったか、世界最強の軍隊を誇るアメリカ軍のスポークスマンが作戦について記者から尋ねられた時、「孫子では・・・と言っていて」と孫子の名前を出していました。アメリカ軍は孫子の兵法を作戦に取り入れていたのです。
  なぜ、『孫子』はこれほどまでに根強い人気を誇り、幅広い分野に応用され読まれ続けているのでしょう。それは孫子に、時代や人種など全てを超越するすばらしい人間学があるからです。
 弱い立場の人、組織、国がこれからの時代にどのように生き残っていけばいいのか。一緒に2500年前の古典をひも解いてみましょう。
 尚、参考文献はこちらです。

当たって砕けちゃダメ!『百戦百勝は善の善なるものにあらず』 

 『孫子』の根幹とも言えるこの言葉には、百回戦って百回勝ったとしても、褒められない。もっと望むべきは、戦わないで相手を屈服させることだ、という意味があります。武力を使って戦いを望んでも、結局味方にも損害がでます。だからできるだけ知恵を絞り、相手を内部崩壊させてしまえば、勝つことが容易になります。
 日本の戦国時代にもこの戦法が流行りました。土木工事が得意だった豊臣秀吉は、川の流れを変えて敵の城を水攻めにし、戦わずして降伏させたり、敵方の陣地に「味方に裏切りが出たぞ」と噂を流し、敵をパニック状態にさせて、労せずして勝ちました。
  この言葉は、『当たって砕けろ』のような根性論を好みがちな日本人にとって、冷静さを与えてくれます。策略というとあまりいい響きはありませんが、人生にはいくつもの勝負の場があり、誰の人生にも大きな決断を伴う戦いがあります。
 そんな時、いかに戦わずして勝つのか。冷静になって緻密な作戦を立て、当たって砕けない方法で勝ちにいけば、勝利が自分のものになる確率が高まります。
 このように、孫子の言葉には人間の心に対してとても深い洞察力があり、あらゆる人間関係において応用可能な戒めの意味が込められています。
 勝負する時は決して血気に流行ってはならないという、当たり前のようで忘れがちなことを、心にとどめておきたいものです。『孫子』が経営者など組織のリーダーに愛されるのもうなずけます。

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やめる勇気『算多きは勝ち、算少なきは勝たず。しかるをいわんや算なきに於(お)いておや』

 この言葉も『孫子』の代表的な言葉です。勝算が多いほうが勝ち、少ない方が負ける。まして勝算のない戦いは勝てるはずがない、という意味で、勝てる見込みがないなら最初から戦うな、と言っています。
  個人でも組織でも、私達は何かにつけ、始めてみることは簡単です。GOサインは誰にでも出せます。でも、明らかに勝算が見込めないと分かった時、そこから撤退できる勇気を持つことが大切です。
 孫子を熟読している経営者や組織のリーダーの心には、「勝算なきは戦うなかれ」という形で、この言葉が必ず浸透しているはずです。
  孫子に大きな影響を受け、徹底的に研究したことで無敵と言われた戦国武将がいます。武田信玄です。その強さはあの織田信長や徳川家康に恐れられたほど。
 実際、信長が武田軍に歯向かったのは信玄の死後であり、家康は三方ヶ原の戦い(1572年)で信玄に惨敗しています。
  信玄は最初、無用の戦いを避け、家康の領土を素通りしようとしました。それに怒った家康が打って出てきたところを、叩きのめしました。家康は最初から歯が立たないとわかっていたにも関わらず、家臣の忠言を無視して信玄への出撃を命じたのでした。
  武田家滅亡後、徳川家康は武田家の武将をたくさん召し抱え、武田家の軍法を徳川家に取り入れました。
 彼は武田信玄に負けた時、命からがらたった一騎で戦場から抜け出しました。それは家康の人生で最大の危機であり、恐怖だったといいます。その後家康が、
「勝算がない場合は絶対に戦わない」を胸に刻み、その後負けない戦を続け、ついに天下を取って江戸幕府を開いたことを思うと、『孫子』を極めた武田信玄から学んだことは正解でした。 

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人を追いつめるのは禁物『窮寇(きゅうこう)には迫るなかれ』

窮寇(きゅうこう)とは、追いつめた敵という意味で、追いつめた敵は、攻めてはならないと言っています。この言葉にはもう一つ付随する『囲師(いし)は必ずかく』(包囲した敵は必ず逃げ道をあけておけ)という言葉があります。
『孫子』に学んだ日本の戦国武将がこのことを活用し、城攻めをする際、完全包囲するのではなく、必ず1か所逃げ道を作っておいて、敵が死に物狂いで反撃することを未然に防ぎ、やがてそれが常識になりました。
  この教えは、現代でも人間関係に応用できます。いくら相手が悪いと思っても猛烈果敢に追いつめれば、相手の心には恨みが芽生え、いつか思いもよらぬ手で反撃されるかもしれません。
 いまやクレーム社会の日本ですが、どんな人にも敬意を持ち、常に言われた相手の気持ちまでしっかり考えて意見を言う姿勢を持ちたいものです。
 これは親が子を叱る時、上司が部下を注意する時などにも大切で、必ず言葉を伝えた相手が、立ち上がりやすい心の状態になるよう、“逃げ道”を用意する必要があります。
 それをしない上司が部下を追いつめ、休職に追い込まれている人が全国にたくさんいるだけに、経営者の皆さんは、『孫子』を社員にプレゼントしたほうが、大きな利益となって返ってくるかもしれませんね。 
 文字数が多くなってきたので、今回は『戦わずして勝つ』『勝算なきは戦わず』『どんな相手にも逃げ道を用意する』の3つにとどめたいと思います。
 維新史の奇跡とも呼ばれた坂本龍馬の言葉にも、『孫子』が含まれていて、続きも考えています。
 もう一度、宮城谷昌光さんの中国史小説(孟嘗君)の言葉をおかりして、おしまいにします。
『希望は星の光のように小さくて遠いものです。希望をいただくものは常に顔を上げ、暗く長い夜にその光を見続けることです。うつむいた者に、その光は決して見えない』
 
 今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。心から感謝しています。
 Your spiritual friend, ラニ

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