今日は、川上 ミネさんの『道』という曲をご紹介します。この曲は、私にとってとても大切な曲で、よく聴いています。よろしければ、最初に聴いてみて下さい。2分ほどの曲です。
道 (猫のしっぽ カエルの手~京都大原ベニシアの手づくり暮らし~挿入曲)
川上 ミネさんの『道』に助けられて
先日、当ブログのヘッダーの画像を変えました。オリジナリティを出したいと思っていたので思いきったのですが、それまではVenetiaというテーマを使っていました。Venetiaというのは、ベネシア スタンリー スミス(Venetia Stanley-Smith)さんのファーストネームで、ヘッダーの画像は、京都・大原にあるベニシアさんのご自宅のお庭でした。
ベニシアさんはそこで数々のハーブを育てたり、そのハーブを使って石鹸を作ったり、料理をしたりして、自然と密接した暮らしをされています。その様子をNHKの教育テレビ『猫のしっぽ カエルの手』という番組で公開していて、私はその番組をよく見ては、ハーブのことや植物のことなどを学んでいました。
面白いな、と思うのは、イギリスの貴族の家庭で生まれ育ったベニシアさんが、京都・大原の雄大な自然に囲まれた環境の中、日本の古民家に住んでいることです。
古いものに価値を見いだし、日本の伝統と自然を愛し、ゆったりとした暮らしをしている様子は、心を和ませてくれます。なんて心の豊かな方なんだろうと、尊敬の念を覚えます。
ブログを開始時、テーマを決める際、普段テレビで見ていたベニシアさんのお庭が目に飛び込んできて、「これだ!」と即決しました。
番組の途中で胸を打つような詩的なベニシアさんの言葉が流れるのですが、その時の挿入歌として使われているのが、最初にご紹介した川上 ミネさんの『道』という曲です。
大好きな曲で、ブログを始めて以来、ヘッダー画像のベニシアさんのお庭を眺めては毎回番組内で流れていたこの曲がよく頭の中を駆け巡っていました。
実際に聞きながら執筆することも何度もありました。雑念が振り払われ、とても心が落ち着くからです。すると、書く手もおのずと進みます。『道』に何度も助けられました。
私にとってブログは、これまで歩んできた道で学んだことの数々をお伝えする場所でもありますが、川上さんの『道』は、あらゆる過去の傷を優しく癒し、力強く今日の一歩を踏み出す勇気をくれます。
ベニシアさんが『山に登らねば平野は望めない』とおっしゃっていました。
今、人生でどんな道を歩んでいても、たとえその道がいかに険しい上り坂でも、あきらめずに登り続ければ、見える景色は、今は想像もつかないほど美しいものなのでしょう。
ピアニスト・川上 ミネさんのご活躍を祈って
ピアニストの川上 ミネさんは愛知県のご出身で、京都とスペインを拠点に活動をし、2005年から毎年9月に、京都・清水寺でリサイタルを開催しています。
以前その時の様子が番組内で流され、ベニシアさんも出席していらっしゃいました。是非一度行ってみたいです。生で『道』を聴いたら泣いてしまうかも。
川上さんの曲は、日本やヨーロッパのホテルや病院のBGMとしても使用されているそうです。
一瞬にして人の心に安らぎと癒しを与える川上さんの今後のご活躍を、心から願わずにはいられません。
いつもはブログ内でたくさんおしゃべりをしていますが、今日は手をとめて、川上さんの奇跡のような音楽に心を委ねたいと思います。
次の動画(約4分)は『道』、『コルドバの午後』『アンジェラ』が入っています。お時間のある方は是非。ない方も是非。下に映っているのが川上 ミネさんです。
川上ミネ | Nostalghia~Kiyomizu~ (道~コルドバの午後~アンジェラ Official Audio Previews)
人生は舞台稽古ではなく、美しく生きる機会
おしまいに、ベニシア スタンリー スミスさんの言葉を番組内からご紹介致します。
太陽は毎日みんなのために輝き、驚くほど美しい日の出と夕映えを見せてくれます。
なのに、果てしない考え事で空を曇らせてしまっています。
だからせめて時々、考えることをやめて思い出しましょう。
人生は舞台稽古ではなく、美しく生きる機会なのだと。
今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend,ラニ