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感動の絵画!2019大阪・フェルメール展

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 現存するフェルメール作品37点中、6点が大阪に

 2月16日から始まった大阪市立美術館で行われている、フェルメール展に行ってきました。大阪市立美術館は、周囲に天王寺動物園通天閣四天王寺あべのハルカスなどがある、大阪市天王寺区にあります。フェルメール展の入場料は大人1800円(高校生1500、中学生以下無料)で、オプションで女優石原さとみさんの音声ガイドを入口で600円でかりられます。
 「混むのは避けたいから時間を作って週中の朝一番で」と思って行ってみたところ、同じことを考えている人はいるもので、開館時間(9時30分)の5分前に到着し、100人ほどが列をなしていました。上の写真はその時入口ゲート前で撮ったものです。中は撮影禁止です。
 100人といっても、中に入れば全く気にならず、ゆっくり見れました。
 美術館で、『現存しているフェルメールの作品は35点ほど』と目にしました。『ほど』と言葉をあいまいにしてあるのは、アメリカ、ニュージャージー州にある『聖プラクセディス』という作品が常時公開されておらず、『ヴァージナルの前に座る女』という作品が個人所有のためのようです。本当は37点ということになりますが、ボストンの美術館に展示されていた『合奏』は1990年に盗難にあい、現在も見つかっていません。
  全37点のうち、2019大阪フェルメール展で出展されているフェルメールの作品は以下の6点です。
『マルタとマリアの家のキリスト』(1654~55年頃)スコットランド ナショナル ギャラリー
『取り持ち女』(1656年)ドイツ・ドレスデン国立絵画館
リュート調弦する女』(1664年頃)アメリカ・メトロポリタン美術館
『手紙を書く女』(1665年頃)ワシントン・ナショナルギャラリー
『恋文』(1669年~70年頃)アムステルダム国立美術館
『手紙を書く婦人と召使い』(1670年頃)アイルランドナショナルギャラリー
 
 絵画の魅力を再発見した『2019大阪・フェルメール展』の簡単な概要を、感想を交えつつご紹介します。

[ V ] Jan (Johannes) Vermeer - Girl Reading a Letter by an Open Window (1659)

フェルメール作、窓辺で手紙を読む女*1657年頃)

 6つのテーマから成る大阪・フェルメール

  フェルメールの作品6点があるのは出口付近で、それまでは同時代の画家の作品が楽しめます。館内は第1章から第6章までテーマ別にわかれています。

第1章:肖像画(7点)
  中に入るといきなり肖像画が出迎えてくれます。肌の質感まで伝わってくるリアルな肖像画の数々。17世紀にオランダで生きた人々と目を合わせ、声をかけられているような不思議な感覚を味わいました。日本にも当時の人々を描いた油彩画があったらどれだけ良かっただろうと思いました。
第2章:神話画と宗教画(6点)
 宗教画は聖書の世界を表しています。当時、画家として世間に認められるには、まず宗教画で認められる必要があったそうで、フェルメールもキャリアの初期に宗教画を描いています。
第3章:風景画(10点)
 中でも海景画に目を引かれました。当時の捕鯨の様子などが描かれています。本当にすごいと思ったのは、湿気などの大気まで見事に描かれていることです。画家の自然観察力は驚異的です。
第4章:静物画(3点)
 魚やウサギ、書物、リュートという楽器まで描かれていました。本の肌触りまで伝わってきます。
第5章:風俗画(13点)
 風俗画は、17世紀に暮らしたオランダの人々の日常が描かれいて、とても興味をそそられます。『本を読む老女』では、シワの1本1本まで丁寧に描かれ、以前オードリー ヘップバーンの記事でシワのことを書いた私は、この女性はどんな人生を送ってきたのだろうと思い巡らしました。他にもお酒を楽しむ男性や物思いにふける女性の絵もありました。
 とても印象に残った絵がありました。ハブリエル メツーという方の手紙をテーマにした2つの作品です。左側は『手紙を書く男』、右側は『手紙を読む女』。2つの絵で1つのストーリーを成しています。さらにすごいのが、『手紙を読む女』の作中、手紙を読む女性の後ろに、荒波狂う海の絵画が壁にかけられていました。フェルメールに影響を受けたメツーは、絵の中に絵を描くという『画中画』を用い、荒波の海を絵の中に描くことによって、2人に訪れる恋の苦難を表しているのです。何てすごい構図なのだろうと、素人ながら絵画の奥深さに感動しました。
第6章:フェルメール(6点)
 ヨハネス フェルメール(1632-1675)が生きた17世紀のオランダは、貿易によって莫大な富を得て世界で最も豊かな国でした。『真珠の耳飾りの少女』に代表されるように、フェルメールと言えば、青色や黄色が特徴です。青は宝石のラピスラズリを粉末にしたもので、とても高価なもの。でも、当時オランダはバブル絶頂期にあり、日常生活を描いた風俗画が人気があり、注文が絶えなかったそうです。フェルメールはいい時代に生きたなと思いましたが、子供が10人以上いて、こだわりの青色はとても高額なため、家計は非常に苦しかったようです。

時空を越えて伝わる感動

 今回のフェルメール展にリュート調弦する女』という作品がありました。フェルメールの作品の中には12点に楽器が登場し、6点に手紙が登場します。 この絵画展でも、当時の人は恋の手段として楽器の練習をしたり、手紙を書いていたという日常的な恋模様が絵画に描写されていて、とても興味深かったです。この作品を見つめていると、本当に音まで聞こえてきそうでした。

 フェルメール展を通して、肖像画からはその人の心を、静止画からは肌触りを、海景画からは大気を、風俗画からは日常を、絃楽器の絵からは音を感じ、五感やそれを越えた感覚が直に心に伝わってくる絵画のすごさを、しみじみと感じました。
 
 17世紀にオランダで描かれた絵画から伝わる感動を、21世紀の日本で味わえるありがたさ。画家は人間の日常や自然をとても深く観察し、その素晴らしさを時空を越えて伝える達人なのだと思いました。そんな心弾むフェルメール展でした。

アクセス等、詳しい情報はホームページで。

TOPページ | フェルメール展 Osaka

 

今回の記事の参考文献はこちらです。

フェルメールへの招待

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend, ラニ

 

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