瞑想には様々な方法がありますが、今回はその中でも最も簡単な歩きながらする瞑想、『ウォーキング メディテーション』の方法をお伝えします。とっても簡単で、通常の瞑想と同様に大変リラックス効果のある瞑想方法です。是非、最後までお読みいただき、試してみて下さい。
つらい時こそ『瞑想』があなたの味方になる
私達は、無意識のうちに頭の中でおしゃべりして、心配ごとがたえないことがあります。１つのことを考えて不安になり、また１つと、浜辺に押し寄せる波のように、次々と不安が押し寄せ、頭も心もフル稼働しています。
心が疲れると、いざ何かをやろうとしても集中できず、起こったことを悔やみ続け、明日のことを心配し続けてしまいます。そして、そのまま毎日を過ごすと、ネガティブな思考の渦にはまってしまい、体調まで崩し抜け出すのが大変です。
そんな時、私達の体内からストレスの伝達物質の生成を遮断し、自律神経を整え、大きなリラックス効果を与えてくれるのが『瞑想』です。
瞑想は通常、全身をリラックスさせて、鼻から息を大きくすって口から吐く、という動作を１５分ほどすると大きな効果が得られますが、時間がなかなか取れない人も多いかと思います。
そんな時は歩きながら瞑想して、わずかな間でも不安を心から完全に追い出して、意識的に、心の状態を整えてみて下さい。
心の健康は体の健康に直結していて、わずかでも心に静粛が訪れることで、体調をも整えることができます。では、簡単にできるウォーキング メディテーションの方法をご紹介します。
本当に簡単！ウォーキング メディテーションのやり方
歩く時に、一歩ずつ足を出すごとに、心の中で１から１０まで数えます。
１０までいったら、逆に１０から１まで数えます。
１に戻ったら、また１０まで数えながら歩きます。
足の裏の感触を感じながらしてみて下さい。
これだけです。
毎日少しずつ、心を休ませよう
なぜ、この方法に効果があるかと言うと、一歩一歩足を地面に着地させる時に、足の裏の感覚に集中できるからです。まさに瞑想の極意である『１つのことに深く集中する』ことができます。その間、不安や心配など、あなたの心を蝕む感情は、侵入することはできません。
人によって、１分続けることが心地良く感じたり、あるいはもっとしたくなるかもしれません。自分が心地良さを感じる程度で試してみて下さい。
ほんのわずかな時間でも、心身を蝕むストレスの伝達物質を、瞑想により完全に止めてしまうことで、体も心もずっと楽になります。心配を心配のままにせず、後悔を後悔のままにせず、怒りを怒りのままにしないよう、１日の始まりや終わりに、下をうつむきがちな時は特に、試していただけたらと思います。
とても簡単なように思えますが、簡単でないと長続きしませんし、逆にストレスになります。ウォーキング メディテーションは、大変リラックス効果のある瞑想方法です。
心をしっかり休ませてこそ、心に希望が宿る
世界中にそっぽを向かれたような孤独感、もう立ち直る術が全く見つからないような絶望的な心境に陥ることは、多くの人が経験することだと思います。
そんな時、自分の心をしっかり休ませてあげる時間を毎日少しずつでも持つことで、自分の内側から、自分でも信じられないほど、驚くべき力が湧いてきます。
死にたくなるほどの絶望感だったのに、目の前の景色がふと明るく感じるのです。でもそれは、自分を大切にし、しっかり心を休ませればこそだと思います。
「ああ、あの時は本当につらかったけど、あのつらさがあったから、思いやり深い人間になれた。より賢く、より大きな視点から人生を眺められるようになった。人生で、本当は何が大切か、やっとわかるようになった。だからもう絶対に後悔しない。昔描いた未来とは全く違う今だけど、何一つ無駄ではなかったと言いきれる。
これでよかったんだ。今の自分が昔の自分より、ずっと好きだ。だから、これからはもっと自分のことを大切にしよう。自分と同じように、つらい思いをしている人がいたら、必ず手を差し伸べよう。その人に、君は決して１人ではないと伝えよう」
いつの日か、つらい思いを経験した全ての人に、そうやって思える日が必ずくると信じています。
大丈夫です。心を休ませれば、必ず状況は良くなります。
今日も希望発見ブログをお読みいただき、ありがとうございました。
Your spiritual friend, ラニ
【この記事は２０１９年６月８日に、加筆・修正致しました】
